日本はいま少子化の真っただ中です。
そんな少子化の現代でどこの企業も人手不足に悩まされています。
人手不足なことでオーバーワークが起こってしまい、
働いている人の労働時間はどんどん長くなっています。
この人手不足によるオーバーワークは誰の責任なのでしょうか?
今回は人手不足のしわ寄せでオーバーワークになってしまった時の
対処法などをご紹介していきたいと思います。
人手不足に悩まされている人は参考になると思います。
目次 関連
会社で人手不足のしわ寄せでストレス…
少子化が進んでいる今の日本で常に人手不足の会社で働かされている人は珍しくありません。
日本の企業は労働者を使い潰すというブラックな企業が多いため
長く働く人が少なく、常に人手不足な状態に陥っているのです。
人手不足な原因は自分ではなく会社なのに
そのしわ寄せが自分を含めた従業員に来るのはおかしな話ですよね?
しかし、人手不足の企業はすべてとは言いませんがブラックな企業が多いので
その人手不足の原因も自分たち従業員のせいにしかねません。
そんな企業で働いていたらストレスがたまってしまい、
精神的にも身体的にもしんどくなってしまいます。
人手不足の責任は企業側にあるのですから、人手不足になったら
企業のトップは従業員に「人手不足なので仕事がしんどいけれどなんとか頑張ってください」
と、頭の一つでも下げてくれれば従業員もまだ頑張れるはずなんですけどね。
パートなのに人手不足のしわ寄せがきついなら退職したほうが良い?
会社が人手不足なので忙しくなりすぎてしまい、
パートなのに定時で帰ることが出来ずにいつも残業を言われてしまう人は
「退職」という言葉が頭に浮かんでいるのではないでしょうか?
しかし、人手不足が故なかなか「退職したい」とも言い出せず、
ズルズルと残業を続けてしまっている人もいるでしょう。
人手不足の改善がぜんぜん見られないような会社ならば
早めに「退職」を相談することをおすすめします。
「退職」は伝えるタイミングが遅くなればなるほど
職場に与える負担も大きくなってしまうので、先延ばしにしない方がいいでしょう。
パートが家庭を優先することは会社側もある程度理解を示してくれるはずなので
早めに相談することですんなり受け入れてくれることもあるでしょう。
人手不足は会社が悪い?いつも人手不足の会社の特徴
先の記事でも述べていますが人手不足は会社の責任であり、
現場で働く従業員の責任ではありません。
人手不足に陥っている会社は驚くほどたくさんあります。
ここでは、人手不足になる会社の特徴をご紹介していきたいと思います。
①将来性が見込めない
業績の悪い会社は将来性が見込めないので
いずれ倒産する危機を感じた従業員はすぐに転職を考えてしまうでしょう。
また、上司のポジションが固定されていて上司が退職するまで
昇給が見込めない会社も将来性がないと判断されやすいと言えるでしょう。
②労働環境が悪く早期退職者が多い
長時間労働やサービス残業が当たり前だったり、
パワハラやセクハラが横行している会社は労働環境がいいとはいえません。
改善しようと努めてくれている会社ならまだ希望ももてるのですが、
改善もしようとしない会社はブラック判定され
早期退職者が多くなってしまい人で不足に陥ってしまいます。
③従業員に適正な評価がされない
日本の退職者の動機の第一「評価、待遇に不満」だそうです。
この結果からも分かるように正社員に適正な評価をしなければ
モチベーションの低下や定職に繋がってしまうのです。
人手不足のしわ寄せでストレス、オーバーワークの時の対処法
人手不足によるオーバーワークが起きてしまった時、
それを放置してしまうと従業員の負担やストレスは蓄積し続け、
業務に対するモチベーションや企業に対するエンゲージメントの低下を招く恐れがあります。
人手不足によるオーバーワークに陥ってしまった場合の対処法をここでは紹介していきたいと思います。
①効率化できる業務がないか見直す
人手不足に陥っている時は効率化できる業務がないか見直しと改善策の立案に取り組みましょう。
自動化できる業務があるのであれば、システムを導入したりして
従業員の業務負担を軽減してあげることで人手不足を補えます。
スケジュール管理やスキルアップなど従業員側も自身でできる効率化をはかるといいでしょう。
②従業員の待遇を改善する
従業員の待遇を改善してあげるとオーバーワークの解消への近道です。
例えば給与の昇給制度の見直しや、休日出勤の手当などの
福利厚生も見直してみると従業員の満足度が上がり生産性が大きく向上します。
③従業員が働きやすい環境に整える
従業員が働きやすい環境に整えてあげることで人材の確保と退職者の減少が期待できます。
教育環境の整備や上司とのコミュニケーションがとりやすい環境づくりなどに
力をいれるとオーバーワークの改善に繋がると思います。
④採用活動を改善する
求人を増加しているのにもかかわらず就職希望者は募集人数を下回っているのが現状です。
採用活動を改善することで従業員の増加を実現できます。
それにはシニアや外国人の積極的な雇用を視野に入れるといいでしょう。
人手不足のしわ寄せがどうしてもきついなら転職も考えよう
人手不足の状態になって仕事が増えてもお給料は増えない・・
こんな環境に嫌気がさしているのなら、
自分が魅力的に感じている会社に転職を考えてもいいのではないでしょうか?
多くの人が「自分が去ることで残された人が困るのではないか?」
という思いで我慢して働いていると思いますが、
職場全体や上司の環境にまったく変化がないところで
いつまでも我慢して働いていても何も変わりません。
何か変えなくてはと思っているのなら、「転職」という選択肢をしてもいいと思います。
確かに残された従業員は困るかもしれませんが、残ると決めたのはその従業員です。
あなたはあなたの選んだ選択で「誰かに迷惑がかかるかも・・」なんて考えなくていいのです。
あなたは自分のスキルアップのため収入アップのため
前向きな転職を考えているだけなので堂々としていましょう。
転職じゃなくても会社内での異動で今の環境から
脱却できるのなら異動願を出すことでも再出発ができます。
自分の人生の選択に「人に迷惑がかかるかも」・・などと考えなくていいのです。
まとめ
人手不足の会社はたくさんあります。
人手不足は会社の責任であり、従業員の責任ではありません。
その会社に何らかの魅力を感じていてもう少し頑張りたいという気持ちがあるのなら
辞めるべきではありませんが、今の会社に魅力も感じないし、改善も見込めないというのであれば
転職という道を選び、自分らしく働ける環境に身を置いた方がいいのではないでしょうか?
そんなに簡単な話ではないのはわかっていますが、
自分の将来のことを思えばどんな行動だってとれるはずです。
人手不足を従業員のせいにしない会社を本気で探してみてはいかがでしょうか?