入社して1年経っていないけれど、もう会社を辞めたいと思っている人も少なくないでしょう。
しかし、新入社員が1年で退職してもいいのか悩んだり、
迷惑ではないか心配になっていたりする人もいるのではないでしょうか。
この記事では、新入社員が1年で仕事を辞めることが迷惑になる理由や
退職した方が良いケース、退職する際の注意点などについて紹介しています。
新入社員で仕事が辛くて退職したい方や退職したいけれど
決断できなくて悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
目次 関連
新卒1年目で仕事を辞める人は意外と多い、一年目で辞めてしまう理由
新卒1年目で仕事を退職する人は10%以上いるという統計もあり、意外と多いものです。
新入社員が1年で仕事を辞める理由として、
一つ目に、思っていた仕事内容と実際のものが違うことを挙げることができます。
新入社員だとまずは補助的な業務を任せる会社も多いですが、
入社後すぐに中心的な仕事をやりたい人は不満を持ってしまいます。
やりたい仕事ができないのであれば辞めてしまおうと思って退職してしまうのです。
二つ目の理由は、人間関係が悪いことです。
険悪な関係の人がいるときは当然ですが、
コミュニケーション不足で何となく孤立してしまっているときも当てはまります。
職場に居場所がないと思うと出社することが苦痛になり、退職してしまいます。
三つ目は、仕事が合わないと思うことです。
新入社員だと失敗やミスも多いので、仕事が合わないと思う人も出てきます。
実際に適性が無いのかまだわからないのに、見切りをつけてしまいます。
新入社員が一年で仕事を辞めるのが会社にとって迷惑だと思われてしまう理由
新入社員が1年で仕事を辞めることが会社にとって迷惑になる理由として、
一つ目に、今までかかった経費が無駄になってしまうことを挙げることができます。
人を採用し、入社させるには、求人広告を出したり、
入社後の事務用品を購入したりと様々な費用が掛かります。
新入社員で退職すると、まだ会社に貢献できていないのに、
それらの費用だけ掛かったという感じになり、損失だと思われてしまいます。
二つ目の理由は、また一から教育しなければならなくなることです。
1年で辞めた新入社員の欠員として、
新しく採用するとまた一からその人を教育しなければなりません。
一人前の社員が誕生する時期が遅くなってしまうので、迷惑と思われます。
三つ目の理由は、周りの社員に悪影響を及ぼす恐れがあることです。
新入社員がすぐに辞めると周りの社員のモチベーションも下がります。
特に教育担当の社員は労力が無駄になり、がっかりしてしまうでしょう。
新入社員が1年目で辞めたほうがいい場合はどんなケース?
新入社員が1年目で退職することは早すぎると思われることもありますが
退職した方がいいケースもあります。
退職した方がいい場合として一つ目に、
仕事のストレスで体調不良になっていることを挙げることができます。
体調を崩すほどのストレスを感じている場合は仕事が合わない可能性が高いからです。
これからの人生や生活のためには健康が大切ですので、
健康第一に考えることをお勧めします。
二つ目は、労働時間が長すぎたり、
パワハラが横行していたりするなど労働環境が劣悪な場合です。
多少の残業や人間関係のトラブルは多くの職場にあるものですが、
毎日長時間残業しなければならない職場やパワハラなどの
ハラスメントが日常的に行われている職場は異常です。
段々と心身共に追い詰められている可能性が高いですし、
会社の方針や雰囲気は変わりにくいため、
悪影響を受ける内に辞めてしまった方がよいでしょう。
1年で辞めるつもり、新卒一年目がな辞める時に気を付けるポイント
入社して1年で辞めるつもりの人が気を付けるべきポイントとして、
一つ目に、仕事が長続きしない人だと思われやすいことを挙げることができます。
飽きっぽい人や我慢できない人だと判断されやすいため、マイナスになります。
退職理由を前向きに説明できるようにしておくと、マイナスの影響を抑えることができます。
二つ目は、1年以内に退職する場合は失業保険がもらえない可能性があることです。
失業保険を受給するにはいろいろな条件があり、
自己都合退職の場合、基本的には1年以上在籍していないともらえません。
退職しても生活費に困らないよう、貯金をしておくことや転職先が決まってから退職することをお勧めします。
三つ目は、1年程度だと経験を認められにくいことです。
特に新卒だと社会人としての経験やスキルがないものと思われることが多いです。
そのため、即戦力を期待している職場では採用されにくく、
転職の際に不利になる恐れがあります。
仕事を一年耐えて辞めるのは甘えではありませんしもう限界なら辞めても大丈夫です
仕事を1年我慢して辞めることは、甘えで許されない事ではありません。
また、心身の限界が近づいている場合は退職を検討することをお勧めします。
もちろん、仕事を1年程度で辞めるとデメリットもあります。
しかし、我慢の限界が来ていたり、体調不良になるほど
追い詰められていたりする場合は退職した方がよいでしょう。
不利になりやすい転職活動をうまく乗り切るためには、
転職エージェントなどの転職支援サービスを利用することをお勧めします。
退職理由の伝え方などについても相談できますし、
希望について詳しく聞いてもらえるので
より自分に合った求人を紹介してもらうことが可能です。
転職先では長く働き続けることができるように
仕事内容や社内の雰囲気などをできるだけ把握することが大切です。
転職エージェントは応募先企業について詳しい情報を持っていることもあるので、
求人情報を見るだけよりも詳しい情報を知ることができます。
まとめ
新入社員1年目で退職することは、会社に迷惑と思われることや
転職に不利になりやすいことなどデメリットがあることは事実です。
しかし、体調不良や我慢の限界の時は辞めても甘えではありません。
また、転職も当然不可能というわけではなくやり方次第で、
入社後1年で退職したことによる悪影響を抑えることもできます。
この記事で紹介している1年で辞めることの注意点や転職の進め方を参考にして、
我慢できないほど辛い状況から解放されましょう。