「平日は毎日同じような生活パターンしか送っていない・・」
という方は多いのではないでしょうか。
馬車馬のように仕事をして、帰宅した時にはもうヘトヘト。
休みの日も疲れすぎていて何もする気が起きず
「いったい自分は何のために働いているのだろう?」
そう考えると気分がふさぎ込んでしまいますし
あまりに余裕のない日々を送っていると
働くために生きているのではないかと
虚しく感じてしまうのは仕方のないことです。
そこで今回の記事は仕事ばかりの人生で
「何かおかしい」と感じたときの対処法をまとめてみました。
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生きるためにただ働くのはおかしい!
生きるためには、働いてお金を得る必要があります。
でも「ただ働けばいいんだよ」と言われても納得できませんよね。
確かに「ただ働いていればいい」という時代はありました。
終身雇用で、ボーナスも定期昇給もあった頃のお話です。
でも今は非正規社員ばかり増えたとえ正社員でもいつ首を切られるかわかりません。
そんな中で「労働者は私情を交えず、ただ会社に尽くすのみ」
という大昔の理論だけが根強く残っています。
驚いたことに会社側だけでなく、従業員側も
「ただ働いていればいい」と思っている人が案外多いのです。
これは日本人特有の「苦労は美徳」という
意識からくるのかもしれませんが
考えることをやめているようで恐ろしい気がします。
「ただ働く」ということは「自分をないがしろにする」と同義語です。
おかしいと思ったことは大切な「気づき」なのです。
仕事のためだけに生きたくない
「仕事に役立つ勉強をするのは当たり前」
「休日は体をしっかり休めて仕事に備える」
会社は当然のように仕事のためにプライベートを捧げることを要求してきます。
まるで江戸時代の丁稚奉公を見るようです。
こんな生き方を強制されたのでは窮屈で、息が詰まってしまいます。
自分はどう生きたいのか、それを考える余裕すら与えられません。
そのほうが会社にとっては都合がいいからです。
ただ生活を維持するだけならば、実はそんなにガチガチに働かなくてもいいはずです。
だからこそ人間は働くことに対してお金以外の要素、つまり「心の充足感」を求めます。
それを感じられないのならば、今の会社で働く意味はありません。
仕事のためだけに生きたくない」という抵抗は大事にして正解です。
仕事で何が楽しくて生きているのかわからなくなる原因
「何が楽しくて生きているのかわからない」
と感じてしまっているなら、一度しっかり原因を探ってみましょう。
以下の3つの原因の中に、心当たりはないでしょうか。
・帰宅後の生活が「メシ、フロ、寝る」だけ
「仕事終わってからジムに行っている」とか「習い事をしている」とか
どこの世界の話なのかと思っている人もいるでしょう。
最低限の生活だけをこなして、今日と同じ明日を
過ごさなければならないという生活が楽しいわけがありません。
・休みの日は疲れていて何もできない
やりたいことがあるのに疲れていてできないことが続くと
「何が楽しくて生きているのだろう」と感じてしまいます。
「休日に何もできなかった」という絶望感を抱えたまま
また仕事に行かなくてはならないのです。
・評価されない
毎日頑張って仕事をしているのに何の評価もされないと楽しくないのは当然です。
たとえ仕事であっても、感謝をされないと虚しく感じてしまいます。
仕事のせいで何のために生きているのかわからない時の対処法
仕事のせいで人生を見失っているあなたに必要なのは「共感」です。
「毎日のささやかな楽しみを見つける」「趣味を探す」
というのは一見いい対処法に思えますが
うわべだけの楽しさではあなたを本当に癒すことはできません。
だれかと今の境遇について話したり
特定されない程度にSNSに気持ちを発信したりしてみてはいかがでしょうか。
一番いいのは同僚と話すことですが
なかなか時間が取れずに話せないことも多いでしょう。
SNSでしたら自分のタイミングで発信することができます。
さらに書くことによって自分の気持ちを整理できます。
続けていると「いいね」や「返信」をもらえ
今感じている孤独感や閉塞感が和らぎます。
人生に行き詰ったときほど「仲間」が必要です。
だれかと気持ちを共有することが
「何のために生きているのかわからない」
という迷宮から抜け出す足がかりになります。
仕事をなんのために頑張るのか?見失わないようにしてください
「自分がいったい何を求めて働いているのか」
ということはハッキリさせておきましょう。
・お金を貯めて仕事を早期リタイヤしたい
・投資のための資金がほしい
・趣味に時間とお金を使いたい
なんでもいいので「働く目的」を設定します。
つらいと思ったときにブレない目的があれば頑張れます。
上司に言われるままに仕事ばかりしていると
どんどん自分が削られていきます。
そしてさらに考えてほしいのは
「今の環境で自分の望むものは手に入るか」ということです。
もう何年も昇給もなくボーナスもカットされた会社で働いても
「お金を貯めて早期リタイヤ」という生き方はできません。
自分に合った環境で働く必要があります。
自分が望む人生がわかったときどう行動すればいいか見えてきます。
同じように働いているように見えても
目的意識を持っていると自分を見失わずにいられます。
まとめ
「仕事に振り回されて、自分の人生じゃないみたい」と
感じているなら今までの生き方を見直す転換期にきています。
これまでの「ただ働いていた」という状態から一歩脱却しようとしているのです。
仕事は社会の役に立つことだけでなく、自分を幸せにすることも大事な目的なのです。
まずは自分が何のために働いているのか、改めて考えてみましょう。
その上で今の会社で頑張るか、違う環境に行くかを
判断することが必要になってきます。
仕事で精神をすり減らしながら生きるのはもったいないです。
「人生の目的」に向かって意欲的に仕事に取り組んでいきたいですね。