火葬場の仕事を考えているけれど辛いとよく聞くし、
心配になっているという方もいると思います。
自分にできそうか判断するためにはなぜ辛いのか把握することが大切ですし
必要な資格や給料も気になりますよね。
また、現在火葬場の仕事をしている方でしんどくて辞めたいという方もいるかもしれません。
この記事では、火葬場の仕事が辛い理由や必要な資格と一般的な給料、
辞めたい時の対処法などについて紹介しています。
火葬場の仕事について悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
目次 関連
火葬場の仕事がしんどい理由「あるある」
火葬場の仕事が辛い理由としてよくあるものの一つに、
人の死や悲しむ人を常に見ることになることを挙げることができます。
火葬場で働くとその影響を受けて、自分の気持ちも暗くなりがちになります。
二つ目は、遺体を取り扱うことが多いことです。
人間は遺体に対して恐怖感を抱くことが多いです。
恐怖を感じながら仕事をすることは辛く、しんどいと思って当然と言えます。
三つ目は、高温になりがちなことです。
火葬場だけあって、高温の場所もあるため、危険が伴いますし、体力も奪われます。
四つ目は、重いものを運ぶなど体力を使うことが多いことです。
遺体は重いため、腰などに負担がかかることがあります。
また、立ちっぱなしの事も多く、腰やひざに負担がかかることが多いです。
火葬場の職員が仕事でトラウマを感じる原因
火葬場の職員が仕事でトラウマを感じる原因として一つ目に、
精神的な負担になることに繰り返し接することを挙げることができます。
一回ずつはそこまで大きくはない負担でもそれが積み重なると大きな負担になります。
火葬場の職員は人の死に接することなどから、精神的な負担を感じやすく、
それが重なることでトラウマのような大きな精神的ダメージにつながる可能性があります。
二つ目は、火葬後の遺体を見ることになることです。
上手く焼けずに肉体が一部残ってしまうこともあるようで、
それを確認するとなると精神的なショックも大きくなることがうなずけます。
三つ目は、異臭がすることが多いことです。
人間の肉体を焼くときには独特の臭いがしますし、
故人の好物などを一緒に入れて焼くことも多いので、その臭いもします。
臭いで気分が悪くなることも少なくなくトラウマの原因になるといえます。
火葬場の仕事は資格はいるの?
火葬場の仕事は、基本的に資格は不要とされています。
尚、火葬場の仕事と言っても、実際に火葬を行う「火夫」と言われる人の他に、
受付や事務、清掃、精進落としの会食の際の配膳スタッフなどいろいろな仕事があります。
普通の職場と同様に社内で必要資格を決めている可能性はありますが、
どの仕事も資格がなければ絶対に働くことができないということはありません。
必要な資格や学歴がないという点では誰にでもできるということができますが、
遺体をきちんと焼くためには技術も必要ですし、作法も心得ておかなければなりません。
これらは働きながら身に付けることができますが、
人によっては精神的な負担が重く、耐えることができない人も多いです。
ある程度の体力も必要になりますので、精神面と肉体面について適性が必要だといえます。
火葬場の職員の給料はどれくらい?
火葬場の職員の給料は、実際に火葬を行う火夫だと正社員で月給20万円台が多いと言われています。
20万円台と言うと幅広いですが、地域や火葬場によって
20万円台前半であったり、後半であったりするなど差が出ます。
どちらにしても他の職業と比べて、高いとは言えません。
特別な技術や経験が必要な火夫で月給20万円台であるため、
それ以外の仕事だともっと低くなることが予想されます。
尚、火葬場は完全週休二日制で残業もほとんどないことが多いです。
そのため、仕事以外の時間を確保しやすく、
ワークライフバランスの取れた働き方ができるということができます。
その反面残業代で稼ぐということも難しく、
もともとの給料も高くないので、生活は楽ではないでしょう。
十分な収入を得ようと思ったら、副業や投資などで別に収入を得る必要があるかもしれません。
火葬場の仕事がどうしてもしんどいなら転職も視野に入れましょう。
火葬場の仕事がどうしてもしんどくて辛い場合は、転職を検討することをおすすめします。
辛いということを理由にして退職することは甘えではないかと思うかもしれませんが、
辛くて我慢できない仕事を無理やり続けても限界が来ます。
急に限界が来て、仕事に行くことができなくなったりストレスが溜まり、
心身の健康を害したりする恐れがあります。
火葬場の仕事は人の死に接する仕事であることなどから独特の心身への負担があり、
その負担に耐えることができるかは個人差が大きいです。
どんな仕事にもいうことができますが
適性のない仕事に就いても辛い思いや苦労をすることが多くなかなか成功しにくいものです。
自分に合った仕事に転職した方がストレスも少なく、成功する可能性が高まります。
火葬場の仕事に適性があるか考えて、ないと思ったら転職する方がよいでしょう。
まとめ
火葬場の仕事は人の死に接することや遺体を取り扱うことなどから
精神的な負担が大きくなりやすく、
また遺体の運搬や高温での作業などにより肉体的な負担も大きいです。
そのため人によっては辛くて耐えられなくなります。
給料は高くありませんが特に資格や学歴が必要ではないという面では、
火葬場の仕事は就職しやすい仕事と言えます。
ただ、火葬場特有の負担に耐えることができるかは個人の特性によりますので、
合わないと思ったら転職することをお勧めします。