年間休日120日以上は嘘の時もある!年間休日の嘘は違法?年間休日120日と書いている求人の嘘の見分け方をご紹介します。





「休みが少ない今の職場から転職したい!」と思っていませんか。

やはり週に2日は休まないと疲れは溜まっていく一方です。

求人票を見てみると、案外年間休日120日の会社があることに驚くと思います。

しかしちょっと待ってください。その情報は本当に正しいでしょうか?

会社は人を集めたいばかりに、重要な前提条件を隠して

「年間休日120日以上」と求人票に書くこともあるのです。

入社してから「だまされた…」と思っても、すぐ辞めることはできません。

今回は「年間休日120日以上が嘘である求人票の見分け方」についてご紹介しますね。



年間休日120日以上と書いてあったのに実際は嘘だった・・


年間休日120日というのは

・土日で約104日

・祝日で16日

合わせて120日となることが根拠になっています。

非現実的な数字ではないので、疑うことはしませんよね。

しかし落とし穴があります。

それは有給休暇を含めているケースです。

つまり休日+有給休暇で120日としているのです。

本来なら年間休日に有給休暇は含めません。

もしかしたら会社は「有給休暇の計画的付与」をしているのかもしれません。

説明しますね。

有給休暇の計画的付与は「年間の有給休暇日数から5日を引いた日」を

会社が決めて休みを取らせる制度です。

たとえばあなたの年間の有給休暇の日数が12日だった場合、

12日-5日=7日を会社が休む日を決めることができます。

もちろん労使協定が必要です。

「そんなの聞いてない!」と思う人は就業規則を確認してみてください。

サラッと書いてあるかもしれません。

素直に会社の言うことを信じると痛い目に遭います。



年間休日で嘘を書いているのが多い職種は?


次の職種で年間休日が多い場合は、応募の前に一度疑ってみてください。

いずれも土日関係なく働いている方が多い職種です。

・サービス関連

ホテルの接客係や飲食店・ショップの店員、エステティシャンなどです。

これらの職種で年間休日が120日というのは無理があります。

休日が少ない職種で人の集まりが悪いため、

休日を多く書いているのかもしれません。

・ドライバー

土日はもちろん昼夜を問わず仕事がある職種です。

通販での買い物が増えているこのご時世に、

年間120日の休日があるとはとても思えません。

常にドライバーが不足しているので、

年間休日の多さで人を集めようとしている可能性が高いです。

建設作業員

隔週で土曜日が休みか、もしくは日曜だけ休みが多いのが建設関係のお仕事です。

冬場のお休みが多いことも考えられますが

「先輩や上司が休まないので休みにくい」ということもあるので注意が必要です。



休日出勤が認められている場合などは年間休日120日じゃなくても嘘にならない?


休日出勤が認められている場合は、年間休日が120日じゃなくても嘘になりません。

法律上の休日の内容と嘘にならない理由を見てみましょう。

・法定休日

労働基準法では週1回以上の休日を取ることが義務付けられています。

週1回の休みを取らせなかったときは「原則」違法となります。

・法定外休日

法定休日以外の休日です。

たとえば土日が休みの場合、土曜日が法定外休日となります。

この日に休日出勤させても実は違法になりません。

・36協定

法定休日に出勤させたい場合は、その条件を「36協定」で締結する必要があります。

その協定を労働基準監督署に届け出をすると休日出勤が可能になります。

多くの会社で36協定が締結されているのが現実です。

「今日で10連勤…」という話がまかり通っているのは、36協定があるためです。



年間休日の内訳からもわかる?年間休日120日と書いている求人の嘘の見分け方


年間休日120日と書いてあっても、次のような内容が書いてあったら嘘の可能性大です。

・隔週土曜日出勤

隔週土曜日の出勤があって、年間休日120日は考えにくいです。

お盆休みや年末年始の休日も含めて計算してみましょう。

日曜日52回+隔週土曜日の休み26日+祝日16日=休日94日

年間120日の休日だと120日-94日で26日残ります。

お盆休みと年末年始の休みで26日もあるでしょうか。

お盆年末年始合わせても10日くらいしかないでしょうから、

休日は105日程度と思って間違いありません。

さらに土日祝出勤ありなのに年間休日120日と書いてある場合は、

ほぼ嘘だと言っていいでしょう。

「どこの会社もやっているから」と嘘を堂々と書いている会社も存在します。

入社してから後悔しないために、冷静に休日の計算をすることを強くオススメします。



年間休日120日以上のホワイト企業へ転職をするなら転職エージェントを利用しよう


では年間休日120日以上のホワイト企業をどう見つけたらいいでしょうか。

まさか面接で「年間休日は間違いなく120日ありますか」とは聞けませんよね。

たとえ本当に120日の年間休日があったとしても、確実に落とされます。

転職で最重要になるのが「情報」です。

求人票は大事な情報源ですが、嘘が書いてある場合もあります。

そんな中で正しい情報を得るためには転職エージェントは必ず活用してください。

間違った情報を提供してしまうと転職エージェントの評判に関わるので、

情報の精度が格段に高いのでオススメです。

「今まで利用したことがないから不安」

「面倒そう」

登録に多少の手間はかかりますが、実際やってみると案外簡単です。

あなたの希望する条件を遠慮なく転職エージェントに伝えて、

ホワイト企業の情報をバンバンもらってください。

とりあえず登録して試してみてはいかがでしょうか。



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まとめ


有給休暇を年間休日に含めている場合は違法の可能性があります。

また違法ではなくても、休日出勤が多い会社だと

年間120日の休日を取ることは難しいです。

業種別の年間休日の平均は厚生労働省のサイトから見ることができます。

明らかに平均より多い場合は疑ったほうがいいでしょう。

勘ぐりながら転職活動をするくらいなら、

いっそ転職エージェントを利用したほうが効率的にホワイト企業を探せます。

社してから「しまった!」と思わないために、

転職エージェントを活用して転職を成功させてくださいね。