仕事に一度休むといけなくなる時の対処法!仕事を休んだらいけなくなった原因と突然仕事に行けなくなった時の対処法を解説します。





急に仕事に行けなくなるのは、甘えではありません。

もちろん楽しい休暇の後は誰でも仕事に復帰したくないですよね。

ゴールデンウイークや夏休みがずっと続けばいいのに、なんてよくあることです。

でもそういう単純なものではなくて、普段とは何か違うと感じたら要注意です。

いつもより体が重い、熟睡した感じが少ない、腹痛や吐き気があるなどなど、

これらは精神や身体が悲鳴をあげているサインです。

突然仕事に行けなくなると不安になりますが、原因が分かれば対処の方法も見つかります。

対処法を誤るとよりひどい状態になるかもしれません。

決して無理はせず心と体の回復を最優先に、しっかり対処していきましょう。



仕事を一度休んだら仕事に行けなくなってしまう理由


急に仕事に行けなくなる理由は、仕事への拒否反応が考えられます。

甘えではなく、心が悲鳴をあげているサインなので要注意です。

人間関係や仕事が原因でストレスがあるのは誰にでもある話です。

しかしこのストレスが過度に溜まり様々な症状が出てきて、出社が辛くなってしまうのです。

自分では大丈夫と思っていても、無自覚な拒否反応が小さなサインとして現れます。

この小さなサインを見逃さないでください。

例えば、吐き気や下痢がある、めまいがする、熟睡した感じがない、

何故か涙が出るといったわかりやすい形で症状が出ます。

また明確な体調不良という訳ではないけど、いつもより身体が重く感じる、

何となく気分が優れないなど、様々な症状があります。

夏休みやGWのような長期休暇の後にもう少し休みたいと思うのは自然な話です。

ですが、週休や病欠で一度休んだら仕事に行けなくなってしまうのは、

まだまだ休息が足りていないと言えます。

心も身体も疲弊しているから、拒否反応を起こし、仕事に行けなくなるのです。



適応障害?仕事に突然いけなくなってしまう原因


突然仕事に行けなくなる理由は、過度なストレスにより拒否反応を起こしていると言えます。

ではこのストレスの原因は何でしょう。大きく人間関係と仕事に分けられるので詳しく見てみます。

・人間関係

上司から嫌われている、仲間外れにされている、

などと思い悩んでストレスが溜まっていないでしょうか。

ただしこれは本人の思い過ごしの場合が多いですし、

10人いれば攻撃的な嫌な人も1人くらいいます。気にしないのが一番です。

一方でセクハラ、パワハラなどもありますが、

これは完全にアウトなので、会社と相談して然るべき対処が必要です。

・仕事の悩み

長時間労働で物理的に疲労が溜まっている、量も質も仕事へのプレッシャーが強い、

頑張っているのに評価されない、このような悩みは多くの人が抱えています。

小さくてもいいのでできることから対策をしていきましょう。

適応障害についても少し触れておきます。

適応障害は、過度のストレスによって、

日常生活が困難になるほどの不調が現れるようになり

うつ病の一歩手前で誰にでも起こり得る心の病気です。

突然仕事に行けなくなるのは、過度なストレスによる適応障害かもしれませんので

専門医に相談するなど適切な対策が必要です。



仕事にいきたくない。また休んでしまった、罪悪感を感じた時の対処法


仕事を休むことに対して罪悪感があるのは、あなたが勤勉で真面目に生きている証拠です。

休んで当たり前、他人への迷惑は何とも思わないような人は、

そもそも罪悪感なんて感情はありませんし、

普通の人が感じるような罪悪感が無い方がよほど深刻です。

仕事を休んで負い目を感じるのはむしろ正常です。

とはいえ、自分を責めすぎるのも良くないので、罪悪感があるときの対処法を紹介します。

・自分をまじめと認める

迷惑をかけるかもしれない、と思うこと自体が真面目な証拠です。

今まで培ってきた勤勉さの現れなので、それを認めるだけでも気持ちが楽になりますよ。

・自分を許す

自分を責めてもどんどん気持ちは重くなり辛いだけなので、

休んでしまった自分を許してあげましょう。

「今まで頑張ってきたから少しくらい休んでも平気だよね」くらいの軽い気持ちも大切です。

・休むのも仕事のうち

きちんと心と体を休息させてから仕事に復帰した方が生産性は上がります。

パフォーマンスの上がらない状態で無理して出社した方が、余計に迷惑をかけるかもしれません。

しっかりリフレッシュして明日に備えれば良いですよ。

罪悪感を切り離すことは不可能ですが、誰しもが持つ感情なので、

考えすぎて自分を追い込まないようにしましょう。



定期的に仕事に行けなくなるなら退職をして、職場を変えたほうが良い


休んでも気分が優れない、定期的に拒否反応が出るのであれば、

最終的には転職して働く環境を変えるべきです。

ちょっとしたストレスと違って、

精神や身体にも不調が現れている状態なので、放置は危険です。

今の環境のまま無理して仕事を続けても身体を壊すだけです。

ハラスメントなど原因がハッキリしているなら、

会社と相談して一緒に対策してもらいましょう。

また、長期休暇、休職、部署異動などの方法も有効です。

それでもやはり、体が重くなり仕事に行けなくなるのであれば、

思い切って退職を検討しましょう。

すぐに次の職場に移らなくても大丈夫です。

心と身体をしっかり回復させるにはそれなりの時間が必要です。

体調不良で退職することは問題ありません。

もし心療内科等に通院しているなら診断書を出してもらいましょう。

お互いの納得できる形での退職が理想です。

突然辞めて連絡がつかないというのは、社会人としておすすめできません。

双方合意の退職が難しいのであれば、退職代行を利用しましょう。

自分の健康のために環境を変えることが先決です。



仕事に行けなくなった時にどうすればよいのか?とるべき行動


仕事に行けなくなるのは拒否反応の現れです。

気合と根性で出社しないでください。

精神論でどうにかなる問題ではありませんのでまずは休みましょう。

無断欠勤はNGなので「体調不良のため休ませてもらえませんか」と上司に電話連絡しましょう。

実際どこか不調があるならそれを説明すれば良いですし、

仮に不調はないけど気分が優れない場合でも、あえて詳しく説明せず、

腹痛などそれなりの体調不良をアピールすれば大丈夫です。たまには噓も方便です。

仮病も病気の一つと考えても良いでしょう。

仕事に行きたくないのは事実だし、

心が拒否しているのだから仕方のないことです。

休むことも仕事の一つです。

休みをもらえたら、体を休めたり、映画や趣味で気分をリフレッシュさせたりしましょう。

同時になぜ出社困難になったのか原因を探ることも大切です。

頭の中で悩んでも進展はしないので、一度悩みを全て紙に書き出してみましょう。

言語化するだけでも頭もスッキリしますし、原因が分かれば対処の仕方もわかります。

頻繁に出社困難が起きるなら、心療内科等を受診しましょう。

自分では大丈夫と思っていても客観的には相当病んでいるかもしれません。

また誰かに話すだけで気持ちが楽になる事もあります。

とにかく無理をしないことが大切です。



まとめ


仕事に行きたくなることや職場でストレスがあることは、誰にでもあります。

でも出社困難になるほどの体調不良や気分の落ち込みは、単なるストレスとは別の話です。

過度なストレスによって様々な症状が引き起こされます。

この小さなサインを見逃さないでくださいね。

放置すると適応障害やうつ病になるかもしれないので危険です。

出社困難になったら、まずは休むことが大切です。

罪悪感を覚えるかもしれませんが、

回復したらまた働けばいいので、もう少し気楽に考えましょう。

場合によっては専門医を受診することや退職も検討しましょう。

突然仕事に行けなくなるのは、決して甘えではありません。

自分自身の健康を第一にしっかり対処していきましょう。