スーパーの就職は負け組、辞めとけと言われる理由やスーパーの正社員が底辺で恥ずかしいと思う時の対処法まとめ





スーパーへの就職が負け組といわれることがあります。

スーパーは私たちの「食」を支える立派なお仕事で、もっと感謝されるべき職種です。

ですが一方で、長時間労働、給与水準が低い、

特別なスキルを必要としないなど、マイナスのイメージもあります。

でも本当にスーパーで働くことは恥ずかしいことなのでしょうか?

一昔前と違って、勤務時間も給与水準も改善されています。

スキルや向上心が低く負け組になってしまう人はどんな業界にもいます。

それでもなぜ負け組といわれるのか、就職すべきではないのか、

つまり本当に将来性がないのかについてまとめました。

また恥ずかしいと思う時の対処法をご紹介します。



仕事がきついから?スーパーの正社員が負け組、辞めとけと言われる理由


まずはスーパーの正社員が負け組といわれる理由を見てみます。

・体力的にきつい。

基本立ち仕事で、青果や飲料は荷物が重く、腰痛にもなりやすいです。

・早起き。

開店前に陳列を終わらせるためには早い時間から出勤して作業を開始します。

・危険、におい、冷え。

精肉や鮮魚での加工でのけがや、生鮮食品のニオイ移りがあります。

また鮮度管理の関係で店内の温度は低めです。

・長時間労働や土日祝日出勤。

GWやお盆や正月も出勤します。

・特別なスキルが必要なく誰でも働ける。

多くの業務は比較的短期間で習得できます。

・クレームでストレスたまる。

ときには理不尽なクレームを受けることもあります。

・それなのに給与が安い。

上記のような「きつい」といわれる業務が多い割に、年収は低いようです。

給与も労働時間も以前に比べてだいぶ改善されたようですが、

イメージ先行なのか、社会貢献度は高いのに負け組と思われる悲しい業界です。



スーパーの正社員が恥ずかしいと言われる理由


上記のように負け組と思われがちなスーパーですが、

正社員が恥ずかしいと言われるのは次のような理由があるようです。

・大学を卒業したのに、レジや陳列など、パートアルバイトと変わらない仕事をしている。

・高卒や中卒の人と一緒に働いている。

・長時間労働や土日祝日勤務もあり、なぜそこまで働くのか疑問に思う。

または他人に指摘される。

・きつい仕事をこなしても年収が低い。

要するに世間体や他人との比較で惨めに感じている人が多いのではないでしょうか。

また、慢性的な人手不足であり、

人員不足=離職率が高いと思われていることや、

ネット販売の普及により将来を不安に感じることなども、

恥ずかしさを感じる原因かもしれません。

もちろん、自分の軸がしっかりしていて、

自分が幸せに働いているなら何の問題もないし、

他人と比較して恥ずかしくなることもありません。

自信と誇りを持って働いている人はたくさんいます。



スーパーの正社員が底辺で恥ずかしいと感じてしまう時の対処法


自分の仕事に自信、誇り、価値を見出せず、

自分で自分を恥ずかしいと思うのであれば、何かしら対策を打ちましょう。

・社会インフラで働いているという自信と誇りを持つ。

スーパーは私たちの「食」を支える大事なお仕事です。

スーパーがなければどこで食材を手にいれますか?

毎回外食?宅配や通販?それとも自給自足?なかなか難しいですよね。

・仕入れ、マーケティング、在庫管理といった商売の基本を学べる。

確かに最初はレジや陳列などの業務が多いですが、

どの業界でも最初は単純作業です。

向上心があれば商売の基本や流通業界を現場で学べます。

・比較的入社しやすいということは、誰にでもチャンスはある。

どんな仕事も共通して言えますが、頑張れば次のステップに進めます。

スーパーは入り口が広いので誰にでもチャンスはあります。

パート主婦だった人が仕入れ担当、バイヤー、店長と昇格するケースもあります。

・平日週休を満喫する。

平日の旅行やショッピングは混雑が避けられて快適です。

・労働環境改善で比較的自分の時間をつくりやすい。

以前ほど長時間労働は有りません。空き時間を趣味や副業に精を出すのも良いでしょう。

・どうしても恥ずかしいなら転職する。

それでもやっぱりスーパーに自分の価値を見出せないなら転職も検討しましょう。

恥ずかしいと思うかどうかは、結局のところ自分次第といえます。

そもそも、自分の仕事に誇りを持てない性格の人は、

どのような業種に行っても、同じように思い悩むかもしれません。

自信をもって働く場所はきっとありますから、諦めずに探していきましょう。



スーパーの正社員は将来性がないの?


年収は確かにほかの業種に比べるとまだまだ低いです。

しかし年収や勤務時間などは改善されつつあります。

また実績を積んでバイヤーや店長などの役職に就けば、

他業種の課長クラスにも引けを取りません。

ネット通販の発達やレジの自動化で、

中小のスーパーは淘汰されレジ要員は削減されていくかもしれません。

しかしスーパーの存在自体がなくなるとは考えにくいです。

トレンドにあわせて変化できる人は生き残れます。

先ほども触れましたがスーパーでは商売の基本が学べます。

どんな業種でも商品やサービスを仕入れて販売します。

顧客のニーズをとらえたり天候を予測して仕入れをする際には経験やセンス、

適切な在庫を保つ在庫管理のスキル、

販売にはマーケティングスキルがそれぞれ必要になります。

誰でも簡単にできる仕事ではありません。

また、お客様への接客だけでなくパートバイトの指示や育成、

業者との仕入れ交渉など、様々な関係者とのコミュニケーションスキルは必須です。

仮に独立して個人事業を行うとしたら、

仕入れ・販売・在庫管理・コミュニケーションなどの知識が必要となりますが、

スーパーでは商売や経営の基本が現場で学べるのです。

他の業種よりも、商売に関する様々なことが学べるのがスーパーで働く大きなメリットです。

決して将来性がないわけではなく魅力的な職業だと思いますがいかがでしょうか。



スーパーの正社員ってホワイト企業が多くて仕事が楽しいことも多い?


残念ながらブラックな企業はまだありますが、一方で環境は大きく改善されています。

大手になればホワイト企業も多く、

働き方改革以降サービス残業を含む長時間労働は減少傾向にありますし、

給与も以前より改善されてきていてステップアップすれば平均を超すことも珍しくありません。

楽しいことで言えば、お客様からお礼を言われること。

お客様から直接お礼を言われることなんてあまり無いですよね。

もちろん理不尽なクレームも中にはありますが、こちらに非があるクレームなら、

改善していくことでお客様がファンになってくれることもあります。

天気や地域イベントを予測して仕入れや売り場づくりを行い、

それがピタリとはまったときは嬉しいものです。

買い物の優遇やバースデー休暇、全社員で順番に7日連続休暇など、

福利厚生が充実している企業も多いようです。

中には全店休業にして毎年運動会を行っている企業もありました。



まとめ


スーパーがなければ私たちの日常の食事はどうなるのでしょうか?

スーパーは私たちの生活を支える立派なお仕事です。

電気や水道と同様に社会インフラの一つです。

しかも仕入れ、販売、在庫管理、コミュケーションなど

商売の基本を実践で学べる魅力的な業種です。

大事なのは個人の価値観であって、自信と誇りを持っているなら問題ありません。

他人と比べて勝ち組や負け組を競っても仕方ないことなのです。