現代に生きている人はメンタルを病む人が多いのではないでしょうか?
人間関係が希薄になっている今、相談できる先輩や上司がいないことや
親兄弟とも離れて暮らしている、などさまざまなことが要因で
メンタルに不調をきたしている人は多いのではないでしょうか?
今回はメンタル不調で仕事を休んでしまう人の特徴や
メンタルが原因で仕事を休んでしまう人への対処法をご紹介したいと思います。
自分の職場にもメンタルが弱い人がいたり、
自分がメンタルが弱いと思っている人は一度目を通して見てはいかがでしょうか?
目次 関連
甘え?ずるい?メンタル不調で仕事を休む人は迷惑だと思う理由
メンタルの強さは人それぞれです。
メンタル不調で休みたいと思いながらも仕事に出てきている人はたくさんいるでしょう。
多くの働く日本人は長期間仕事を休むことに抵抗もあります。
「周りの人も頑張っているんだから自分も頑張らなければ・・」
そんな心理が働いているのでどんなにメンタルが不調でも仕事に出てくるのです。
ですが昨今では「辛かったら逃げていい」「自分を一番に大切にしていい」
という風潮になっているのでメンタルの不調で仕事を休む人が続出しているのです。
メンタルが弱くない人からするとなかなか理解しにくい欠勤理由になるので
「甘え」とか「ずるい」という感情が出てきてしまうのだと思います。
たしかに自分を大切にするということは大切なことですが、
同じくらい周りで働いている人のことを考えてあげることも大切なことなのです。
メンタル不調でしょっちゅう仕事を休む人の特徴
メンタル不調でよく会社を休む人には特徴があります。
ここではその特徴をご紹介していきたいと思います。
①真面目
真面目な人は休息を取ることができないので、休憩時間でも、
休日でも仕事のことを考えてしまいメンタルに不調をきたしてしまうことが多いです。
②完璧主義
「ミスを許さない」「100%の出来を求める」など完璧主義を目指してしまう人も
心を休めることができないのでメンタルに不調をきたし会社をよく休んでしまいます。
③断れない
仕事を断れないタイプもメンタルに不調をきたしてしまう人が多いのが特徴です。
言い方を変えれば心が優しい人はメンタルに不調をきたしてしまうのです。
④相談できない
仕事の悩みを誰にも相談できずに一人で抱え込み過ぎてしまう人も仕事をよく休職してしまいます。
業務に関して悩みがあるのに周囲に相談できずにいるとストレスを感じて不安になってしまうのでしょう。
⑤自責の念が強い
ミスをしてしまったり、迷惑をかけてしまったと感じたときに必要以上に自分を責めすぎたり、
長時間引きずってしまうタイプの人もメンタルに不調をきたしてしまいます。
メンタル不調で仕事を休む人が許せない、ムカつく時の対処法
メンタル不調でよく休む人がいると自分の仕事やストレスが増えてムカつくこともあるでしょう。
ここではそんなメンタルが弱い人にムカついた時の対処法をご紹介したいと思います。
①コミュニケーションをとってみる
メンタルが弱い人と直接コミュニケーションをとってみましょう。
相手の気持ちや状況を理解することで「そういう事情があったのか・・」
とムカついている感情が収まるかもしれません。
ただ、注意点としてあまり根掘り葉掘り聞いてしまうと
相手に負担がかかりさらにメンタル不調になってしまうこともあるのできをつけましょう。
②自分の心をケアする
大変な時は自分の心も守ることも大切です。
リラックスやストレス発散の時間を作りましょう。
自分の心をケアすることで気分をガラッと変えることができます。
③業務を分担する
メンタル不調で休まれると自分にも負担が増えて困ってしまいますよね?
そんな時は同僚と協力して業務を分担するようにしましょう。
あなただけ誰か一人にだけ負担がかからないようにすることが大切です。
④上司に相談する
状況が改善しない場合や負担が多くて困る場合は上司に相談してみましょう。
あなたが困っている状況を具体的に伝えることで解決策を見つけてくれるかもしれません。
⑤断る勇気を持つ
休んでいる人がいると「自分がカバーしなければ」と頑張りすぎてしまう人がいます。
しかしそれを続けていると自分の身体の方がもたなくなってなってしまうので
自分の限界を理解し、時には断る勇気をもちましょう。
メンタルが弱い人のサポートをすることがあなたの仕事ではありません。
あなたにはあなたの仕事があるので自分の仕事を優先させましょう。
メンタル不調で仕事を休む時の職場への上手い伝え方は?
メンタルの不調を理由に会社を休むとき「上司はきっと理解してくれないだろう」
そう思いなかなか伝えるのことができませんよね?
ここではそんな人の為にメンタル不調で
仕事を休むときの上手な伝え方をご紹介したいと思います。
「1・2日休む場合」
1・2日程度の休みで回復できそうな場合は
「体調不良なのでお休みさせてください」が無難だと思います。
「精神的に辛い」「心が重たい」などと伝えても
理解してくれる上司ばかりではありません。
また、メンタルに不調があると体調は崩れや
すく実際に頭痛や腹痛などの体調不良が起こるものです。
欠勤の連絡は電話でするのが好ましいでしょう。
「長期の間休む場合」
1・2日の休養では回復できそうにない場合は無理をしないで
まとまった休みを取った方がいいでしょう。
ある程度まとまった休養を取る場合は、理由の証明を求める企業がほとんどです。
正直にメンタル不調だと伝え、病院の診断書などを一緒に提出しましょう。
診断書はメンタル不調に理解のない会社や上司を納得させるアイテムとして
とても有効に働いてくれます。
診断書を取得できたら以下の例文を参考に会社に伝えましょう。
お疲れ様です。
○○課の山田太郎です。
この度メンタルに不調があり医療機関を受診したところ、○○という診断が下りました。
休養が必要と言われたため本日から○○日ほど休ませていただきたくご連絡しました。
診断書を取得しましたので、必要な手続きがあれば
ご教授いただけますようお願い申し上げます
メンタル不調で診断書が必要な時に受診すべき病院は精神科や精神神経科、心療内科などです。
詳細は厚生労働省のホームページで確認してみましょう。
メンタル不調で仕事を休む人は休職をすることも大事
メンタル不調で心の調子が不安定になるとお酒の飲む量が増えたり、
浪費が激しくなったり、ギャンブル依存症になってしまったりということがよくあります。
さらにこれが行き過ぎると鬱病になったり、適応障害に陥ったりしてしまうのです。
鬱病や適応障害になってしまうと、復帰するのにかなりの時間を有することになってしまいます。
そうなると、当面の生活費の心配や、ちゃんと仕事に復帰できるか?
などの悩み事がまた、増えてしまうことになります。
ならば、うつ病や適応障害になる前に仕事を休職して
うつ病や適応障害を回避することも大切なことです。
周りには「甘えている」などと言われることもあるでしょう。
ですが、自分を守ることが第一なのでそのな言葉に耳を傾けなくても大丈夫です。
メンタル不調が長く続くようなら休職をするという選択も視野に入れておきましょう。
まとめ
世の中には本当にさまざまな人がいるのです。
たとえどんなことがあろうと会社に行く人や、ちょっとしたことでも
心が繊細過ぎるが故にすぐにメンタルに支障をきたし会社を休む人もいます。
どっちがよくてどっちが悪いとかではないのです。
お互いがお互いの短所を補い合える関係性ができている職場は
とても働きやすい環境の職場になっていくのではないでしょうか?
そんな会社ばかりが日本に溢れたら、メンタル不調で
会社を長期休養する人がいなくなっていくのかもしれませんね!!