会社から辞めてくれと言われたときの対処法まとめ!会社からクビと言われた、遠回しに辞めてほしいと言われた時の対処法をご紹介します。





会社から「辞めてくれ」と言われたら、あなたはどうしますか?

まずビックリしますしショックも受けるでしょう。

頭の中は真っ白になって、どうしたらいいのかわかりません。

でもまるで上司からの指示を受けるように

つい「わかりました」と答えてしまわないでしょうか。

また遠回しに辞めてほしいと言われるケースもあります。

「自分はこの会社に必要ないの?」と落ち込んでしまいますよね。

今回の記事はそんな突然の解雇や退職を会社から

突きつけられたときどう行動すればいいのか?

そして遠回しに退職を匂わせてきた場合に

やっておくべきことをまとめてみました。






もし会社から辞めてくれと言われたら最初の時点で返事はしないでください


会社から「辞めてくれ」と言われたとき

反射的に「わかりました」と絶対に言わないでください。

なぜなら会社が言う「辞めてくれ」には2つのケースがあるからです。

1. 解雇

私たちが真っ先に想像するのがこちらの「解雇」です。

解雇は基本的に会社側から一方的に辞めさせられることです。

そもそも同意してもしなくても

辞めさせられることに変わりないので返事は不要です。

2. 退職勧奨

字を見てわかるように「退職をオススメ」されることです。

この場合ですと労働者の同意が必要となります。

覚えておいてほしいのは、これはあくまで会社側が

「どうですか?」と聞いている状態だということです。

そのオススメに同意する義務はありません。

あなたには生活があるからです。

もし「辞めてくれ」と会社から言われたときは

「考えさせてください」と答えて返事を保留してください。





会社からクビと言われたら最初に確認をしておくこと


最初に確認してほしいのは「解雇か退職勧奨か」ということです。

まずどちらなのか聞いてみて

もし解雇の場合は「解雇通知書」を必ずもらいましょう。

この解雇通知書には

・解雇の日

・解雇の理由

が記載されています。

解雇はほとんどのケースで「30日前」に労働者に伝えないといけないのです。

たとえば通知してから20日で辞めさせるときは

30日に足りない10日分の賃金を支給する決まりがあります。

さらに解雇の理由は労働者にとってはもっとも知りたいところです。

書かれてある理由に心当たりがあればまだ納得できますが

そうでない場合は「不当解雇」ということになります。

理由に納得できない場合は会社に伝えましょう。

会社が交渉に応じる余地がなければ

弁護士や法テラスに相談することをおススメします。





会社から遠回しに辞めてほしいと言われたときの対応方法


一番いやらしいのがこの「遠回しに退職を迫られるケース」です。

「キミはこの仕事に向いていない」とか

「他にもっといい仕事があるよ」とか辞めさせる方向へと話を向けてくるのです。

あなたに辞める意思がないのでしたら無視してください。

思い悩む必要はありません。

そうは言ってもことあるごとに

遠回しに言われ続けるのも精神的にしんどいですよね。

この場合は思いきって「なぜそういう話をするのでしょうか」と聞いてみましょう。

もちろん最初から理由を話してもらえないでしょうが

何回かやりとりするうちに「実は…」と理由を聞けるかもしれないからです。

その理由が自分の能力不足や至らなさであった場合は改善するように努めます。

しかしその理由が理不尽ならば、辞めることはありません。

ただ遠回しに退職をちらつかせてくる会社にずっといたいのか?

自分に問いかけてみてください。





会社が「自己都合で会社を辞めてほしい」と進めてくる理由


「会社都合」で辞められると、会社に以下のデメリットがあります。

1. 助成金を受けられない

一番大きな理由がこれです。

雇用に関する助成金が受けられなくなります。

雇用を維持するために助成金を申請するはずなのに

解雇していたとなると助成金が受けられないのは当然です。

2.いい人材が集まらなくなる

解雇というのはそうそうないことです。

その分、噂になりやすいのです。

「解雇するような会社に勤めたくない」と思われてしまい

いい人材が集まらなくなる危険性があります。

3.取引先や地域の会社にバレる

どれだけ隠していてもいつの間にか取引先や地域の会社に

「解雇した」ことはバレているものです。

たとえばリストラで社員を解雇した

という話を聞いた取引先は今までのように取引してくれるでしょうか。

噂に尾ひれがついて「あの会社は危ない」と思われてしまうと

会社の存続に関わってしまうのです。





会社を辞めるなら転職エージェントを利用して転職に備えよう


さて解雇であれ退職勧奨であれ言われたときはショックだったと思います。

「せっかく今まで頑張ってきたのに…!」と最初は思うでしょうが

だんだん気持ちが落ち着いてくるでしょう。

そして「こんな会社、こっちから願い下げだ」と考えるようになると思います。

気持ちが切り替わったら、ぜひ転職エージェントを利用してみましょう。

転職エージェントは会社を紹介してくれるだけではありません。

内定をもらってからもあなたをサポートし続けてくれます。

また転職サイトには掲載されていない条件のいい会社も紹介してくれることもあるのです。

ただ1社だけ登録すると、担当者とそりが合わないということもあります。

複数の転職エージェントに登録しておくと安心して転職活動ができます。





まとめ


突然「辞めてくれ」と会社から言われて動揺しない人はいません。


頭が混乱したままつい「わかりました」と即答することだけは避けましょう。

本当は辞めなくてもいいのに「わかりました」と同意してしまったために

辞めざるを得なくなる可能性があるからです。

たとえ解雇であってもその理由に納得ができない場合は

きちんと会社に伝えることが大事です。

もし会社が「自己都合で辞めてほしい」と言ったとしても

聞き入れることはありません。

そんな会社に未練はありませんよね?

それなら転職エージェントなどを利用して次の会社を見つけるほうが

生産性の高い仕事ができるでしょう。

今度こそあなたを大切にしてくれる会社で働いてくださいね。