仕事を干されるのは本当に辛いものです。
特にやることもなく、たまに仕事が与えられたとしても単純な作業しかなく、
ただただ時間が過ぎるのを待つだけ。
職場で孤立して頼りにされることもなく、
次第に自己肯定感が下がり精神的にも参ってしまいます。
でもこんな状況をポジティブに捉えることができれば、むしろラッキーとも言えます。
自分の時間を自由に使えたり、何か変化する前兆だったりするからです。
あのスティーブ・ジョブズでさえ仕事を干されて幸運をつかんでいます。
今回は仕事を干されてラッキーと感じる理由や、干されても気にしない方法をご紹介します。
目次 関連
無能でミスが多いから？仕事を干される人の特徴
仕事で干される原因は自分自身の問題と会社や上司の問題に分けられます。
干される人の特徴をみてみましょう。
・スキル不足
ミスが多かったりスキルが足りていなかったりと、
安心して仕事を任せられない状態です。これは頑張って仕事を覚えるしかないですね。
・コミュニケーション不足
余計な発言が多くて距離を置かれたり、
逆に極端に無口でコミュケーションが取れずにやる気がないと誤解されたりしているかもしれません。
・仕事への積極性に欠ける
消極的な社員に重要な仕事を任せたくないというのが上司の本音です。
・上司に嫌われている、上司に教育能力がない
仕事を干されるか否かは上司の影響が一番大きいと言えます。
あなたの能力に問題がないのであれば上司をよく観察してみましょう。
またこちらからコミュニケーションをとりましょう。なにか糸口が見つかるかもしれません。
・出る杭は打たれる社風
あなたが優秀だからこその対応とも言えます。
ほかに活躍できる場所を探しても良いかもしれません。
優秀すぎるのも仕事を干される？
出る杭は打たれる社風の会社では特に、突出した才能は煙たがられる傾向があります。
本来優秀なのは素晴らしいことなのですが嫉妬からなのか？
鼻についてしまう人がいるのも事実です。
優秀な人からのアドバイスがダメ出しに聞こえることもあります。
もちろんコミュニケーションの取り方も工夫が必要で、
仕事ができるのにイヤミなやつになるのは良くないです。
また優秀な人は他人よりも仕事のスピードが速いので、
他人の半分の時間で仕事を終わらせたり、
周りが残業している中を一人だけ定時に帰ったりするので、
逆にやる気のない人間に見られることもあります。
だからといって仕事もないのに周りと一緒に残業する必要はないですよ。
優秀な人は自分の仕事だけでなく、立ち振る舞いがイヤミにならないような注意も必要です。
人間関係はちょっとしたことで誤解を生むことがあるので気を付けたいところです。
同時に周りの人は、優秀な人を少しでも真似して生産性を上げれば、残業は減るかもしれません。
それでも優秀なあなたが仕事で干されるなら、
転職して違う会社で活躍した方が良いかもしれませんね。
仕事で干されるのはパワハラになる？
厚生省のガイドラインによると、典型的な暴力や暴言に加えて、
人間関係の切り離し（隔離や仲間外れ）、
過大な要求・過少な要求（能力とかけ離れた仕事）、
過度なプライベート侵害が該当します。
仕事を干されるのはパワハラの可能性があります。
十分なスキルがあるのに簡単な仕事しかもらえないというのは、過少な要求のパワハラです。
また、特定の仕事から外し孤立させたり集団で無視したりするのは人間関係の切り離しのパワハラです。
また、上記のようなことから派生して様々な問題も引き起こします。
仕事を与えられていないのに「サボっている」「給料泥棒」と言われる、
仕事を与えられていないのに査定が低い、などです。
しかしパワハラを疑う前に、まずは原因がどこにあるか探しましょう。
あなた自身のスキル不足や、上司のマネジメント不足かもしれません。
改善の糸口が見つけて何かしらの対策を行いましょう。
それでも納得いかないのであれば、専門家へ相談しましょう。
証拠を集めておくことも忘れずに。
仕事を干させるのは逆にラッキーだと感じる理由
仕事を干されるのは不安やストレスも多くなりますが、
考えようによってはラッキーとも言えます。
干されることによって、チャンスの種をみつけたり、
成長やキャリアアップにつなげたりできるからです。
一番のメリットは自分の時間を作れることです。
まずはその空いた時間を使って、客観的に自分自身と向き合うことができます。
何が足りなかったのか、自分の強みを活かす方法はないか、
仕事への取組みを見つめ直す良いきっかけになります。
次に空いた時間を自己研鑽など有効に使えることができます。
仕事で成果を出すための勉強だったり、新しいスキルを習得したり、
今まで避けてきたような分野に挑戦したりと、できることは色々あります。
また、ここで新しいアイデアが浮かぶかもしれません。
もちろん自分の時間ですから、旅行や趣味などに使っても構いません。
きちんとリフレッシュできれば仕事にも前向きになれます。
またどちらが良いかは本人次第ですが、
仕事をもらえないストレスを受け入れる代わりに、
仕事に追われる忙しいストレスからは解放されます。
スティーブ・ジョブズも「仕事を干されることは幸運だ」と言っています。
彼自身もアップル社を解任され、干されている間にピクサーを設立したり、
新たな会社を作ってコンピュータの開発をしたりして、
その後パワーアップしてアップル社に復帰しました。
干されることで新たなチャンスをつかんだ成功例です。
仕事を干されても気にしない方法
仕事を干されて不安になるのは仕方ないことですが、
気にし過ぎると精神的にも病んでしまいます。
気にしない方法や干された時の対策をいくつか紹介します。
・今できる仕事に集中
手元に残った数少ない仕事を全力で仕上げます。
可能な範囲でプラスアルファがあるとさらに良いです。
今は干されていても仕事の姿勢を誰かが見てくれています。
・仕事は仕事と割り切る
職場は仲良しクラブではないので、自分の仕事に集中して仕事を勝ち取っていきましょう。
・ポジティブに捉える
談笑が少なくなり仕事に集中できる、余計な食事会や飲み会に誘われないなど、
メリットはたくさんあります。
・自分の時間を有効に使える
ひたすら自己研鑽でも趣味でも家族との時間でも、自分の時間を有効に使えます。
他人に何か嫌なことを言われても、他人は他人と割り切ることも大切です。
・職場以外の自分の居場所を見つける
職場だけが自分の居場所ではありません。
別のコミュニティに参加すれば、気の合う仲間も見つかります。
・キャリアアップや転職のきっかけと考える
活躍できる場所は他にもあります。
干されることで新しい可能性を得るチャンスだと思いましょう。
まとめ
仕事を干されるのは誰でも辛いものです。
でもそれをチャンスと捉えて自分自身の成長の糧とできる人には成功が近づいてきます。
もちろん成功するためにはそれなりの努力は必要ですが、
干されることで最初のその前兆に気づくことができます。
仕事を干された時は、自分自身や環境を見つめ直す良い機会です。
この貴重な時間を有効に使い、新しい知識やスキルを磨いていきましょう。
きっとキャリアアップやより高いポジションなど視野が広がることでしょう。
干されるという状況も、ポジティブに捉えればラッキーがたくさんあります。
あなたが仕事で成功できるように応援しています。
