夜勤はすべてがおかしくなるからやるもんじゃない!夜勤をすることで体を壊したり精神状態が悪くなってしまう危険性をご紹介します。





夜勤のある仕事は他の仕事に比べて給料がいいことが多いので

惹かれるという人も多いと思います。

しかし生活リズムや睡眠時間は心身の健康に大きな影響を及ぼすため

安易に夜勤のある仕事を選ぶことはお勧めしません。

夜勤を始めたものの病気になり、働くことができなくなれば元も子もありません。

そこで今回の記事では、夜勤が及ぼす身体や精神への悪影響

夜勤に向いている人の特徴について紹介しています。

夜勤のある仕事に悩んでいる方や興味がある方は是非参考にしてくださいね。






夜勤なんてやるもんじゃない!夜勤ですべてがおかしくなる。


夜勤のある仕事を始めたが見るからに不健康そうになったり

うつ病になって退職したりした人の話を聞いたことがあるという方もいると思います。

人間の身体は基本的に朝に起きて、昼は活動し夜に眠るようにできています。

夜勤をするということはこの基本的な生活リズムとは異なる生活をするということになります。

生活リズムが乱れると自律神経やホルモンも乱れてしまい

病気を引き起こす危険性が高まるのです。

法律でも深夜勤務者は健康診断を他の人よりも

頻繁に受けなければならなかったりするなど

夜勤の心身への悪影響は実際に広く認められています。

夜勤のある仕事をする際はこれらのリスクを理解しておくことをお勧めします。





夜勤をすることで体に及ぼす悪影響


夜勤が体に及ぼす悪影響として

1つ目に生活習慣病になりやすくなることを挙げることができます。

夜勤のある仕事であると食事が不規則になりがちですし

夜に食事をとると昼よりも脂肪をためやすくなってしまうことが要因と考えられています。

二つ目の悪影響はガンになるリスクが上がることです。

海外の調査では夜勤を行う女性はそれ以外の女性よりも

乳がんになるリスクが約1.5倍になると報告されています。

はっきりとしたメカニズムは不明ですが

生活リズムの乱れによるストレスやホルモンバランスの乱れが

原因ではないかと推測されています。

三つ目の悪影響は自律神経失調症を引き起こしやすいことです。

自律神経失調症はめまいや動悸、頭痛、吐き気など様々な症状を引き起こします。

自律神経は体を興奮状態にする交感神経とリラックス状態にする副交感神経から構成されており

この切り替えがうまくいかなくなることが原因とされています。





夜勤をすることで性格が変わる?夜勤をすることで精神に及ぼす悪影響


明るい性格だった人が夜勤の仕事を始めると暗い印象になったり

今までよりも怒りやすくなったりすることがあります。

夜勤は精神にも悪影響を及ぼすためです。

具体的な悪影響として、まずうつ病になりやすいことを挙げることができます。

人間の感情には脳内の情報伝達物質であるセロトニンが深くかかわっています。

セロトニンは日光に当たることで分泌が活性化されるため

夜勤の仕事に就くとどうしても分泌されにくくなってしまいます。

そのため、夜勤がうつ病の原因になる得るといわれているのです。

もう一つは不眠症などの睡眠障害を起こしやすいことです。

人間は夜に寝るようにできているので

逆の生活となる夜勤では自然な状態の睡眠になりにくくなっています。

そのため睡眠不足になったり不眠症になったりしやすくなるのです。

睡眠不足だと疲れが取れず、気持ちも沈みがちになったり

イライラしやすくなったりします。





夜勤をすることで人間関係や付き合いもおかしくなっていく?


夜勤をすると人間関係や人付き合いにも影響を及ぼします。

夜勤の仕事をするとプライベートの時間が

他の人と合わなくなることが多いことが大きな原因です。

せっかく遊びに誘われても仕事中だったり、

夜勤明けで寝ていたりして人付き合いがしにくくなってしまいます。

また先ほども紹介した通り、うつ病になったり

睡眠不足でつらい状態になったりしやすいので

友人と会う元気がなくなることもあります。

そして無理して会ったとしても、怒るなどの

ネガティブな態度をとってしまい人間関係にひびが入ってしまう可能性もあります。

そのため友人と疎遠になったり、同じ夜勤の仕事をしている人ばかりと

付き合うことになったりし人間関係や付き合いもおかしくなってしまうのです。





夜勤に向いている人ってどんな人?


ここまで夜勤が心身にもたらす悪影響について紹介してきましたが

当然個人差があり、夜勤をしても心身ともに健康な人もいます。

夜勤に向いている人の特徴として、

一つ目にもともと夜型の生活をしており、

夜に活動することが楽で苦痛でないことを挙げることができます。

体内時計が他人とずれていることや夜勤をする前から夜型であるため

生活リズムが夜勤を始めてもあまり変わらないことが原因だと考えられます。

二つ目は、他人と関わることが苦手なことです。

夜勤の仕事は昼間に働く仕事よりも人に会わなくて済むことが多いためです。

他人との付き合いがストレスになる人にとっては、

夜勤によるストレスがあっても、人付き合いのストレスが軽減されるため

心身が楽になるということもあり得ます。





まとめ


夜勤は給料が高めなので魅力的ですが

生活リズムが崩れることなどにより心身に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

夜勤で高い給料を得ても、病気になると医療費がかさみますし

働くことができなくなる恐れさえあります。

また、他の人と生活リズムが異なるため、人付き合いも難しくなります。

もちろん夜勤に向いている人もいるので一概には言えませんが

夜勤にはリスクがあることを理解して夜勤の仕事をするかどうか考えることが大切です。