頑張って転職に成功したあなた。
入社初日から会社のヤバさに触れ
「これ、無理かもしれない」と絶望したことはないですか。
「いやいや、我慢すれば慣れるかも」と踏ん張ってみても
日を追うごとに会社への違和感は増すばかり。
そして案の定耐えられなくなって辞めてしまいます。
このとき「人生終わった…」と途方にくれてしまうのは仕方ないことです。
「早く次を探さないと!」と焦る気持ちと「
また失敗したらどうしよう」という不安で身動きが取れなくなります。
今回の記事ではそんな絶望の底にいるとき、何をやっておけばいいのかご紹介しますね。
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転職の失敗は人生終わりじゃない!
転職したとき、人は「今後の人生の成功」しかイメージしていません。
「会社に骨を埋める気持ちで」とはりきって
転職したにもかかわらず1年も経たずに辞めてしまったとしたら…。
確かに「人生終わりか…」と思いたくなるのも無理はありません。
しかし転職の失敗は人生の終わりではありません。
単に働く場所や内容を間違ったのです。
そして間違ったのなら正せばいいだけの話なのです。
「以前に勤めていた会社の元同僚が頑張って仕事をしている」
「同級生のあいつは転職に成功して生き生きと働いている」
そんな周囲の姿を見ると、自分だけが失敗したように思えて
絶望したく気持ちはわかります。
就職や転職なんて半分はギャンブルです。
どちらに転ぶかなんて、正直なところ入社してみないとわかりません。
失敗は終わりではなく、新しい道に至るまでの通過点なのです。
転職で失敗してしまう人の共通点
転職に失敗してしまう人には3つの共通点があります。
・前職がブラック企業だった
「こんなブラック企業は他にないだろう」と辞めたはいいが、
転職先もまた違うタイプのブラック企業だったということがあります。
あの会社以外だったらどこでもマシだろう、
と思って転職先のリサーチがおろそかにしたことが原因です。
・給料面だけを重視した
転職するとき、前職の給料より低くしたくないものです。
転職先の仕事内容をよく精査せずに「なんとなくできるかも」と甘い見通しを立てて、
給料に惹かれて就職したら大変すぎてついていけなかった、ということがあります。
・自分の適性をわかっていない
営業で苦労して辞めたのに「経験があるから」と
また同じ職種に就いてしまうと失敗します。
再就職を焦ってしまうと採用されやすい「経験」に頼りたくなりますが
これだと転職を繰り返す羽目になります。
転職の失敗で人生終わったと思った時にやるべきこと
しばらくは落ち込んでください。
「なんでこんなことになったのだろう」と後悔してください。
無理にポジティブに考えて、すぐ転職活動をしないほうがいいでしょう。
失敗を早く取り消したくて仕方ないでしょうがここで突っ走ってもうまくいきません。
自分の負の感情ときちんと向き合うほうが、のちのち心が安定します。
いつまでも落ち込んでいないのが人間です。
必ず浮かび上がろうとしますが
転職活動の前に心を落ち着かせることが先決です。
・読みたかった本を片っ端から読む
・SNSに自分の気持ちを綴る
・気になっていた場所に行く
一見転職と関係ないように思えますが
自分の心に従って動いているうちにあなたは気づくはずです。
「人生はまだ終わっていない」と。
転職やその失敗ばかりにとらわれていた心の視野を広げてあげてください。
転職で次は失敗しないためにやるべき事
ではどうやったら次の転職を失敗しないで済むのでしょうか。
・必要な年収を計算する
やはりお金の問題は外せません。
必ず書き出して、いくら稼げばいいのか計算してみましょう。
これを明確にすると、給料の高さだけで仕事を選ぶことがなくなります。
転職に失敗して「もしかしたら無職状態が続くかも」と
リアルに想像したあなたならば、不要な経費は見積もらないはずです。
・譲れない条件を決める
経験はあるけどこの仕事はしたくない残業の多い会社はイヤなど
「自分がやりたくないこと」をはっきりさせましょう。
苦手や嫌いが少ないほうが、仕事は長続きするからです。
・転職先のリサーチをする
ネットでなるべく多くの情報を仕入れましょう。
可能であれば周りの人に、転職先の会社について何か知っていないか聞くといいです。
もしブラック企業だった場合、悪いうわさが意外と遠くまで聞こえているものです。
たとえ30代、40代で転職に失敗しても人生やり直すことは可能!
求人票を数十社見るとわかりますが
条件のいい会社は20代まで、最大で34歳までが限界値となっています。
不利なことも多い30代40代の転職ですが、強みもちゃんとあります。
実は「あまり若い子はちょっと…」という会社も意外に多いのです。
それなりに世間に揉まれ、社会常識を身に付けているのは大きな強みです。
ビジネスマナーを最初から教えなくていい
というのは企業にとってかなりの負担減になるからです。
また資格や過去の経験を重視する会社もかなりあります。
その場合は40代であっても
悪くない金額の給料やボーナスを払ってくれるケースがあります。
今度就きたいと考えている仕事に関する資格や
経験を積める機会がないか探してみましょう。
行動することで見えてくる選択肢もあります。
まだまだあなたは必要とされています。
まとめ
30代40代で転職しようとしたのは
「より良い人生を送りたい」という強い願いの現れです。
「どういう働き方をすれば自分を幸せにできるのか」
転職の失敗はそのことを考えるいい機会だったのです。
あなたが大事にしたいものは何ですか?
時間や給料、仕事そのものなど答えはあなたの中にあります。
転職の失敗は、これからをより良く生きるために必要な体験でした。
やりたいこと、できることはいっぱいあります。
落ち込んで立ち直ったら、軽やかに次のステージに進みましょう。