固定残業代はやめとけ!固定残業の会社がやばい、辞めとけと言われる理由や固定残業代のメリット・デメリットや解説します





固定残業とは、基本給に加えて毎月固定の残業代が支給される仕組みです。

効率よく働いて残業が発生しなかったとしても残業代が支給されるのでメリットも多そうで、

トヨタのような一流企業でも固定残業を導入しています。

一方で固定残業以上に働いても追加の残業代が支払われないなど、ブラックな企業も存在します。

求人には高収入のように見えることもありますが、ブラックが潜んでいたりするので要注意です。

この記事では固定残業のメリット・デメリットを解説したうえで、

どのような会社は辞めておいた方が良いのか見極め方をご紹介しますね。



固定残業代を出す会社はやめとけ!といわれる理由


固定残業の会社がお勧めできない理由は以下の通りです。

・追加残業分が未払いになる可能性がある

例えば月間30時間の残業と引き換えに固定残業代が約束されていたとして、

30時間を超える残業をしても、曖昧にされてしまいタダ働きになってしまうかもしれません。

・基本給が低く抑えられる可能性

トータルでは待遇の良い会社に見えるものの、

基本給が引き下げられていて思ったより薄給の可能性もあります。

基本給が下がれば、ボーナスや退職金にも影響が出ます。

・定時で帰りにくい

仕事の効率を工夫して生産性を高め残業時間を減らせたとしても、

残業が状態化している職場では定時には帰りづらく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

・残業が当たり前になって体調を崩す

残業が当たり前という職場にいると心身ともに疲弊してしまいます。

ひどくなるとうつ病になる可能性もあります。



固定残業代を出す会社のメリット


物事にはメリット・デメリットの両面から見ることが大切なので、

まずは固定残業の会社で働くメリットを見てみましょう。

・残業をしなくても固定残業代は受け取れる

繁忙期と閑散期で仕事量に差があり残業の少ない月があったとしても、

固定で残業代が支給されるので、年間を通して安定した収入を得られます。

・仕事のやり方次第では収入を得ながら時間の確保もできる

業務の効率化により残業時間の圧縮に成功しても固定残業代は受け取れます。

やるべき仕事を早く終わらせて残業せずに退勤すれば、

残業代も自分の時間も両方を得ることができます。

・固定残業時間以上の勤務は正規の残業代が出る

本来は「定額働かせ放題」というサブスクのような仕組みではありません。

規定以上に働けば固定残業にプラスして正規の残業代を請求できます。

ちなみに会社のメリットは次の通りです。

・月ごとの人件費を把握しやすくなり、資金繰りや経営戦略を立てやすい。

・決められた時間内で成果を出すように促し、無駄な残業を減らし生産性の向上につながる。



固定残業代を出す会社のデメリット


次にデメリットを見てみます。

・基本給が低く抑えられている

求人広告を出す際に「月給25万円(固定残業代5万円含む)」と

書いてあった方が「基本給20万円」と書くよりも見栄えが良くなります。

また残業代が増えることを予め想定して

「月給25万円(固定残業代7万円含む)」と言う場合もあります。

このケースでは実際基本給は18万円なので、

結果的にボーナスや退職金も低くなる可能性があります。

・拘束時間が長くなる

最初から月間の残業時間が定められているので、当然ながら会社にいる時間は長くなります。

また、たとえ自分の仕事を早く終わらせても、

周りが残業している環境では早く帰りにくいこともあります。

・追加残業代が支払われないこともある

固定残業時間以上の勤務をしたなら追加の残業代が支払われるべきですが、

固定残業制度を言い訳にして毎月定額の固定残業代しか払わなかったり、

度を越した固定残業時間を設けたりとブラック企業に近いケースもあります。

また、自分だけ追加残業代を請求しにくい空気もあります。

・パワハラの温床になる可能性も

固定残業代の有無にかかわらず言えることですが、

固定残業制度を理由に「給料分は働け、残業分は働け」と言い始める上司がいないとも限りません。

会社側のデメリットとしては次の通りです。

・労働者側への説明不足でトラブルになりやすい。

十分な理解を得られないまま固定残業制度を推し進めると、

最悪な場合離職率の増加につながります。

・生産性を高めて残業時間を圧縮しようと努力する社員とダラダラ残業する社員に二分される。

また、努力家の社員からは公正でないと不平が上がります。



ホワイト企業も固定残業代を導入している?


ブラックに思われがちな固定残業代ですが、

本来の目的が周知徹底されて正しく運用されていれば、

社員にも会社にもメリットは多くなります。

つまり、社員は残業時間にかかわらず安定した収入を得ることができる、

会社は業務の効率化や人事コストの安定につながる、などのメリットです。

ただしホワイト企業での固定残業導入は少ないようです。

固定残業制度は世間の悪いイメージや、運用の難しさから、導入を見送っています。

固定残業制度ではなく、超過した分の残業代を支払う通常の残業制度を用いるのが一般的です。

しかし一方でトヨタ自動車、NTT、タカラトミーなどは

裁量労働の名目で固定残業を導入しています。

トヨタを例にとると、係長クラスに残業時間に関係なく

月間45時間分の手当を支給、若手などの非管理職は対象外、

本人が申請して会社が承認する形、45時間を超過した分は支払う、

ということです。



固定残業代を取り入れていても良い企業の見分け方


固定残業代を導入していても、世間のイメージとは逆に良い会社はあります。

確かに拘束時間は長くなりますが、固定残業代はもちろんのこと、

超過分の残業代もきちんと支払われます。

当然ブラックなどではなく、社員も納得の上で固定残業に応じています。

では良い会社の見極め方はどのようなものがあるでしょうか。以下で説明します。

・求人広告に「基本給+固定残業 ※超過分は別途支給」等の表現がある。

給料の内訳がハッキリしていることが重要です。「月給〇〇円」だけでは

基本給なのか固定残業込みなのか曖昧です。

また基本給が業界の中で低水準かどうかの確認も怠らずに行いましょう。

入社後「聞いてなかった」とならないように、

残業時間など気になる事は入社前に要確認です。

・離職率や研修制度、福利厚生、女性の働きやすさなどもチェック

これは固定残業の有無にかかわらず事前の確認は必要です。

女性が働きやすいということは男性にとっても環境が良いと言えます。

・入社後給与明細をチェック

固定残業のほかに超過分の残業が支払われているかのチェックも行いましょう。

そのためにも自分自身で月の残業時間を記録する必要があります。

少しでも違和感があるなら、企業の窓口に相談しましょう。

この時の対応でも良い会社の判別はできると思います。



まとめ


固定残業代制度は、予め定められた固定残業代が支払われる仕組みです。

実際に残業時間が少なくても残業手当が支給されるので、

効率よく働いて残業時間を圧縮できれば、

自分の時間と残業手当の両方を得ることができます。

当然固定残業時間以上の超過分の残業代は支払われる義務があります。

正しく運用されれば労働者にメリットが多くあります。

ただしこの制度を悪用して、過度な残業時間を設定したり、

超過分の残業代が出なかったり、基本給を安く設定されていたりと、

労働者が不利になるブラック企業も存在します。

うっかりブラック企業に入社してしまうと、拘束時間が驚くほど長かったり、

サービス残業が多くなったりして、心身共に疲弊してしまい、

うつ病を発症してしまうかもしれません。

固定残業制度の会社全てが悪ではありませんが、

きちんと運用できている会社を選ばないと後々苦労が増えます。

「ヤバい会社に入社してしまった」と後悔しないためにも、

しっかり給与の条件などを確認することが大事です。

またヤバい会社であれば転職の検討も必要です。

しっかりと見極めをして不利にならない働き方をしましょう。