「仕事を辞めたいのに貯金がない…
でももう耐えられないしどうすればいいのかな」と悩んでいませんか?
誰だって貯金がないのに退職したくはありません。
しかし「もう辞めるしかない」というところまで
追いつめられているなら辞めるほうが賢明といえます。
そうは言っても貯金がないまま辞めるのは不安ですよね。
不安の正体は「仕事を辞めて今後の生活がどうなってしまうのかわからないから」です。
ひとつずつ問題をあぶりだして、対処法を知ることができたら
少しは安心できるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では貯金がない一人暮らしでも
仕事を辞める、転職をしたいけどお金がない時の対処法について考えてみました。
目次 関連
仕事を辞めたいけどお金がないから辞めたら生活できなくなる・・
「今の生活水準を維持したままの生活ができなくなる」
というのが正確かもしれません。
毎日寄っていたコンビニ。ランチや夕食もほぼ外食。
ほしいものは気軽にネットでポチリ。
仕事を辞めると上記の生活はできないと考えてください。
しかし人間は自分の生活実態に合わせて生きていくものです。
面白いもので、仕事を辞めたら余計なストレスがなくなるせいか
暴飲暴食やネットでの買い物が減ります。
今までなぜあんなにいろいろ買っていたのか、自分で自分を不思議に思うほどです。
さらに削れる支出がないか、見直してみましょう。
「正社員での就職しかありえない!」というこだわりさえ捨てれば、
アルバイトなどで生活をつなぐことは可能です。
働き方の視野を狭めず「何かしら働いていれば食いつないでいけるだろう」
くらいの意識があれば、生活していけると思います。
転職したいけどお金がない!そんなときはどうすればいい?
「今の職場で働きながら、転職活動をする」一択です。
実際にやってみるとなかなか大変なのですが、
お金がないのでしたらこの方法が一番いいと思います。
「自分はまだ若いし、すぐに次の仕事も見つかるだろう」と簡単に辞めてはいけません。
これが案外見つからないものなのです。
仕事が決まらないと焦りが出てしまい、
今までの会社より条件の悪いところで手を打たざるを得ないことになります。
これでは何のために転職したのかわかりません。
「辞めてから転職活動したほうが早く決まりそう」と思うかもしれませんが、
時間に余裕があるというのは意外とくせ者なのです。
つい選り好みをしてしまったり、
もっといいところがあるかもしれないと欲をかいてしまったりするのです。
働きながら転職活動をするほうが、冷静に次の仕事を選べます。
苦しいかもしれませんが、ここは頑張りどころです。
一人暮らしで貯金がないけど仕事を辞めたいときの対処法
きっと多くの人が「一人暮らしで貯金もないのに辞めるなんて無謀」と思うでしょう。
それは間違いないです。
「そんなことはわかっているけど、どうしても辞めたい!」というのでしたら、
まず家賃の問題だけは先に解決しておくことをおすすめします。
家賃について、お住まいの地区の役所に何らかの補助制度がないか確認してみましょう。
制度がないのであれば、大家さんや仲介会社に相談したほうがいいです。
絶対払えないことがわかっているのに、
何の連絡もなく滞納してしまうと信頼関係が壊れてしまいます。
一番避けるべきは「住むところがなくなる」ことです。
可能でしたら一度実家に戻ることを強く推奨します。
新しい仕事が決まってからまた一人暮らしを始めるほうが負担がなくていいと思います。
ただし、今度は貯金を作るように生活していってくださいね。
仕事辞めたいけどお金がない、退職後にかかる費用は?
一人暮らしを例にとってみます。
・家賃
・水道光熱費
・スマホ代などの通信費
・最低限の食事
これが生きていくために必要な費用です。
さらに社会保険や税金の問題があります。
・国民年金
・健康保険料
・住民税
あとは生命保険などの保険料や車を持っているのでしたらその維持費もかかります。
必ず書き出して計算してみてください。
いくら必要になるのかをきちんと把握することは、今後の人生にも必要なことです。
ちなみに社会保険関係については「免除」や「猶予」といった制度があります。
お住まいの地域の役所や年金事務所で相談してみてください。
親切に教えてくれます。
実家暮らしでしたら「通信費」「社会保険料」「生命保険」「車の維持費」くらいですね。
それでも節約は必須となります。
今まで何気なく払ってきた費用ですが、こうしてみるとかなりの額が必要だということがわかります。
やはり「退職は計画的に」ということです。
お金がなくても精神的に限界なら今すぐ仕事を辞めた方が良い!
「明日の仕事のことを思うと眠れない」
「仕事のことを考えるだけで吐き気がする」
もしあなたがこのような状況でしたら今すぐ仕事を辞めることをおすすめします。
とりあえず一旦仕事から離れて自分を取り戻すことに専念しましょう。
一週間くらいは「もう二度とあの会社に行かなくていい」という安堵感で満たされると思います。
しかし早く生活費を工面しないといけないので、ゆっくり休んでいられないのも現実です。
そんなときは「公共職業訓練」を受けてみてはいかがでしょうか。
訓練を受ける前には面接などありますが
事前にハローワークの方と準備をしておけば合格しやすくなります。
自己都合で辞めた場合でも失業保険を早くもらえるのが最大のメリットです。
また一定の条件をクリアすることが必要ですが、日本には生活保護という制度があります。
生きていくために利用できる制度は最大限に活用しましょう。
まとめ
退職は、給料の3ヶ月分を最低確保してから辞めることが望ましいとされています。
なぜなら自己都合による退職の場合、失業保険がもらえるのは3ヶ月後だからです。
しかし事情があって、どうしても貯金がないまま辞めることもあるでしょう。
辞めるにあたって考えなければならないことは2つあります。
ひとつは支出の洗い出しと見直し。
もうひとつは生活費の工面です。
幸い日本には生活保護をはじめ、最低限生きるための給付金制度があります。
まずは当面の生活の不安を解消してから、新しい仕事を探していくといいでしょう。
次に働くときは給料から貯蓄分を天引きするなど、工夫して貯金してみてくださいね。