職場で直接注意しない人の心理と対処法!職場で直接注意しない、人づてに伝える上司の心理と直接注意しない上司にイライラするときの対処法を解説します。





上司は責任があるので基本的には部下に注意しますが、直接注意しない上司もたまに存在します。

なぜ上司は直接注意せずに人づてに伝えるのか、部下としては複雑な気持ちになりますよね。

直接注意をしないのは何か考えがあっての行動なのか、

または上司は直接注意をしないスタイルなのか部下にはわかりません。

しかし部下は間接的にされた注意を素直に聞けないものです。

そんな上司にイライラ・モヤモヤしたときにどう上司に伝えたら改善してもらえるでしょうか。

今回は「直接注意しない上司の心理とその対処法」についてご紹介しますね。



職場で間接的に注意する上司にいつもイライラする‥


上司が間接的に注意するパターンには2種類あります。

・人づてにあなたへの注意を伝える

たとえば上司が誰かに「計算のミスが少し多いよね」

とあなたへの注意点を話したとします。

それを聞いた人が「こんなふうに上司が言っていた」

とあなたに上司の言葉を伝えることがあります。

また上司のほうから「伝えておいてほしい」と言われて伝えてくる人もいるでしょう。

直さなければいけないことはきちんと直接注意してほしいと多くの人は思っています。

注意されたからと言って、上司に不快感を抱く人は少ないのです。

人づてに注意されても心に響きません。

・「〇〇さんがこう言っていた」と上司が注意する

他の誰かの言葉として、あなたに注意するケースもあります。

しかし伝えるということは、上司も注意したいと思っていることなのです。

「どうして人の言葉を借りて言うの!」とイライラしますね。



間接的に注意する、人づてに伝える上司の心理


人づてに注意してくる上司の心理は以下の3つです。

・仕事がやりにくくなる心配

注意をすれば、言われた方は少なからず反発したり落ち込んだりします。

また注意したら敬遠されるかもしれないと考えているかもしれません。

そうなると仕事がやりにくくなるので、人づてで注意したほうが柔らかく伝わると思うのです。

・悪く思われたくない

悪く思われたくなくて直接注意しない上司もいます。

しかし上司は注意するのも仕事のうちです。

それができないとなると単に「自分がかわいいだけの甘ったれ」になってしまいます。

・辞められたら困る

以前に注意したことが原因で、部下が退職した経験があるのかもしれません。

そのときの反省として、直接注意しなくなった可能性もあります。

注意の仕方についての反省は必要です。

しかし注意そのものを放棄するのはちょっと違うのではないでしょうか。



職場で直接注意をしないのはその上司なりの指導方法?


職場で直接注意しないことが「自分の指導方法」だと考えている上司もいます。

直接注意しないほうが、上司や会社にとってメリットがあると信じているからです。

では上司が考えるメリットとは何なのでしょうか。

・部下とのコミュニケーションが取りやすくなる

上司にとって部下とのコミュニケーション不足は、もっとも避けたい事態のひとつです。

「すぐ注意してくるので話しにくい」と思われたら、ミスの報告が遅れる危険性があります。

そうなると対処が遅れて、会社に損害を与えることにもなりかねません。

細かいミスを注意することより、大きな損失を防ぐために直接注意をあえてしないことにしています。

・突然の退職を防げる

社員がミスの指摘を怖がると、職場から会話が消えます。

会話がないと部下の個性や気持ちに気づきにくくなります。

そのうちに不満を溜め込まれて、いきなり退職されることを恐れている可能性があります。

職場の風通しの良さを保つために、直接注意をしないのです。



直接注意をしない上司にモヤモヤした時の対処法


直接注意をしない上司へのモヤモヤが晴れる対処法を2つご用意しました。

・笑顔で直接注意をお願いする

直接注意するのが精神的に負担だと考えている上司は多いです。

その負担を取り除くような伝え方をしてみてはいかがでしょうか。

「私も成長したいので直接言っていただけると助かります」

と謙虚な姿勢で伝えれば上司も注意しやすくなります。

そして実際に注意されたら「ご指摘していただいてありがとうございます」と笑顔で返せば完璧です。

・上司の注意を伝えてくる人に話を聞く

上司の注意を伝えてくる人は、いつも同じ人ではないですか?

その人は多分、上司からの信頼が厚いはずです。

話が通じる人だったら、なぜ上司が直接注意しないのか意図を聞いてみてはいかがでしょうか。

上司の気持ちがわかると、少しはモヤモヤがなくなるかもしれません。



職場で直接注意をしない上司などの人間関係に疲れたら転職も視野に入れよう


直接注意してくれるよう頼んでもダメ、意図もないとなるとお手上げです。

上司への不信感が増していきます。

直接注意をしない上司は、基本「逃げ腰」です。

自分の立場が悪くなることを怖がるあまり、部下に責任を押しつけることも考えられるのです。

上司を、会社を信じられないまま働けるでしょうか。

たとえ今まで大きな問題が起こっていなくても、将来はどうなるかわかりません。

そんな不安を抱えたまま働くくらいでしたら、転職を視野に入れたほうがいいです。

上司にも問題はありますが、会社自体が責任逃れをする体質の可能性もあります。

決して急ぐ必要はありませんが、期間を決めて転職を計画的に進めていくことをオススメします。

何か起こってからでは遅いのです。早いうちに転職の準備を始めましょう。



まとめ


直接注意しない上司にも言い分はあるでしょうが注意されない部下としてはモヤモヤします。

間接的な注意が続くと上司への不信感につながっていきます。

対処法としては直接注意してくれるようにお願いすることです。

また直接注意しないことが上司なりの考えがあってのことだったら

あなたも納得できる部分があると思います。

しかし保身のために直接注意しないのだとしたら、その上司のもとではもう働けないでしょう。

転職を視野に入れるほうが良さそうです。

転職先では、上司との信頼関係を築いて安心して働きたいものですね。