正社員である必要性はある?正社員と契約社員の違い・正社員のメリットデメリットやなぜ正社員がいいのかを徹底解説します。





家族や友達は「正社員で働くのが当たり前」と思っています。

でも「働くことに変わりないのだから非正規社員でも問題ないのでは?」

と疑問に思ったことはありませんか?

同じように働いていても待遇には大きな差があり、

正社員には非正規社員に比べて多くのメリットがあります。

現時点のことだけでなく、将来を見据えた上で正社員である必要性があるのです。

正社員、非正規社員それぞれ特徴があるので押さえておきましょう。

今回は「正社員と非正規社員のメリットデメリットとなぜ正社員がいいのか」を解説しますね。



なぜ正社員がいいの?福利厚生など正社員のメリット


「なぜ正社員で働かないとダメなの?」と考えたことがある人もいるでしょう。

派遣社員として働くほうが時給が高いケースもありますよね。

それでも正社員のほうがいい理由を3つ挙げます。

・手当が充実している

「住宅手当」や「技能手当」といった

正社員ならではの福利厚生が充実しているのが魅力です。

月々の手当は少なくても年間で考えると、かなりいい収入になります。

あるとないでは生活の安定感が大きく変わります。

・退職金がもらえる

はっきり言って退職金がないとつらいです。

急な事情で辞めることになったときに

一時的にまとまったお金があると不安にならずに済みます。

・ローンが通りやすい

住宅や車などのローンを組むには正社員のほうがダンセン通りやすいです。

豊かな生活を送りたいと思うなら、正社員になっておいて間違いはありません。



正社員であることのデメリット


有利なことが多い正社員ですが、デメリットもあるので見ていきましょう。

3つのデメリットを挙げます。

・責任が重い

あなたの言動は、勤めている会社の言葉であり行動になります。

うかつな言動をすると会社の信頼をおとしめ、社会問題になることも考えられます。

・時間外でも仕事にとらわれる

正社員は時間分だけ働けばいいわけではありません。

必要な勉強をしたりリサーチをしたり

たとえ休日でも仕事に縛られることも少なくありません。

気持ちの切り替えをうまくできないと、ずっと仕事をしている感覚になります。

・ストレスがたまりやすい

責任が重い分、非正規社員と比べてストレスが大きくたまります。

また「正社員なんだからこれくらいやって当然」

と仕事に直接関係のない用事に振り回されることもあります。

「こんなにつらいなら非正規社員のほうがいい」と思うことになるかもしれません。



非正規社員のメリットとデメリット


「正社員は大変そうだし非正規のほうが気楽に働きやすい」

と考える人もいるでしょう。

そこで非正規社員のメリット1つとデメリット2つを確認しておきます。

まずはメリットです。

・時間内だけ働けばいい

非正規社員は決められた時間まで働けば、そのあとは自由です。

就業時間後に行われる会議やサービス残業はありません。

お金よりプライベートな時間を多くほしい人に向いています。

次にデメリットです。

・評価されない

非正規社員は「都合のいい存在」として扱われます。

たとえ頑張って働いていても認められることが少ないです。

そして会社の都合で「辞めてほしい」と言われることもあります。

・将来の金銭的不安

非正規社員の多くはボーナスもなければ退職金もありません。

毎月きちんと貯蓄していても不安になります。

安定した生活にそれなりの収入は必要です。

食べて生きていくだけの生活は、想像以上に厳しく精神的にしんどいですよ。



正社員と契約社員の違い


正社員と契約社員の違いについてみていきましょう。

正社員は「無期雇用」です。

つまりずっと勤めることを前提にしています。

対して契約社員は「有期雇用」です。

その名前のとおり、働く期間が決まっているのが特徴です。

「契約更新の可能性あり」となっている求人票を見たことがありませんか。

多くの会社は1年ごとに契約を更新していきますが

更新されない場合もあるので注意してください。

したがって契約社員に向いているのは以下のような人です。

・事情があって正社員として働けない人

・1年働いてみてその後どこかの会社の正社員で働こうと思っている人

契約社員から正社員登用している会社はごくわずかなのが実情です。

会社としては正社員はお金がかかるので、契約社員のままのほうが都合がいいからです。

契約社員はあくまでも「次の仕事までのつなぎ」として考えておきましょう。



正社員である必要性あるの?正社員のメリットはこれからなくなる?


今後「正社員であるメリットがなくなる」という話を聞いたことがあるでしょうか。

同一労働同一賃金、つまり同じ仕事をしているなら同じだけの給料を

支払うべきというガイドラインが厚生労働省から出されているためです。

ただしガイドラインは法律ではありません。

つまり会社としては守らなくても問題ないのです。

そのためまだまだ正社員のメリットはなくならないと予想されます。

正社員で働くことに不安があるあなた、大丈夫です。

必ずフォローしてくれる先輩や上司はいます。

正社員には面倒や責任の重さがつきまといますが、生活が安定することだけは事実です。

年齢を重ねると正社員になるのが大変になります。

なるべく早く正社員になっておきましょう。



まとめ


正社員には多くのメリットがあり生活を豊かにしてくれます。

収入面の安定性だけでなく、福利厚生や社会的信用に至るまで

あなたの生きやすさをサポートしてくれるのが正社員という働き方です。

最近言われている「正社員であるメリットはなくなる」

という話はありますが、それはまだ先の話です。

自身の状況次第では非正規社員を選択することもありますが、

基本的には正社員になって損はありません。

目先の気楽さだけでなく、将来のことを考えてメリットの多い正社員を狙ってみてくださいね。