試用期間に社会保険なしの会社は辞退したほうが良い!試用期間に社会保険に入れてもらえない会社の特徴や理由、辞退したほうが良い理由を解説します。





会社を選ぶ基準で福利厚生を重要視する方は多いと思います。

その福利厚生の一部でもある社会保険が試用期間中は適用されないという会社があります。

福利厚生がしっかりしていない会社は「なんか大丈夫かな?この会社?」と感じてしまうものです。

今回は試用期間中は社会保険なしの会社は辞退した方がいいの?や

試用期間に社会保険に入れてもらえない会社の特徴や理由などをご紹介していきたいと思います。

試用期間中に社会保険に入れてもらえなかった人や

今まさに試用期間中で社会保険に入れてもらえてない人は是非、参考にしてみてください。



なぜ?試用期間で社会保険をもらえない会社の理由


試用期間とは会社で通用できるのかどうかをためしているいわゆる「お試し期間」のことです。

試用期間の間は労働者の資質や性格、能力等を十分に把握し、

従業員としての適性を吟味する期間であり、この期間の間は法的には本採用ではないのです。

本来なら試用期間の従業員でも週の所定労働が20時間以上賃金の月額が

8.8万以上あるならば、社会保険を入れてもらえるはずなのです。

しかし、会社によっては試用期間中の従業員に社会保険を入れないという会社もあります。

それは試用期間を経て、結果この会社では働くことができないと分かった従業員だった場合や

試用期間中に退職を選択されたら、社会保険を返却し、手続しなければならないのです。

その工程が面倒だと感じる会社だと試用期間の従業員には社会保険を入れてもらえないことがよくあるのです。



ブラック会社に多い?試用期間に社会保険を入れてもらえない会社の特徴


本来なら試用期間中だからという理由で社会保険を入れないということはできません。

法律でも条件を満たしている者は強制的に加入させなければなりません。

しかし、法的にはアウトなはずなのに実際に

「試用期間中は社会保険を適用しません」という中小企業は多くあります。

「そんな会社はブラック企業じゃないの?!」と言いたくなる人はたくさんいるでしょう。

そうです。そんな会社はブラック企業なのです。

ですが、会社側からすると「試用期間を経て絶対にうちの会社で働いてくれるという確信があれば、

加入させますけど、もしかしたら試用期間中に辞めることもあるんじゃないの?」という気持ちなのです。

社会保険に加入させる場合、会社側にも県戦の負担や事務手続きの手間がかかるのです。

社員が辞めた時も事務手続きの手間がかかってしまうのです。

その手間が面倒だと感じる会社は試用期間に社会保険を入れてもらえない会社の特徴になります。



試用期間で社会保険なしの会社は違法じゃないの?


本来従業員から「私は社会保険に入りたくありません」と

申し出があったとしても社会保険は加入させなければなりません。

もし加入させなければ法律違反になってしまいます。

試用期間で社会保険なしの会社は違法なのです。

さらには社会保険に加入させないと会社側には以下のリスクを負わされることになります。

・刑事罰を受けるリスク

・遡及支払いを受けるリスク

・追徴金・延滞金が発生するリスク

このようなリスクを負うことになります。

ですが、刑罰がすぐに適用されることはありません。

まずは行政指導から入ります。それでも社会保険の手続きをしなかったり、

虚位の届け出などを出しているとリスクを負うことになるのです。

しかしまだまだ日本には社会保険を試用期間の従業員に加入させない企業はたくさんあるのです。



試用期間に社会保険に入れてもらえない会社を辞退したほうが良い理由


上記でなんでも述べているように試用期間でも会社には社会保険に加入させる義務があります。

しかし、試用期間中に社会保険に加入させてくれない企業はたくさんあります。

それは単に企業が社会保険に加入させる手続きがめんどくさがっているだけで

本来はめんどくさがるなんて言語道断な話なのです。

ですが、それを平然とやってのける企業に未来はありません。

従業員の生活を守ろうとしてくれない企業はハッキリ言ってこの日本に必要のない企業です。

そんな企業はこちらから願い下げなのです。

社会保険を「めんどくさいから」という理由で加入させない会社は

ブラック企業確定なので試用期間中でもとっとと辞めてしまいましょう。

「次に転職する時は試用期間中でも社会保険を加入させてくれるかどうかの確認をしておく」

といういい勉強になったと自分に言い聞かせましょう。



もしも試用期間で社会保険に入れてもらえない時、どこに相談すればいい?


もしも、自分の労働状況が社会保険の加入条件を

満たしているのに社会保険に加入させてもらえなければ、

まずは社会保険の加入に関する業務を行っている部署の部門長に

加入してもらうように話をしましょう。

就業規則などに書かれていなければ試用期間でも

社会保険の加入はできるはずだということを談判しましょう。

それでも社会保険に加入させてもらえない場合は

まずは最寄りの年金事務所(日本年金機構)へ相談しましょう。

年金事務所では「被保険者資格の確認請求」という手続きで

あなたが社会保険に入れてもらえるかどうかの調査を行ってくれます。

そして被保険者資格がある(社会保険の加入条件を満たしている)と

認められた場合は、年金事務所から会社へ加入手続きを取るよう指導が行われます。



まとめ


条件を満たしている従業員への社会保険加入は会社の義務なのです。

その義務を怠っている企業がまだまだたくさんあるということに

驚きが隠せませんが悲しい事に現実に存在しているのです。

試用期間中に社会保険に加入させてもらうことが当たり前なのですが、

面接時にきちんと社会保険はいつから加入させてもらうかの確認もしておくといいでしょう。

あとから、社会保険に加入させてもらえなかったというトラブルを避けるためにも

こちら側も社会保険の加入の有無はきちんと確認するようにしましょう。