ルート営業は既存の顧客だけを相手にしていればいいから
一般的には「営業より楽なのではないか？」と思われがちです。
しかし世の中の一部の人は「ルート営業は辞めた方がいい」と言っています。
どうしてルート営業は辞めておいた方がいいと言われるのでしょうか？
今回はルート営業はやめておいた方がいいと言われている理由や、
ルート営業に向いている人の特徴をご紹介したいと思います。
「ルート営業を経験してみたいな～」と考えている人は仕事選びの判断材料にしてみてください。
目次 関連
ルート営業は大変？「辞めとけ」と言われる理由
営業が未経験でもルート営業なら大丈夫そうだと思い
「挑戦してみようかな？」と考えている人も多いのではないでしょうか？
しかしよくよく周りに耳を傾けると、「ルート営業はキツイ」とか
「ルート営業は辞めておいた方がいい」などとよく聞きます。
ルート営業とは大変なものなのでしょうか？
ここではルート営業は「辞めておけ」と言われてしまう理由をご紹介したいと思います。
①キャリアアップしづらい
ルート営業はお客様のサポートやフォローアップなどをすることが目的の営業です。
なので、どうしても「売上」という数字に表れることがありません。
普通の営業ならば仕事を取ってきたら取ってきた分だけお給料に反映されるものなのでしょうが
ルート営業は売り上げを出しづらいのキャリアアップを目指す人にはキツい職業になるでしょう。
②単なるパシリになってしまう
上記でも述べている通りルート営業はお客様のサポートや
キャリアアップなどを目的にしているので、
どうしてもお客様のパシリのような感じになってしまいます。
お客様の要望にはたとえ無理難題でも答えなければならない・・
しかもその無理難題に応えたとしても会社から認められることはない・・
これでは何を目指して仕事をしているのか分からなくなってしまいます。
③給料が上がりづらい
ルート営業は売り上げを追う仕事ではないので、
頑張ったら頑張った分だけお給料が上がるわけではありません。
会社としてもルート営業で働く人の貢献度が可視化しづらいのでボーナスも上げづらいのが現状なのです。
実は楽？ルート営業に向いている人の特徴
上記では「ルート営業は辞めておけ」と言われてしまう理由をご紹介しましたが、
ここではルート営業に向いている人の特徴をご紹介したいと思います。
①誠実な性格の人
ルート営業はすでに自社と取りき日実績がある顧客を相手にする営業なので、
自社との間に信頼関係がある程度構築されています。
そのため誠実に顧客と向き合える人が向いているといえるでしょう。
ルート営業には真面目で正直な人が求められるでしょう。
②細かいことに気が付く
同じ顧客と何度も顔を合わせることになるルート営業では、
相手の微妙な変化がビジネスチャンスに繋がります。
そのため顧客のどんな些細な変化さえ見逃さない細かいところにまで目がいく人が向いています。
相手の細かい変化に気が付くことは、ルート営業にとって重要なスキルの1つです。
③年上から気に入られやすい
年上の方から気に入られやす人もルート営業に向いているでしょう。
ルート営業は顧客主導で取引が進むことが多く、
可愛がられながら仕事を覚えていく特性があります。
相手を上手に立てられる性格の人は顧客と良好な関係を築きやすく、
相手から気に入ってもらうことができれば多少のミスやお願いにも聞いてもらいやすくなるでしょう。
④根気強く対応できる
既に取引実績がある顧客を相手にするルート営業は、前任者と比較されがちです。
ショックなことを言われることもあるでしょう。
たとえどんなにショックなことを言われても根気強く対応できる人はルート営業に向いているでしょう。
女性が営業で活躍するにはルート営業がお勧め？
営業職というと「毎月、毎月ノルマがあって大変そう・・」
というイメージを持つ人もいるかと思います。
いまだに営業＝男性の仕事と捉えている人もいると思います。
しかしルート営業なら女性の方が向いているのではないでしょうか？
ルート営業はすでに取引をしている企業に対して定期的なフォローをしたり、
新たな取引をしてもらうことを目的とした営業です。
ヒアリングによって顧客のニーズを把握し、
それに応じて適切な商品やサービスを提案しなければならないので、
相手に共感する力や傾聴力がある女性の方がルート営業に向いていると考えられます。
むろん男性でも共感力や傾聴力がある人はいます。
ですが、物腰の柔らかさ第一印象の良さなどは女性の方が有利に働きます。
相手方も営業が女性なら威圧感を与えることなくリラックスして
商談に望むことができるので打ち解けやすいのでルート営業は女性の方が向いているでしょう。
ルート営業が楽な業界
ルート営業が楽だと考えている人もいるかもしれませんが、それは業種によって異なります。
業種によっては営業よりルート営業の方がキツイという所もあります。
ここではルート営業が楽な業種をご紹介していきたいと思います。
そもそも、ルート営業とは主にどのような手順で仕事をしていて、どのようなしごとないようなのでしょうか？
ルート営業の主な仕事内容は
①価格交渉
②納期調整
③新製品の提案
④クレーム窓口
⑤工場へのフィードバッグ
以下の通りです。
長くお付き合いする関係になるので毎回の緻密な価格交渉だったり
アフターケアーが重要になってくるお仕事です。
業種によっては年間休日120日以上、顧客が法人、
新規開拓少なめなルート営業ができるところがあります。
上記のような条件でルート営業させてもらえる職業は以下の３つです。
・工業製品を扱う業界
・科学系の業界
・教育機関が顧客の業界
この３つの業種はルート営業が楽な業種と言えるでしょう。
ルート営業の就職を成功させるためには転職エージェントを利用しよう
ルート営業に転職したいけど、どうやって条件にあった会社を探せばいいか
分からないという人は是非とも転職エージェントを利用して転職活動してみてください。
ルート営業は通常の営業とは違ったスキルを要求されます。
ルート営業を目指す上で押さえておくポイントを知っていれば転職活動もスムーズに進むでしょう。
ですが押さえておくべきポイントとは誰に聞けばいいのでしょうか？
それが転職エージェントです。
転職エージェントは書類添削から面接対策、求人紹介などすべて無料で利用できます。
優秀なアドバイザーに出会うことができれば自分の条件に近い転職を探してもらうことも可能です。
また、分からないことがあればどんなことでもいいのでアドバイザーの人に聞いてみましょう。
ルート営業に転職を考えている人は自分一人の力ではなく
様々なサービスを利用して自分の理想に近い会社を探してみましょう。
まとめ
ルート営業と通常の営業では業務内容が違ってきます。
通常の営業では多少粗い接客をしても、あまり気にしないでくれる顧客もいるかもしれませんが、
ルート営業では細やかな接客をしなければ相手に信頼をしてもらうことができません。
そのくらいルート営業とは気を使う職業なのです。
「ルート営業は大変だ」とか「業種によっては楽な所もある」とか
いろいろ言われていますが、結局は自分に合っている仕事は「楽」に感じるし、
自分に合っていない仕事ならば「大変」なのです。
