周りからは「並み以下」と思われているのに、
なぜか本人は仕事ができると勘違いしている人がいます。
始めはネタかと思うのですが、本人はいたって本気です。
このタイプは本当に仕事ができる人間になりたいわけではなく
「仕事ができる風」に見られたいのです。そのために過剰なアピールを行います。
ねつ造と言っても差し支えない言動を繰り返し、
誰の意見も聞き入れなかったことによって勘違いが進んでしまったのかもしれません。
今回は「仕事ができると勘違いしている人の特徴と対処法について」ご紹介しますね。
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仕事ができないのにできると勘違いしている男性の特徴
仕事ができると勘違いしている男性の特徴を見ていきましょう。
・残業自慢
「ここのところずっと残業続きで寝不足だよ」
「俺ばっかりに仕事が回されるんだよね」となぜかドヤ顔で発言します。
おそらく要領が悪く非効率的な仕事のやり方をしているだけです。
・アドバイス大好き
頼んでもいないアドバイスが大好きという特徴があります。
そのアドバイスのほとんどに中身がなく、実践的ではありません。
・偉い人と仲良しアピール
社会的に地位のある人や有名人と知り合いであることをアピールしてきます。
実際は知り合いでもなんでもなく、単に名刺交換した程度だと推測されます。
・フルカラーの資料作成が得意
仕事のできない男性は、やたら見栄えにこだわる性質があります。
フルカラーの資料を作っても、職場や外部の人から「ヒマなの?」と思われています。
仕事ができないのにできると勘違いしている女性の特徴
仕事ができると勘違いしている女性は、男性とはまた違った特徴があります。
・自称サバサバ系
本当にサバサバしているならいいのですが、
自称の方は性格的にしつこいことが多いです。
実態は言葉遣いや仕事が雑でガサツな女です。
・手伝わないと不機嫌
「優秀らしいから手伝わなくてもいいだろう」と思って周りは手伝いません。
しかし手伝わないと不機嫌になるのです。
そしてプライドが邪魔して、自分から「手伝って」とも言えません。
・仕事ができるからモテない?
「仕事のできる女って男から嫌がられるよね」と、
自分がモテない原因を仕事ができるせいだと言う超勘違い女もいます。
二重の意味で痛いです。
・すべてにおいて大袈裟
通常の仕事量を「すごく大変」、ささいな他人のミスは
「そんなミスするなんてビックリ」と大袈裟に騒ぐ傾向があります。
黙って仕事をしてください。
自分は仕事ができると思っている人の口癖、言い方
仕事ができると思っている人は、次の言葉が習慣化しています。
・「毎日忙しくて」
事あるごとに「忙しい」を連発する人は勘違いしていると思って間違いありません。
挨拶の代わりに「忙しい」と言ってきます。
・「自分がいないと仕事が回らない」
なかなか自分でこんなことを言えないものですが、
それをさらっと言えるのが勘違いしている証拠です。
実は足を引っ張っているのがこの人だったりします。
・「そんなことも知らないの?」
自分より劣っている他人を見つけると嬉々として攻撃してきます。
その攻撃材料は、知っていても知らなくても
たいしたことがない話であることがほとんどです。
・流行りのカタカナ用語を使いたがる
ニュースで見た覚えたてのカタカナ用語で語り始める人もけっこういます。
カタカナ用語の意味を突っ込んで聞いてみると答えられず「ほら、あれだよ」と濁します。
仕事ができないのにできると思っている人は病気?
あまりにもひどい勘違いをしている場合に
疑ってほしい病気が「自己愛性パーソナリティ障害」です。
詳しく見てみましょう。
・症状
自身の能力を過大評価しているのが特徴です。
自分の成果は誇張して、他人の成果は低く見積もります。
「誰よりも優秀」「自分は特別」という根拠のない意識を持っていて、
ものすごくチヤホヤされたい気持ちが強いと言われています。
こじらせた中二病みたいなものですね。
・原因
遺伝と育ってきた環境が影響している可能性があると考えられています。
たとえばとても厳しく育てられた、
逆に甘やかし放題で育てられた子供時代を送ったケースです。
これに遺伝的要因が加わると「
自己愛性パーソナリティ障害」になるという意見があります。
・治療
かなり長期の治療が必要です。
正直言って職場の人間関係レベルでは手に負えません。
家族や親しい人に受診を勧めてもらうしかないです。
自分だけが忙しいと勘違いしている人への対処法
基本、そのまま勘違いさせておけばいいと思います。
簡単な対処法をお伝えします。
1・「オレにばっかり仕事を振ってきて忙しいんだよね」と言ってくる
2・「大変ですねー」と棒読みで返す
3・すぐに離れる
長く話に付き合ってはいけません。
「あなたは自分の話を聞いてくれる人」という別の勘違いが生まれるからです。
「自分だけ」と思っている人は、人から承認されることを強く望んでいます。
また自分が特別だと思わないと精神が保てない、可哀そうな人でもあります。
相手が張り合ってきたり見下したりしてきても
「この人は病気」と心で唱えて、感情を揺さぶられないようにしてください。
無視しても面倒なことになるので、刺激しないようにするのがポイントです。
むしろ盛大に勘違いさせておくのも面白いかもしれません。
いずれ誰からも相手にされなくなり、居場所を失うでしょう。
まとめ
仕事ができると勘違いしている人は男女ともに一定数います。
男性と女性の傾向は少し違いますが、忙しいことができる証だと思っていて、
うざいくらいアピールしてくることが共通しています。
あまりにひどい勘違いをしている場合は「自己愛性パーソナリティ障害」かもしれません。
しかし自分か家族が認識しないと治療ができません。
対処法としては「一言だけ返して後はスルー」が基本です。
相手をするとその後もしつこくされます。
仕事ができると思っている勘違いさんは、必ず誰からも相手にされなくなります。
うまくやり過ごして自分の仕事に集中してくださいね。