やりたくない仕事を指示されたけれど、断りたいという人もいると思います。
しかし、仕事をやりたくないから断ることは、わがままではないかという気もしますよね。
ただ、それでもどうしてもやりたくない時はどうにか断りたいものです。
この記事では、やりたくない仕事から逃げることが
わがままではない理由や、断り方について紹介しています。
やりたくない仕事を断るかどうか悩んでいる方や、
うまく断りたいと思っている方は是非参考にしてくださいね。
目次 関連
やりたくない仕事、意味のない仕事を指示されたけど断りたい・・
上司や会社からやりたくない仕事や意味のない仕事を指示され、
断りたいと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
仕事について、やりたくなくてもやるべきだということは当たり前の事です。
やりたい仕事だけやっているという人は少なく、
多かれ少なかれ、多くの人は嫌な仕事をやっています。
ただ、やりたくないと思う理由や指示された仕事の内容によっては、
やりたくないと思うことにも一理あります。
例えば、自分の信念に反する仕事や頑張っても意味がなく、
骨折り損になる仕事だと断りたくなるのも当然といえます。
やりたくない気持ちが強すぎて、退職せざるを得なくなったり、
ストレスにより心身の健康を害したりする前にうまく断ることができればいいですね。
やりたくない仕事から逃げるのはわがままではない理由
やりたくない仕事から逃げることは別にわがままではありません。
その理由として、一つ目に、成果が出にくいことを挙げることができます。
嫌々する仕事はなかなかうまくいかないものです。
やりたくない仕事を無理やりやらせても成果を出せないのであれば、
経費や時間の無駄になってしまい、誰も得しません。
二つ目の理由は、やりたくない仕事をするとストレスが溜まりやすいことです。
ストレスが溜まりすぎると、うつ病などの精神的な病気になったり、
生活習慣病などのリスクが高まったりします。
人生を楽しく、そして有意義に過ごすためにも健康は大切ですし、
社員が働くことができなくなると会社も困る事態に陥る可能性があります。
それを防ぐためにもやりたくない仕事を断ることは、
単に個人的なわがままではなく意味があるといえます。
やりたくない仕事を無理やりやらされるのはパワハラ?
やりたくない仕事を無理やりやらされることはパワハラに該当する可能性があります。
そもそもパワハラとは、優位な立場や地位にあることを利用して、
仕事に必要な程度や適正な範囲を超えて、相手が働きにくい環境にすることを指します。
パワハラには典型例があるとされており、
やりたくない仕事を無理やりやらさせることは
「過大な要求」や「過小な要求」に該当する可能性があります。
こなすことが困難な量の仕事をさせたり、
能力的に行うことが難しい仕事をさせたりすることは過大な要求に該当するといえます。
また専門職として採用されたのに、関係のない雑用ばかりを
嫌がらせ目的でさせたりすることは過小な要求に当てはまります。
やりたくない仕事を無理やりやらせることが必ずパワハラになるわけではありませんが、
典型例に当てはまるような場合はパワハラになる恐れがあるので注意が必要です。
上司からやりたくない仕事を指示された時の上手な断り方
上司からやりたくない仕事を指示されたときの上手な断り方として、
一つ目に、いきなりは断わらないことを挙げることができます。
すぐひと言目に「できません」など否定してしまうと嫌な印象を与えてしまいます。
「申し訳ございませんが」「仕事の話はうれしいのですが」など
クッション言葉や感謝の言葉を最初に入れるとマイナスの印象を和らげることができます。
二つ目は、相手が納得してくれるような理由を伝えることです。
忙しい場合に新しい仕事をこなす余裕がないことを理由にすると納得されやすいでしょう。
自分がやりたくない理由を考えそれが他人から見て
納得できるようなものであれば、正直に話すことをお勧めします。
三つ目は、代替案を出すことです。
指示された仕事はできなくても協力できる方法があれば、それを提案しましょう。
仕事の一部だけならできる場合はそのことを伝えるなどです。
非協力的だと反感を持たれることを防ぐことができます。
やりたくない仕事からいつも逃げる人にはならないようにしましょう
やりたくない仕事から逃げること自体は悪いことではありませんが、いつも逃げることはやめましょう。
やりたくない仕事を断るときは、どうしてもやりたくない時や
きちんとした理由がある時に限ることをお勧めします。
その理由として、一つ目に、職場で嫌われる可能性があることを挙げることができます。
いつも断ってばかりだと反感を買いやすく、自分が困ったときに助けてもらえない可能性があります。
二つ目の理由は、仕事を振られなくなる可能性があることです。
いつも断ってばかりだとやる気がないと思われ、自分がやりたい仕事もやらせてもらえなくなります。
三つ目は、成長の機会を失う可能性があることです。
やりたくない仕事も含めて、いろいろな経験を積むことが成長に繋がります。
やってみたら意外とうまくでき、大きく成長するということも少なくありません。
まとめ
やりたくない仕事を無理して行っても、成果が上がらず苦労だけしたり、
ストレスが溜まって不調になったりする恐れがあるので、逃げることもわがままではありません。
うまく断ることで人間関係へのダメージも減らすことができます。
ただ、やりたくない仕事から逃げてばかりだと、
人間関係も悪くなりますし成長できなくなる可能性もあります。
どうしてもできない時ややりたくない時以外は、
やりたくない仕事にも挑戦してみるなどバランスを保つことをお勧めします。