他の人が一生懸命に仕事をしているのに、
のほほんと過ごしている同僚を見て平気な人はいません。
でも同僚であるあなたが注意すると角が立ちます。
仕方なく上司に注意してくれるようお願いしてみても、
注意をしないケースも少なくありません。
これでは真面目に働いている私たちがバカみたいです。
それにしてもなぜ上司は仕事をしない人に注意をしないのでしょうか。
今回は
「仕事をしない人に直接注意をしない上司の心理と上司への対処法」
についてご紹介しますね。
目次 関連
仕事をしない同僚を上司に報告しても注意してくれない‥
見るに見かねて仕事をしない同僚のことを報告したのに、
上司の対応が次のようだったら萎えます。
・話を聞くだけ
せっかく報告したのに「〇〇くんにも困ったねえ」と言われたらガックリします。
まるで他人事です。
そして上司は何事もなかったかのように仕事に戻ります。
・かばう
「〇〇くんにもいいところはあるから」と、仕事をしない人をかばう上司もいます。
仕事をしない人のフォローは求めていません。
むしろ頑張っている私たちのフォローをしてほしいです。
・無言でスルー
報告などなかったかのように、無言でスルーするという上司もいます。
挙句の果てに「この件は終わりました」みたいな態度でそっと去っていくのです。
上司に対して不信感が湧き、二度と報告する気力がなくなります。
仕事をしない人を注意しない上司がいることで会社に及ぼす悪影響
上司が仕事をしない人に注意しないことで、
会社には以下の3ステップで悪影響が出ます。
・社員のモチベーションが下がる
仕事をしないヤツと頑張っている自分の給料は同じです。
また仕事をしなくても特にペナルティがないとなれば、当然社員のモチベーションが下がります。
生産性が低くなって、会社の業績が下がります。
・優秀な人が辞める
仕事をしない人に注意をしない上司がいる会社では、優秀な人から辞めていきます。
こんな低レベルの会社にいる価値がないからです。
優秀な人がいなくなることで、仕事の質が落ちて社会的信用もなくなります。
・人手不足になる
いずれ普通レベルの社員も、会社を見限って辞めていきます。
たとえ新しい人が入社しても、また同じように辞めていくことの繰り返しです。
そのため慢性的な人手不足になり、業務を縮小することになるでしょう。
仕事をしない人に直接注意をしない上司の特徴
直接注意をしない上司は3パターン存在します。
・一見優しくていい人
いつも穏やかで怒ったことのないような上司が、
仕事をしない人に直接注意しない確率は高いです。
周りがなんとかしてくれることを期待している、実はずるいタイプなのです。
仕事への厳しさがなく、注意すると人が離れていくと考えています。
・仕事優先
自分の仕事の成果を上げることばかり考えている上司は直接注意しません。
上司という役職に就いていますが、指導やマネジメントをしたくないのです。
そんなことをしても自身の利益にならないからです。
・自分でやってしまう
直接注意して角が立つくらいなら、自分でやってしまおうと考える上司がいます。
上司の、そのまた上司からうまくやっていると思われたいからです。
その場しのぎのやり方は、近いうちに破綻します。
仕事をしない人に直接注意をしない上司の心理
仕事をしない人に直接注意をしない上司の本音は以下の3つです。
・悪者になりたくない
「優しくてみんなから好かれるいい人」だと思われたいのです。
要するにただの甘ったれです。
基本、上司は煙たがられる存在でいなければいけません。
上司になる資格も覚悟もない人が上司になってしまったと言えます。
・注意が面倒くさい
「今のままでも仕事が回っているからいいでしょ」くらいに考えています。
自分の仕事を増やしたくないのです。
一生懸命に仕事をしている私たちの努力と気持ちに目を向けることはありません。
・辞められたくない
上司は「注意したことで辞められるのではないか」と考えて注意しません。
辞められると会社から責任が問われるからです。
そのため仕事をしなくても目をつぶるのです。おかしな話ですけどね。
仕事をしない同僚に注意をしない上司の対処法
仕事をしない同僚に注意をしない上司対処法を3つご紹介します。
なお「さらに上の上司に報告する」という対処法は、
直属の上司との関係がこじれるリスクが高いので除外しています。
・諦める
仕事をしない同僚も、それを注意しない上司も変わることはありません。
諦めて自分の仕事に集中したほうが精神的に安定します。
イライラするだけ時間の無駄です。
・仕事を振られても拒否
仕事をしない人の分をあなたにやらせようとしても、断固拒否してください。
上司は「そんなこと言わないで」と下手に出てくるでしょうが、相手にしてはいけません。
すべて上司の責任です。
・転職
ロクに注意もできない低レベル上司の下で働くくらいなら、転職したほうがいいです。
たとえ異動しても、会社の体質次第ではまた同じような上司にあたる可能性があります。
あのとき辞めておけば…という後悔だけはしたくないものです。
まとめ
仕事をしない人に注意をしない上司は、上司としての資質がありません。
注意をしなければ他の社員のやる気がなくなるだけでなく、
退職者が増えるなど会社にとって重大な悪影響が出ます。
そんな人を上司にした会社にも問題があると言えるでしょう。
消極的な対処法になりますが、
あなたがどこまで割り切って仕事をできるかという話になります。
もし耐えられそうにないなら、転職を検討してはいかがでしょうか。
仕事をしない同僚と注意をしない上司にイライラすることなく
働ける環境を、ぜひ手に入れてくださいね。