誰でも一度や二度、思わず余計な一言を言ってしまったことありますよね。
パワハラやセクハラの問題もあるので、
以前よりも何気ない一言が失言につながる可能性もあります。
余計な一言を言わないのが理想ですし、うっかり発言したらすぐに謝るべきです。
でも、そんな当たり前のことはわかってはいるけど、それができないのが私たち人間です。
何度も余計な発言をしてしまい、
自分は病気なのではないかと疑うこともあるのではないでしょうか?
今回は、職場でうっかり発言した時の謝り方、
余計なことを言ってしまう時の治し方、
余計な発言で後悔した時の対処法について説明します。
目次 関連
言わなきゃよかった・・職場で余計な事を言って自己嫌悪になる人の特徴
言わなくても良いことを言ってしまうと、
相手を傷つけるだけでなく自分にもダメージがありますよね。
なんであんなこと言ってしまったんだろう・・後で後悔する人には以下のような特徴があります。
・考えるよりも先に感情に任せて言葉が出る
・言って良いことと悪いことの区別がついていない
・自分の評価を下げることに気づいていない
・発言を取り返すことはできないことに気づいていない
・相手の立場になって考えられない
わざと余計な発言をする人はほとんどいません。
無意識で言ってしまったことが後から考えて「やっちゃった」となってしまうのです。
まじめな人、完璧主義の人、ネガティブ思考な人などは自己嫌悪に陥りやすいと言われます。
そのような属性の人たちは、うっかり発言で余計に後悔してしまうのでしょう。
職場でいちいち余計な事を言ってしまう人は病気?
確かにいちいち余計な発言をしてしまうと、後悔することもあります。
その時は反省するものの、何度も同じようにうっかり発言してしまうと、
病気ではないかと疑うかもしれません。
ADHD(注意欠如、多動性障害)と言って、
先天的な脳機能の障害の可能性も考えられます。
衝動的な行動や発言を起こしやすいので、
人によってはキツい言い方になるときもあります。
あまりにも頻繁に起こり気になるのであれば、
一度専門の人に相談してみると良いかもしれません。
とはいえ、うっかり発言で後悔することなど、誰にでもあることです。
病気の可能性が全く無いとも言い切れませんが、
病気ではなく少し突出したクセや習慣と言う方が正しいかもしれません。
病気を疑うよりもまずは、クセや習慣を修正して、
良い言葉選びができる方向に意識を向けましょう。
職場で言わなくてもいいことを言ってしまった時の謝り方
失敗は誰にでもあります。でもその後の対処次第では人間関係を悪化させる要因となります。
空気を読んで余計な発言に気づいたら、その場ですぐに謝るのが理想です。
後から気づいた場合は、メールやLINEなどで謝ります。対面で話すと、
勢いでついまた余計なことを言ってしまうかもしれません。
文字にすれば、時間はかかる分、きちんと相手のことを考える時間が作れます。
いったん呼吸を置くので、自分も相手も落ち着いて考えることができます。
ちょっとしたお菓子を差し入れするのも効果的です。
「さっきはごめんね」とフセンに書いてチョコや飴玉を渡します。
あまり高価なものではかえって気を使うので、
コンビニで買える程度のお菓子を普段から持ち歩きましょう。
時間が経つほど謝罪しにくくなるので、
気づいたらすぐに、自分の非を認めて心の底から誠実に、
そしてきちんと謝罪したら気にしすぎない、この3つがポイントです。
また普段からのコミュニケーションをとって信頼関係を築いておくことも大切です。
良好な信頼関係が保たれていれば、大きなダメージにはなりにくいです。
職場で余計な事を言ってしまう時の治し方
クセや習慣はなかなか治らないものですが、
自覚があるならあらかじめ予防することもできます。
余計なことを言ってしまう人の予防策は以下の通りです。
・「思ったことをすぐ口に出しちゃうんだよね、悪気はないからごめんね」
と、普段から伝えておきます。
・すぐに反応しないように、一瞬立ち止まって考える。
相手の気持ちを考えたり、話を最後まで聞いたり普段から意識しておくことが大切です。
・ストレスがたまらないように解消しておく。
ストレスがあると無意識に余計な言動が出やすくなります。
また事後の対処も大切です。一度発言した言葉は戻ってきませんが、
きちんと謝ったら、あとは仕事や良好な人間関係を築いて取り返していきましょう。
誠実に仕事に向き合っている姿を見せることで、信頼回復につながります。
職場で言わなくてもいいことを言ってしまい後悔した時の気持ちの切り替え方
やってしまった、と思うことは誰にでもありますが、
気持ちの切り替えの上手な人は後悔をいつまでも引きずることはありません。
上手な気持ちの切り替え方を学んで苦しい思いからは早くサヨナラしましょう。
まずは声に出す、または紙に書きだす作業を行います。
言葉にすることで、頭の中のモヤモヤが整理され、
今何に苦しんでいるかが明確になります。
明確になれば自分自身に向き合いやすくなります。
次に、「他人と過去は変えられない」という名言の通り、
過ぎしまったことは仕方ない、と失敗を受け入れます。
また、失敗は成功ではない方法を学んだだけと言えますので、
未来に向けてエネルギーを使えば、気持ちを切り替えられます。
人に相談するのも良いでしょう。
自分の頭の中だけで考えていると思考が堂々巡りになりがちです。
第三者の視点で客観的にアドバイスをもらえますし、
そもそも誰かに聞いてもらうだけでも気分は楽になります。
いつまでも引きずっていても苦しいだけなので、できるだけ早く乗り越えましょう。
まとめ
誰しも余計な一言を発して後悔したという経験はありますよね。
ほかの人から聞かされると嫌な思いをするのに、
つい自分自身も同じよう余計なことを言ってしまう。
信頼貯金の多い相手なら多少は許されるけど、頻発するようだと人が離れていきます。
つい余計な一言を言ってしまう人は、一呼吸おいてから発言するように意識しましょう。
それでも余計な一言が出てしまうのはクセなので仕方ありません。
過ぎてしまったことはどうすることもできないので、
挽回できる方向にエネルギーを使いましょう。
そして上手に切り替えて前に進むことが肝心です。
言葉で傷つくこともある一方で、言葉で勇気を与えられることもあります。
どうせなら相手に喜んでもらえる言葉を使いたいものですね。