仕事中体調不良が言えない時の対処法!仕事中体調不良が言えない原因や体調不良で早退が言えない時の対処法をご紹介します。





誰でも体調崩すときはあります。普段から体調管理をしっかり行っていたとしても、

体調不良は予期せずやってくるから辛いですよね。

体調不良のまま仕事をしても効率は悪いので、できれば早退させてもらうのが最良の策です。

でも、責任感の強さなのか評価の不安なのか、なかなか体調不良を言い出せないかもしれません。

今回は体調不良を訴えることができない原因や、対処法について説明します。

迷惑をかけるかもしれない、と思い悩むかもしれませんが、

元気になってから仕事で返していけば良いので、心配しなくて大丈夫です。

決して無理はしないでくださいね。



仕事中体調不良が言えない原因


体調不良を言い出しにくい原因としては以下のようなことが考えられます。

・プライドが高い、責任感が強い

完璧主義だったり自立心が強かったりとの理由から、

他人に助けを求めることが難しい人は、体調不良を隠してでも仕事を続けてしまいます。

他人に弱みを見せることがプライドを傷つけることにつながる人もいます。

・評価への不安

仕事に穴をあけることで、評価や昇進に影響するのではと過度に心配してしまいます。

・上司や同僚への配慮

忙しそうにしている上司や同僚を見ると、なかなか言い出せないかもしれません。

・個人よりも業績を優先する職場環境

健康を後回しにしがちな文化や業績優先の社風では、

他人の目が気になり我慢を強いられます。サポート体制が十分ではない会社も同様です。


仕事中に体調不良を我慢しないほうが良い理由


体調不良で働いてもパフォーマンスが落ちるだけなので、無理をしないで休んでください。

もう少し具体的に説明すると以下のようになります。

・集中力の低下

この程度なら大丈夫だろうと無理して働いても、いつも通りの仕事量はこなせません。

熱があればボーっとするし、下痢では何度も席を外します。

このような状況では仕事が進まないどころか、普段ならあり得ないミスを引き起こします。

・長期化する恐れ

一日(または半日)休めば回復したかもしれないのに、

症状が悪化して結果的に数日間療養が必要になるかもしれません。

あの時休んでおけばよかった、と後悔するのではないでしょうか。

・感染のリスク

インフルエンザで熱があるのに「燃える闘魂」と言って出社する人がいました。

責任感強いアピールでしょうか?いやいや迷惑です、帰ってください。

インフルエンザは極端な例かもしれませんが、

職場のみんなに風邪が感染したら大変なことになります。

ただの体調不良でないと感じたら、必要に応じてお医者さんに診てもらいましょう。

体調不良を言い出せずに我慢することもあるかもしれませんが、

結果的に全体の生産性も落ちるので、かえってチームに迷惑をかけてしまいます。

我慢するのではなく上司や同僚に相談して適切に対処してもらいましょう。



仕事中具合が悪くなったら体調不良を伝えるタイミング


体調不良を訴えるならできるだけ早い段階で伝えましょう。

時間が経過すると、言い出すタイミングを逃すだけでなく、

早めに伝えないと仕事への影響が出てきます。

特に重要な仕事や緊急な仕事を抱えている場合は、仕事全体へ大きく影響してしまいます。

少し話は反れますが、ミスや不利益などの悪い報告も早くすべきと言われます。

報告が遅れることでリカバリーにより多くの時間と労力を必要とするからです。

体調不良の時も同じですね。

上司が席を外していて直接伝えられない時には、信頼できる先輩や同僚に相談しましょう。

普段からのコミュニケーションも重要です。

プライベートを全てさらけ出す必要はありませんが、

持病や妊娠などは伝えておいても良いかもしれません。

お互いに話しやすい環境を作っておくことで、いざという時も理解を得やすくなります。

また、普段から仕事に真剣に取り組む姿勢も大切です。

日ごろ頑張っているスタッフがマナーを守った伝え方をすれば、

一日休んだぐらいでは評価に響くことはありません。



仕事中に体調不良で早退をしたい時の伝え方


早退を申し出るなら上司に直接伝えるのがマナーです。

話しづらい上司や後ろめたい気持ちなどの理由があるかもしれませんが、

だからといって人事や同僚など他人経由で伝えてはいけません。

当然無断で早退するのはNGです。

早退を申し出る時は以下の点をしっかり伝えましょう。

・現在の病状

・現在抱えている仕事の内容、業務の進捗

・必要な引き継ぎ

・出社の目安

・伺いをして承諾を得る形にする

具体的な例

×・・体調不良なので早退します

〇・・熱があって集中力が欠けているので早退させてもらえませんか?

急ぎの仕事は○○なのでお願いしたいです。△△の仕事は復帰したら仕上げます。

明日には復帰できると思いますが病院で診てもらい状況を連絡します。

上司が会議などで不在の場合はメールでも構いませんが、部内の人にも伝えることも忘れずに。

引継ぎが必要な場合は、相手の負担が増えすぎないように配慮しましょう。

取引先との約束がある場合は、先方に直接連絡をいれてください。

そして復帰したら上司はもちろん、引き継いでくれた同僚や

予定変更してくれた取引先にも、お礼を忘れずに言いましょう。



仕事中具合が悪くなっても「大丈夫?」の一言もない職場なら転職も視野に入れよう


一緒に働く仲間なのに体調不良を心配しない職場なのであれば、

思い切って転職しても良いかもしれません。

体調不良で辛いのに「大丈夫?」の一言もないのは寂しいものです。

口ではチームワークや協力が大事と言うけど、ちょっとした声掛けが無いのは残念な感じがします。

職場によっては、早退の許可はできないけど、

仕事量の分担や休憩室で休むよう配慮をしてくれる場合もあります。

でもそのような適切な配慮すらないと、不安やストレスにもつながります。

病気の時はより一層強く感じますよね。職場の理解やサポート体制は十分でしょうか。

男性には理解しにくいですが、生理がかなり苦痛な女性社員もいます。

つわりのひどい妊婦さんや、親の介護をして疲れ気味の社員もいるかもしれません。

もちろん二日酔いとか遊びで寝不足なのは自己管理ができていないので論外ですが、

体調不良の人に対しては、ちょっとした気遣いやサポートが欲しいですね。

もしそのような温かい気遣い心遣いが無い社風・企業文化が肌に合わないのであれば、

転職を検討しても良いかもしれませんね。



まとめ


体調不良のまま仕事しても生産性は落ちるし周りに感染する可能性もあるし、

なによりあなたの健康が心配です。

日本人は昔から「他人に迷惑をかけてはいけない」という考えがあります。

でも「迷惑はお互い様」です。人は一人では生きられないので迷惑は当たり前、

助けてもらったらその分お返しをすれば良いし、困っている人がいたら助けてあげましょう。

体調不良になっても、周りに気兼ねして言い出しにくいこともあると思います。

でも迷惑だなんて思わず、休暇をもらってしっかり静養しましょう。

そして復帰したら仕事で返していきましょう。

同時に誰かの顔色が悪かったら、温かく一声かけてあげたいですね。