公務員のメリットとデメリットまとめ! 福利厚生や年金が手厚い、公務員のメリットや 「公務員はおすすめしない」といわれる理由、デメリットをご紹介します。





公務員という職業が気になっているという方もいると思います。

しかし、公務員は安定していていいというイメージがある反面、

最近ではお勧めしない仕事と言われることも多くなり、悩みますよね。

福利厚生や退職金などが民間よりもよいイメージもありますが

実際どうなのか気になるところですよね。

この記事では、公務員のメリットとデメリット、

お勧めしないといわれる理由などについて紹介しています。

これから公務員を目指そうか検討中の方は、是非参考にしてくださいね。



国家公務員や地方公務員になるメリットって何?


国家公務員や地方公務員になるメリットとして、

一つ目に会社などと違って倒産などで消滅し、

従業員が失業するリスクがかなり低いことを挙げることができます。

民間企業は倒産するリスクがあり万が一倒産するとすぐに失業してしまいます。

最近では地方公共団体でも財政が悪化し、

運営が難しくなっているところもありますが

、民間企業の比べると倒産のリスクは段違いに低いといえます。

二つ目は、給料が高めで勤続年数が長くなれば上がっていきやすいことです。

民間企業の平均給与は400万円台だと言われていますが、

国家公務員も地方公務員も平均給与は600万円台とされています。

さらに、年功序列制なので、長く在籍していれば安定して昇給していきます。

三つ目は、利益を追求しなくても済むことです。

民間企業だと利益の出ない仕事はできませんが、

公務員は利益を求められないことが多いため

利益を考えず人のためになる仕事をすることも可能です。



公務員のメリット・福利厚生がしっかりしている?


公務員になるメリットとして福利厚生がしっかりしていることをよく言われます。

実際、育児休業や介護休業、有給休暇などは

国が取得するよう推進していることもあり、

各省庁や地方公共団体でも取得を推奨しています。

最近では、男性で育児休業を取得する公務員も次々出てきていますし、

有給休暇について取りやすいと感じている公務員も多いようです。

公務員は共済組合に加入することになり、

本人や家族の病気の時に給付金がもらえたり、

保養所やホテルを安く利用できる特典があったりします。

休みがとりやすく、共済組合で各種給付金や特典がもらえるなど、

公務員の福利厚生はいいということができます。

ただ、休憩室や食堂などの設備については、役所の庁舎は古いことも多く

民間企業に見劣りするという意見もあるので注意が必要です。



公務員のメリット・退職金や年金もたくさんもらえる?


公務員のメリットとして、退職金や年金の額が多いことを挙げることができます。

年金は、国民年金と厚生年金の他に「年金払い退職給付」という

別の年金が支給されることが多いので、

それがない民間企業勤務の人よりも有利といえます。

国民年金と厚生年金は、民間企業も国家公務員、地方公務員も同じ制度になりますが、

年金払い退職給付は加入する共済組合によって受給額が違うので注意が必要です。

また、以前は公務員と民間企業の年金制度は別で、

公務員は優遇されているといわれていましたが、

今は年金払い退職給付以外は基本的に同じ制度です。

今、年金を受給している元公務員の方とは受給額が異なる可能性があるので

OB等の体験談は鵜呑みにしない方がよいでしょう。

退職金については定年退職では2000万円ほどもらえるという調査があります。

退職金もない企業も少なくない中、恵まれているといってよいでしょう。



なぜ「公務員」はお勧めしないといわれるの?


公務員はお勧めしないと言われる理由の一つ目は、

異動が多く専門的なスキルを上げにくい可能性があることです。

一般的な事務系の公務員はいろいろな部署に異動になることが多いです。

様々な仕事を経験できる反面スキルや経験が広く浅いものになる可能性があり、

他人より秀でたスキルを獲得することは難しいでしょう。

二つ目は年功序列制度が強く若い時は努力しても給料に反映されず昇進も難しいことです。

いくら成果を上げても同じ職場にいる仕事のできない先輩の方が

給料がずっと高いということも多く、不満を抱きやすくなります。

三つ目は、民間企業へ転職した際にうまくいかないことが多いことです。

公務員時代は利益を考えずに仕事をしてきた人が民間企業に入ると、

利益を追求するという民間企業の目的に合わず、

馴染めなかったり成果を上げられなかったりします。



公務員のデメリットは?


公務員のデメリットとして、一つ目に、国家公務員だと

全国各地に転勤させられる可能性があることを挙げることができます。

地方公務員でも、県の公務員では日常的に通勤が大変な場所に

異動になる可能性があるため、家庭との両立が難しくなる恐れがあります。

二つ目は、クレームを受けやすい仕事に就く可能性があることです。

民間企業でもクレーム対応はありますが、公務員は税金でいい暮らしをしていると思われ、

反感を持たれやすいことや「公僕」というイメージから酷いクレームを受ける可能性は高いです。

三つ目は、残業が多い部署もあることです。

民間企業にも当然残業はありますが、民間企業以上に残業を行い、

過労死ラインの長時間勤務を続けている公務員も少なくありません。

特に災害や緊急事態時はどんなに時間がかかっても、

与えられた仕事をやり遂げなければならないため、

帰宅することも難しくなる事態も想定されます。



まとめ

 

公務員のメリットは給料が高いことや福利厚生がしっかりしていること、

安定していることなどたくさんあり、とても魅力的な仕事だということができます。

その反面、年功序列制度が強く若いうちはなかなか

給料が上がりにくいことや転勤、異動が多いことなどデメリットもあります。

公務員に限らず、どんな仕事に就くときもあらかじめメリットや

デメリットを把握することが自分に合った仕事を探すために大切です。

実際に仕事をしてみなければわからないことはありますが、

ミスマッチを少しでも防ぐことができるよう、

この記事の情報を参考にして考えてみてくださいね。