仕事を一年くらい休みたい!精神的に疲れてストレスが限界なら仕事をしばらく休んだ方がいい理由をご紹介します。





仕事をしばらく休みたいと考えることは甘えや悪いことではありません。

疲労やストレスが蓄積されて限界にきている証拠です。そのサインを無視しないでください。

しかも1年も休みたいと感じているなら相当重症です。

適度なストレスは活力にもなると言われますが、

やはり過剰なストレスは精神や身体に変調をもたらします。

日本人は無理して頑張ってしまう傾向がありますが、

対策が遅くなれば遅くなるだけ、回復も遅れます。

精神も身体も壊れる前にしっかり休んで回復しましょう。



仕事を1年くらい休みたい、休んだ方がいいサイン


こんなサインが出たら要注意です。しっかり休息して回復することを検討しましょう。

・ミスが増える

今まではあまりなかった小さいミスや、同じ失敗を繰り返すのは、

過剰な脳の疲労からくる意識や集中力低下の現れです。

・訳もなく涙が出る

自律神経のバランスが悪くなっているかもしれません。

・感情の起伏が激しい

誰でも気分が落ち込む時はありますが、しばらく続く場合は注意が必要です。

同様に最近怒りっぽくなった、ずっとイライラしている場合も要注意です。

・睡眠障害

本来は良質な睡眠をとることでストレス軽減につながります。

寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚めたり、

長時間眠り続けたりするのは、過剰なストレスが睡眠を妨げている現れです。

・胃腸障害や頭痛などの体の不調

吐き気、食欲不振、過食、下痢、頭痛、手足のしびれなど、

原因もわからず体の不調が続く場合も限界に近いです。

「最近元気ないみたいだけど大丈夫?」家族や同僚からの指摘は素直に聴きましょう。

不調のサインが自分でも気づかないうちに表面に出ているかもしれません。

ここで強がるのではなく、冷静に自分自身のストレス度合いを観察することが大切です。



仕事をしばらく休みたい時に病院から診断書は必要?


しばらく休みをもらうのであれば、診断書はできるだけ用意した方が良いです。

診断書は、医師が患者の症状や経過から、医学的根拠を元に

治療の計画や就労の可否、復職の目安を示したものです。

会社が正しく理解して納得した形で休みを付与するための判断材料となり、

長期療養や長期休暇の際には診断書を求められる場合が多いです。

会社によっては、最初は診断書よりも簡潔な療養証明書の提出があり、

長期化した時に詳細が記された診断書を追加で求められる場合もあります。

会社の人事課や総務課に確認しておきましょう。

もし診断書が用意できないのであれば、

医師から診断書を発行してもらえなかった経緯などを、

自分自身で正確に伝える必要があります。

しっかり記録を残しておく必要があります。

また診断書の有無にかかわらず、精神的に辛いなら一度専門医を受診しましょう。

自己判断だけでは無理や我慢が重なりがちので、客観的な判断も必要です。

また休職を選択しても構いませんが、会社によっては、特別休暇、リフレッシュ休暇などの

休業制度がある場合もあるので、就業規則や人事総務部に確認してみましょう。



精神的な問題で仕事をしばらく休みたい時の伝え方・例文


しばらく休みたい時の伝え方は以下のようになります。

・上司に電話かメールで相談する

・診断書か療養証明書を提出する

・改めて長期休暇の申請をする

本来はあらかじめ直接説明するのがベストなやり方です。

復職の予定や引継ぎについても話ができます。
ただし、精神的に辛いのであれば、直接会って説明することは困難かもしれません。

また電話だけでは詳細を伝えられないことも考えられます。

先にメールを送って後から電話で確認するのが無難な伝え方です。

当然ですが無断欠勤は絶対NGです。

長期休暇のメールの例文です。参考にしてください。

件名:長期休暇のお願い

○○課長

お疲れ様です。△△です。

急にお休みを頂戴し、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

××の症状があるため、通常業務に戻ることが難しい状況です。

以前より××の症状があり、□□病院で受診したところ■■と診断されました。

診断書も提出します。

療養に励み△月頃には復帰したいと考えております。定期的に近況報告いたします。

また、現在▲▲の仕事を抱えておりますが、引き継ぎをお願いします。

ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。


 
件名で一番伝えたいことを記載して、本文は簡潔に書く事がポイントです。

メールだけだと上司が見逃す可能性もあるので、

メールの後に電話をして今後の方針や引継ぎを確認するのが良い方法です。

補足になりますが、休職する前には、できるだけ業務の引継を協力しましょう。

また休職中も定期的に近況報告することで復職の際のハードルが下がります。

休職中の手当なども確認しておくとよいでしょう。

基本的には直属の上司に相談するべきですが、

パワハラなどが原因の場合は人事課などの窓口に相談してください。



仕事をしばらく休む時のデメリット


しばらく休む時のデメリットを説明します。

・収入が大幅に減少する

休職の場合、基本的に給料は出ません。

労災保険の休業補償制度や、健康保険の傷病手当金などからある程度の収入はあります。

○○休業では給与の何分の一という形で手当てが出る会社もあります。

個人で生命保険に加入している場合は、働けない時に保険金が下りる契約もあります。

若干の収入はあるとしても、本来得られるはずの収入よりもかなり減ってしまいます。

・社会保険や住民税の支払い義務

所得税は収入がないので支払う必要はありませんが、社会保険料や住民税は発生します。

普段は給料から天引きだったので気にならないかもしれませんが、

自分で払うとなると負担になります。

・通院にお金がかかる

収入が大幅に減少する上に出費ばかりが増えるので、生活が苦しくなる覚悟は必要です。

・キャリアが遅れる

休職の期間は実績にカウントされない、休職自体が評価の低下につながる、

などの理由から昇進や昇給が遅れます。復職後に希望する業務に就けない可能性もあります。

・復職できるか心配

しばらく休むことで社会復帰できるか心配になる事もあるでしょう。

でもそんなことより自分の体が大事です。

デメリットが気になって体を壊したら本末転倒です。

しっかり回復してからまた頑張りましょう。



仕事をしばらく休みたい、精神的に限界なら休養中転職も視野に入れよう


限界を感じているなら、スパッと転職を選択しましょう。

原因が改善されなければ、復職した際にまた同じストレスを繰り返すことになるからです。

仕事へのプレッシャーが原因なら、

相談することで配置転換などの対処をしてくれるかもしれません。

でも、ストレスの原因が人間関係の場合、

しばらく休んだところで改善されているとは限りません。

もちろん好きな会社だったり、得意を活かせる仕事だったり、

会社への恩義があるかもしれませんが、身体を壊してまで続ける価値があるでしょうか。

休職期間のメリットの一つは、自由な時間が生まれることです。

在職中は多忙で考える時間など無いですよね。

休職中はたっぷり時間があるので、自分自身を見つめ直す良い機会となります。

今後のキャリアやライフプランについてもゆっくり考えることができます。

自分と向き合ううちに、転職が最適な答えだとわかれば、迷わず転職を選択しましょう。

なかなか転職に踏み切れないのであれば、転職エージェントに相談するのも有効です。

また退職しづらいのであれば、退職代行を利用することを検討しましょう。



まとめ


辛かったですよね。よく限界が来るまで頑張ったと思います。

長期間休むことは決して甘えではありません。

然るべきところに相談して、しっかり休息して精神と身体を回復させましょう。

休むことで様々なデメリットはありますが、身体を壊すデメリットの方がもっと大変です。

限界が近づくと心や体にS.O.Sのサインが出てきます。

このサインを見逃さないようにしましょう。

そもそも限界が来るまで我慢すべきではありません。

ちょっと疲れたな、最近眠りが浅いかも、

少しでもそんな風に感じたらこまめにガス抜きが必要です。

休むのも仕事のうちです。しっかりと休んでまた元気に働きましょう。