向いてない仕事を続けた結果どうなる?今の仕事に向いてないサインや性格的に合わない、向いてない仕事を続けた末路を解説します。





「自分はこの仕事向いてないかもしれない・・」

そう思うことも、あるのではないでしょうか?

向いていない仕事を続けることは、まさに不幸です。

はじめは小さな違和感だったものが、次第に肉体も精神も疲れ果ててしまい、

最終的にはうつ病を発症してしまうかもしれません。

転職をはじめ何かしらの対策ができればきれば良いのですが、

自分の感情にフタをして我慢して、

長年不向きな仕事を続けてしまうのではないでしょうか。

今の仕事に向いていない時には何らかのサインが出ています。

その小さなサインを見逃さず、違和感が大きく育って苦痛になる前に対策していきましょう。



向いてない仕事を続けた結果どうなる?向いてない仕事を続けた末路


向いてない仕事を我慢しながら続けると

最悪な場合精神的に病んでしまい、うつ病を発症します。

うつ病は極端な例かもしれませんが様々な弊害が起こり、負のスパイラルが始まります。

・パフォーマンスの低下

好きなこと得意なことと違って不向きなことは集中力が続かず、ミスが増えます。

また情熱を持てないので、仕事がいい加減になりがちです。

結果パフォーマンスも落ち、モチベーションはさらに低下します。

さらには給与やスキルアップにも悪影響が出ます。

・人間関係の悪化

笑顔もなく曇った顔で、モチベーションも生産性も低く、

こんな無気力状態では職場内で浮いた存在になります。

また、無気力で仕事をしていると仕事相手からも信頼されませんし、

無気力が職場内だけに限らず、親しい友人や家族の中でも波及する可能性もあります。

・時間の無駄使い

不向きな仕事では集中力もなく、ダラダラと過ごしがちです。

早く帰りたいと思っていても作業が終わらないので、結局時間の無駄使いになります。

長い目で見ても、人生の貴重な時間をストレスのたまる仕事に費やすのは、もったいないですよね。

・自己肯定感の低下

ミスも多くやりがいを感じられず孤立することも増え自分を否定したくなります。

・肉体も精神も疲れ果てる

毎日の出勤で体が重い、睡眠も食事も十分ではない。

こんな状態が続けばいずれ精神的にも病んでしまいます。

向いていない仕事を続けると、会社も仕事相手も、何より一番大事な自分自身も不幸になります。



今の仕事が性格的に合わない、向いてないと思ったサイン


誰でも仕事の向き不向きはあります。不向きな仕事で現れる様々なサインを見てみましょう。

・些細なミスや同じミスの繰り返し

誰でもミスはありますが、頻繁に起こるようだと、

その仕事に対して丁寧に扱おうという意識が薄れています。

・周りよりも仕事のスピードが遅い

働いている時間は同じなのに上達が遅いのは、苦手意識があるからです。

・笑顔がない

興味のない仕事では顔が曇りがちです。

周りの人とのコミュニケーションも難しくなり、次第に孤立していきます。

・達成感、成長意欲がない

仕事への情熱、興味が薄れています。諦めモードで努力もしないので評価は下がります。

・憧れる上司や同僚がいない

こういうスター社員になりたい!というワクワクする気持は、数年後の自分です。

そのイメージがなければ、その仕事は不向きと言えます。

・環境や社内風土に違和感
仕事が不向きなのではなく、職場が不向きなだけかもしれません。

でも、日本人の多くは「就職」ではなく「就社」と言われるので、環境は大事です。



向いてない仕事は見切りをつけるべき?向いてない仕事でも続けてしまう理由


不向きな仕事を長く続けても良いことなんてありません。

見切りをつけて転職することが最善の対策です。

しかし、不向きとわかっていても、感情にフタをして苦痛に耐えながら、

その仕事を続けてしまいます。理由をいくつかご紹介します。

・不向きで転職は甘えという考え

これは完全に思い込みです。不向きで転職を考えるのは決して甘えではないですよ。

むしろ良いところへ進むための前向きな考え方です。

不向きな仕事を続けて起きる弊害はお話した通りです。

・一度就職したら定年までお世話になる

もう終身雇用が当たり前の時代ではありません。現在は転職のハードルは下がっています。

そもそも終身雇用だって法律で定められているわけではないので、

無理をしてまで長く働く必要はありません。

・すぐに転職先が見つからない、転職したら報酬が減る

確かに勢いだけで退職届を出しても間違う可能性があります。

転職エージェントなども上手に活用して、失敗する確率を減らしていきましょう。

・会社や上司にお世話になった、同僚とのつながりもある

義理人情も悪くはないですが、今辛い思いをしていたり、

他の人より達成感を感じられなかったりするのであれば、

今いる場所が最適な居場所とは限りません。

忠誠を尽くしたところで得るものは少ないでしょう。

経済的な不安、将来の不確実さ、世間体、色々な理由(しがらみ)を見てきました。

行動していないときには不安は増大するともいわれます。

行動すれば何かが動くはずなので、勇気を持って行動してみましょう。



合わない仕事をやめるべきか迷った時にすること


直前の項目と矛盾しますが、合わない仕事だからと言って転職だけが答えではありません。

一時の感情に流されて転職しても後悔する可能性があります。

不向きと感じるなら、まずは転職の前にできることをやってみましょう。

もちろん心身共に疲れ果てていて弊害が出るようなら転職最優先で構いません。

・スキル、自分の得意を磨く

入社したばかりでは思うように仕事ができないのは当然です。

また入社2~3年で同期と差が出てくるのも、

人の成長スピードが違うので仕方ないことです。

純粋に仕事が未熟だから不向きと感じているだけかもしれません。

少なくとも半年は今の仕事で経験を積んで本質を見るレベルまで成長しましょう。

見える景色も違ってくるはずです。

・仕事の中に楽しみや興味を見つける

仕事のすべてが好きという人はあまりいないように、

仕事のすべてが嫌いという人も少ないでしょう。

何か興味とか好きとかを見つけることができれば、

それを糸口に仕事を深堀したり、自分の得意を結びつけたりすることもできます。

・実績をつくる

今の仕事で実績を作れば、自信にもつながりますし、

転職先でのアピールポイントにもなります

。最初のハードルは低くて構いません。

誰でもできるような簡単な実績から徐々に大きく成長させていきましょう。

・自分から働きかける

仕事を教えてほしい、と同僚に聴くことでコミュニケーションにもつながります。

上司に改善提案をしても良いですし、異動願いを出すことで環境も変わることがあります。

自分から積極的に行動することで良い変化が生まれるかもしれません。

・有給をとりゆっくり体を休める

そもそも悩んでいるのは疲れているから、という説もあります。

ゆっくり休んで映画を観たり自分の趣味を思い切り楽しんだり、

プチ旅行に出かけたり、リフレッシュしてみましょう。

・転職エージェント等に相談する

親や上司や先輩に相談しても甘えとかネガティブとか言われるかもしれません。

ここは客観的に相談できる転職エージェントを上手に活用しましょう。

仕事を辞めるか迷ったときに、できるだけのことをやってみて、

それでも合わないのであれば転職を検討しましょう。

もちろん自分の心と体の健康を第一に考えてくださいね。



どうしても向いてない、合わないと思ったらさっさと辞めよう。


やることやって、どうしても合わない仕事であれば、さっさと退職しましょう。

経済的な不安があるかもしれませんが、死んだ魚の目をしながら働いても良いことはありません。

まして、不向きな仕事を長年続けて、心も身体もボロボロになってからでは遅すぎます。

一時の感情で勢いに任せて無策で退職届を出すことはあまりお勧めしませんが、

現在は転職しやすい環境も整っています。

転職サイトも豊富にありますし、転職エージェントに登録すれば客観的に相談に乗ってくれます。

検討した結果、すぐに転職しないのであれば転職しなくても大丈夫です。

すぐに転職ではなくても転職活動はやっておいて損はありません。

また、組織で働くこと自体が不向きなのであれば、フリーランスになるという選択肢もあります。

いきなりフリーになるのはさすがに危険ですが、

会社に勤めながら月数万の副業をして経験を積んで徐々に大きく育てていくやり方です。

顔を曇らせながら働いていては、貴重な人生の時間の無駄遣いにつながります。

一歩踏み出せば新しい世界が待っていますよ。ぜひ勇気を持って行動しましょう。



まとめ

突然ですが、初恋の人と生涯一緒にいることができるのは稀です。

最初はいいなと思って付き合ってみるけど、何か違うと感じてお別れしてしまう。

何人かお付き合いする中でベストパートナーが見つかるのではないでしょうか。

仕事も同じで、最初からベストパートナーに巡り合うことができれば幸せですね。

でも最初から最高の仕事はなかなか見つかりません。

「合わないな」と思ったら色々見てみても良いでしょう。

定年まで会社に忠誠を尽くす必要はありませんよね。

今の仕事は100%全部好き、というのは難しいけど、

全部じゃないけど大体好き、これくらいの温度感でも良いと思います。

あなたにとってベストと言える仕事に巡り合えることを願っています。