会社や上司に「飲みニケーション」を強制されて、嫌な思いをしている方もいると思います。
飲みニケーションとは、お酒を飲みながらコミュニケーションを取ることで、
お酒が苦手な人や仕事以外の時間まで仕事関係の人と過ごしたくない人には嫌なものです。
この記事では、飲みニケーションがうざい原因や会社が飲みニケーションを行う理由、
嫌な時の対処法などについて紹介しています。
飲みニケーションについて悩んでいる方は是非参考にしてくださいね。
目次 関連
飲みニケーションは時代遅れ!飲みニケーションをしているのは日本だけ?
飲みニケーションは時代遅れで、日本でしか行われていないという話はよく聞きますよね。
飲みニケーションは飲酒の強要やプライベートの時間の拘束につながるため、
個々の自由やプライベートの充実が叫ばれている現在では、時代遅れになっていることは否めません。
ただ、飲みニケーションは日本固有のものではなく、海外でも行われています。
日本ほど強制力は強くないと言われていますが、日本と同様に、
飲みニケーションの場で重要なことが決まってしまうこともあるようです。
自由を重視し、個人主義的なイメージのあるアメリカでも飲みニケーションは活発に行われています。
もちろん強制ではありませんが、飲みニケーションの場に参加しなければ、
仕事上の重要な意思決定に参加できないことも少なくないとされています。
飲みニケーションは時代遅れかもしれませんが、
海外でも普通に行われていることは知っておいた方がよいでしょう。
飲み会文化がなくなれ!飲み二ケーションがうざい原因
飲み会文化や飲みニケーションがうざい原因として、
一つ目にプライベートの時間が削られてしまうことを挙げることができます。
飲み会に参加すると2、3時間はかかり、
その分自分の時間が削られてしまうため、マイナスに捉えてしまいます。
二つ目の原因は仕事中ではないのに、気を使わなければならないことです。
上司や先輩に気を使って、好きなように食べたり飲んだりできなかったり、
興味のない話も聞かなければならなかったりします。
給料も発生しないのに、気を使うとなると嫌な気持ちになる人も少なくないでしょう。
三つ目は、セクハラやパワハラが発生しやすいことです。
仕事中はハラスメントに気を付けていても、
酔うと気が緩んでパワハラ発言やセクハラ行為をしてしまいがちになります。
また、飲み会の場では許されると思ってハラスメントをする人もいるため、
セクハラやパワハラが起きやすいといえます。
飲みニケーションの強制参加はハラスメントに該当する?
飲みニケーションや飲み会への参加を強制することは、ハラスメントに該当する恐れがあります。
特に上司や先輩など、優位な地位にある人がその地位を活かして、
飲みニケーションを強制した場合は、パワハラと言われる可能性が高いです。
パワハラとは、職場で優位な地位にある人がその地位を前提に、
業務に必要で適切だといえない行為をすることで相手を働きにくい状態にすることを指します。
上司や先輩であると優位な地位と言えますし
飲みニケーションの強制は業務に必要で適切なものとは言えません。
その結果、相手が嫌な思いをすれば、働きにくくしたということができます。
このように飲みニケーションへの参加を強制することはパワハラの要件にあてはまる可能性が高いです。
パワハラとなると懲戒処分の対象となったり、
損害賠償や慰謝料を請求されたりする恐れがあるので、注意が必要です。
飲みニケーションが若者に時代遅れだと思われても会社が行う理由は?
飲みニケーションは特に若者から時代遅れと嫌がられていますが、
行う会社や上司が多いのも現実です。
飲みニケーションを行う理由として一つ目に、
社員同士の親睦を深めることができることを挙げることができます。
お酒を飲みながら雑談することで仕事では知ることができなかった
一面を知ることができ、仲良くなることができます。
社員同士の人間関係が良くなると、仕事もスムーズにいくことが期待できます。
二つ目の理由は、じっくり情報交換しやすいことです。
仕事中は仕事に関係のある人としか話をしないことが多いですが、
飲み会ではあまり仕事で関わることがない人とも話すことができます。
また、仕事中は目の前にある仕事の話ばかりになりがちですが、
飲み会では時間があるので、仕事全体や将来の話などより
高い見地からの話になることも多いです。
飲みニケーションを通して、
仕事中にはしにくい情報交換ができるということができます。
職場の飲み二ケーションが気持ち悪くていきたいない時の対処法
職場の飲みニケーションが嫌で、行きたくない時の対処法として、
一つ目に、断ることを挙げることができます。
ただ断るだけでは協調性がない人だと思われるなど、
人間関係にヒビが入る可能性があるので、
相手が納得する理由を説明するようにしましょう。
体調や家庭の事情などが納得されやすい理由としておすすめです。
二つ目は、飲みニケーションを強要されるときに
上司や社内の相談窓口などに相談することです。
先程紹介した通り、飲みニケーションの強要は
パワハラに該当する可能性があるので、
パワハラとして相談してみてもよいでしょう。
飲みニケーションを強要してくる人を注意指導してくれることが期待できます。
三つ目は、転職を検討することです。
会社や職場が飲みニケーションを推進している場合は、
なかなか飲み会を断ることが難しいでしょう。
もしその場合はその会社から離れることが手っ取り早くて確実な対処法と言えます。
まとめ
飲みニケーションは時代遅れと言われて若者から嫌がられたり、
パワハラなどのハラスメントの温床となったりするなど、
最近ではデメリット面が強調されるようになっています。
しかし、職場の人間関係を円滑にすることや
情報交換の場になることなどのメリットを狙って、
飲みニケーションを行っている会社も少なくありません。
飲み会に行きたくない時は、上手く理由をつけて断ることや
パワハラになりそうなときは、
上司などに相談することで対処することをお勧めします。
また、飲みニケーションが苦手なのに、
飲み会が活発な職場に居る人は転職することを検討してみてもいいでしょう。