誰でも最初から仕事なんてできません。
それは仕事を教える側も分かっているのですが、
いつまでたっても仕事を覚えられな人というのが一定数存在します。
人には個人差があるのである程度は「仕方がないのかな?」と
優しい目で見てあげることができるのですが、
いつまでたっても仕事が覚えられないと周りも困ってしまいますよね。
今回は仕事ができない人を上手に育てる方法や、指導法などをご紹介したいと思います。
新人教育を任されているけど全く仕事を覚えてくれなくて
困っている人は参考にしてみてくださいね。
目次 関連
仕事ができない人と関わりたくないと思う原因
仕事ができない人と関わりたくないと思ってしまう
原因をご紹介していきたいと思います。
①誤解が発生する
人の話をちゃんと聞いていなかったり、人の話を先入観をもって聞いてくる人は
一緒に仕事をすると誤解するので一緒に仕事がしたくなくなります。
話をちゃんと聞いていなかったり、先入観で話を聞いているので
「そんなことは聞いてないです」とか「あなたにこんなこと言われて傷つきました」
などと被害者ぶってきたりするので仕事がしたくなくなるのです。
②仕事効率が下がる
仕事ができない人と一緒に仕事をするよりも自分一人で
やった方が早いと感じている人はたくさんいるのではないでしょうか?
まだ、「一人でやった方が早い」と考えていられるだけならいいのですが、
仕事ができない人がトラブルを起こすと一緒に仕事した人が
責任を負わなくてはならなくなるので仕事を一緒にしたくないと思われてしまうのです。
③考えの対立が増える
人はみんな違った考えをもっているので
そこをうまく尊重しあいなが仕事をしてくのが会社という場所です。
しかし中には自分一人のこだわりのためだけに
仕事の効率を下げたり納期を遅らせたりする人がいます。
それを指摘して直してくれる人は仕事ができる人になってくるのですが、
素直さにかけ、自分の意見を頑なに貫き通そうとする人は
仕事ができない人だと判断され一緒に仕事をするのを嫌がられます。
④指導する手間が増える
仕事ができない人が近くにいると指導する手間が増えてしまい
その対応に追われるはめになるので一緒に仕事をしたくないと思われてしまいます。
しかし、指導が必要な人はこちらが根気よく指導することで
仕事ができるよになり戦力になってくれるのでまだ我慢できる所もありますが、
仕事を全く覚える気が無い人は論外です。
⑤納期が守れない
仕事ができない人と一緒のチームになってしまうと納期を守れないことが予想されます。
自分の仕事は完璧に遂行したいと考えている人は許せない事案です。
仕事ができない人は責任感が欠如していたりするので
納期が遅れることに対しても罪悪感を持ちません。
このような人と一緒に仕事をしたいと思う人はいないでしょう。
⑥ストレスを抱える
ただでさえ仕事の責任や量などでいつもストレスを感じているのに
そこに仕事ができない人がいることで
また一つストレスの種が増えるので一緒に仕事をしたくないと思われます。
ストレスの増大は心身の健康をも壊してきます。
自分を守るために仕事をしたくないと思ってしまうのでしょう。
⑦常識感覚が欠けている
仕事ができない人は全員とは言いませんが常識感覚が欠落している人が多いです。
常識とはなんなのか?という難しい問題にも発展しそうですが、
ここでいう常識は人に極力迷惑をかけないことを指しています。
多くの人に迷惑をかけている自覚がある人は自分を律することができますが、
その自覚がない人は仕事ができない人です。
常識が無い人と一緒に働きたくないと思うのはごく自然なことです。
仕事ができない部下の特徴
上司が適切な指示を出しているにも関わらず、
自分判断で動き、結果仕事ができない人っていますよね?
このように仕事ができない部下にはいくつかの特徴があります。
ここではその特徴をご紹介していきたいと思います。
①上司の指示をきかない
上司の指示を理解しておらず、指示の内容について
何度も何度も聞き返してくる部下は仕事ができません。
このような部下に上司はストレスを感じます。
②反省・謝罪ができない
自分の失敗のミスを素直に謝ることができない部下も仕事ができない部下といえるでしょう。
取引先や顧客に対して迷惑をかけたのなら謝るのが筋ですが、
きちんと謝罪できない部下をその場に置いておくと会社の評価を下げてしまいます。
③メモを取る習慣がない
仕事を覚えるのにメモは必要です。
部下にメモを取るように伝えても
「自分、メモしなくても覚えれます、記憶力いいんで」
なんて言ってきたら100%仕事ができません。
たとえ記憶力がよくてもメモを取ることは仕事の基本です。
このような部下にメモを取らせるようにするのは至難の業です。
④報連相ができない
会社で報連相ができないと仕事が円滑に進められなくなります。
部下が報連相を怠ったことで対応が遅れ仕事に支障がでてしまい、
内容によっては取引先や顧客の信用を失う事態にもなりかねません。
報連相ができない部下は仕事ができないと言えます。
⑤感情を顔に出す
感情をすぐに顔に出し周りの人間に「自分は今機嫌が悪いですよ」と
声に出さないで態度でだしてくる部下も仕事ができません。
このような部下は他人が自分の機嫌をとってくくれると勘違いをしてしまいいます。
職場において自分の機嫌は自分でとらないとだれも機嫌なんてとってくれません。
部下の一人だけに機嫌を取るなんてことをする上司はよほどのことが無い限りいないでしょう。
仕事ができない人に指導できない上司の特徴
仕事ができない人にも困りますが指導ができない上司もこれまた困った存在です。
「部下が仕事ができない」と嘆いていますが、
実際は上司の指導の仕方が悪いことが要因なのです。
ここでは指導ができない上司の特徴をご紹介していきます。
①自分の常識で教える
自分の常識が世間の常識だと考えている上司は部下をうまく育てることはできません。
同様に難しい言葉や専門用語を並べて指導する上司も部下を育てられません。
自分が知っている言葉を部下も知っていると思って指導してはいけません。
②同じ苦労をさせようとする
「自分の時は何も教えてくれなかった、放り出されて仕事を覚えた、
こんなに丁寧に教えてもらえてありがたいな?」
なんて言ってくる上司も指導が下手くそです。
昔は昔、今は今なのです。
時代のニーズに対応していかなければいけません。
③指示したらしっぱなし
「一度教えたから覚えているよね?」「この前教えたよ」
一度教えただけで教えた気になっている上司も部下への指導が下手くそでしょう。
部下は忘れているだろう、覚えていないだろうと思いながら
再度確認しながら教えることをしなければ
仕事ができない部下を育てることなんて到底できません。
④とりあえず資料を読ませる
仕事のマニュアルだけもってきて
「これ読めば仕事はできるようになるから」と
マニュアルや資料だけもってきて教えた気になっている上司は
自分もその育てられ方をして成長できたのでしょうか?
短い時間で上司を育てないのなら自分のノウハウを積極的に提供しなければなりません。
アウトプットができない上司は指導が下手くそだと言えるでしょう。
⑤やる気を引き出せない
指導が下手くそな上司はやる気を引き出すことが教育にとって
一番大切だということがわかっていません。
仕事の面白さや興味を持たせることができれば部下は成長していくのに
それができない上司は部下に成功体験を積ませることもできないので
部下はやる気をなくし、結果会社を去っていくという選択をしてしまうのです。
仕事ができない人に優しくできない時の対処法
「仕事ができない人にどうしてもキツく当たってしまう」
このような悩みを持った人も多いのではないでしょうか?
仕事ができない人に対して普通に接すること確かに難しいです。
ここでは仕事ができない人に優しくできない時の対処法をご紹介していきたいと思います。
①できるだけ関わらない
一番簡単で確実な対処法です。
仕事ができない人に無理に優しくする必要はないのです。
理想としたら誰にでも態度を変えない人格者のような人になりたいと
思っているかもしれませんが、人格者のような人になんてならなくていいのです。
自分の仕事をきちんとやらない人がいたらイライラするのは当然です。
イライラしてどうしようもないなら関わらないのが一番です。
②簡単な仕事だけやらせる
仕事ができな人には誰にでもできる仕事を割り振りましょう。
仕事ができないのだから仕方がありません。
「同じお給料なのに不公平じゃないか?」と感じますよね?
大丈夫です。周りのみんなも同じことを考えています。
重要なのチームの仕事を終わらせることなのです。
チームの仕事が終わってから仕事ができない人が
「もっとこうした方がよかった」とか「自分はこんな仕事はやりたくない」
なんて言ってきたときにはみんなから一斉攻撃を食らうことになります。
そのまま大人しくしてくれていればそのままできる仕事だけをやらせておきましょう。
③転職する
その人がいつまでたって仕事ができないのならこちらが転職するのもありです。
「どうして仕事ができない人が残れて仕事ができている自分が去らなければいけないのか?」
と思う人もいるでしょう。
しかし仕事ができない人をいつまでも放置している会社に残っていても
自分の成長に繋がることは少ないでしょう。
「なんとかこいつを仕事ができる奴に育ててやる!!」と
意欲がある人はその会社を辞めるべきではありません。
しかし、「こんなやつ育てる気にもなれない」と
思っている人は自分のためにも転職をおすすめします。
仕事ができない人を育てる方法、指導方法
あなたの職場にもミスを連発したり、
常にオドオドしていている仕事ができない人っていませんか?
「こういう子はどうしたら仕事ができるように育ってくれるのだろうか?」
と悩んでいる人も多いでしょう。
仕事ができない人を育てるには
「積極性が足りない」や「危機感がなさすぎる」
などただ今の状態を指摘するだけではダメです。
指導するには具体的に「今日の商談ではあなたはこういう発言してみよう」とか
「この場面ではこういう言葉を使うといいよ」などの具体的なアドバイスがいいでしょう。
また、分からないことがあれば誰かに聞くなどのプロセスを
根気強く教え込むことでやがて仕事ができる人間に育っていくでしょう。
仕事ができない人は複数での打ち合わせでは内容を理解できないことも多いので
1:1で話を伝えてあげるという工夫をしてみてもいいでしょう。
仕事ができない人は正しい指導をすれば誰よりも仕事ができるようになる可能性があります。
根気強く教え込むことをあきらめなければ戦力の一人になれるはずです。
まとめ
仕事ができない人もできない人を教える上司もお互いがお互いのことを
少しでも理解しようと努力することを怠らなければ
どちらも仕事しやすい環境が出来上がってきます
上司は「仕事ができる奴に育てる!」
部下は「仕事を覚えて戦力の一人になる!」
というお互いの気持ちをもってあきらめることをしなければ
仕事ができる会社にとって大切な社員に成長しますよ^^