職場で後輩ができると、教育係を任される時があります。
正直、後輩の指導がめんどくさいと感じる人は
たくさんいるのではないでしょうか?
世の中の人みんなが面倒見がいいわけではありません。
「正直言って後輩が潰れてくれた方が嬉しい」と思いながら教育する先輩もいます。
今回は後輩の指導がしんどい時の対処法や、
後輩の面倒を見たくないと思ってしまう原因などをご紹介したいと思います。
後輩の教育係を任されて正直めんどくさいなぁ~と
感じている人はぜひ一度ご覧ください。
目次 関連
後輩に関わりたくない、指導したくない‥
自分にも後輩ができると指導をしなければならないときがあります。
指導する後輩が素直で聞き分けのいい子ならこちらも指導のしがいがあるのですが、
生意気で頭が悪い後輩だと指導する気も失せてしまいます。
最初は張り切っているので指導にも熱がはいりますが、
だんだんと指導の大変さが分かってくるとイライラしてきてしまい、
最終的には後輩にそのイライラをぶつけてしまうこともあるのです。
イライラしながら仕事をするのは良くないことだとわかっているので
そんな自分に嫌悪感を抱くのと同時に後輩にも嫌悪感を抱いてしまいます。
「どうして私がこんな目に合わないといけないの?」と
指導係に任命した上司も恨んでしまうのです。
私をこんな気持ちにさせて後輩とは
関わりたくない指導したくないとおもってしまうのです。
後輩の指導にイライラ、面倒を見たくないと思う理由
どうして後輩を指導しているとイライラしてきてしまうのでしょうか?
ここでは後輩の指導にイライラしてしまい、
面倒を見たくないと思ってしまう理由などをご紹介したいと思います。
①勤務態度が悪いから
指導している後輩が会話するたびに語尾が伸びていたり、
こちらが話しているのにスマホを見ていたりすると、
「こいつ勤務態度悪いな」と思い、イライラしてしまいます。
注意しても反省する様子がなかったり、
逆切れしたりすると余計イライラしてしまいます。
②同じミスを何度もするから
何度注意しても同じことミスをくりかえしたり、
ミスをしないためにメモを取ったりしない後輩にはイライラしてしまいます。
ミスしないように見直すなどの改善する様子が見られればまだいいのですが、
改善しようともしない後輩にはイライラしかしません。
③自分が新人の頃と比べてしまうから
自分が新人の頃は上下関係がハッキリしていて先輩より先に来て掃除をする、
電話が鳴っている時は先輩より先に出るなどのルールがあったのに、
私が教えている後輩は電話と取ろうともしないし、
先輩より遅くに出社するのが当たり前な後輩にイライラしてしまうのです。
仕事をしない後輩は見捨ててもいい?見捨てるタイミングは?
仕事をしない後輩を見捨てたくなる気持ち、すごくよく分かります。
すごくよく分かるのですが、実際に見切りをつけてしまっても
仕事がスムーズになるわけではありません。
むしろ逆に仕事が捗らなくなってしまいます。
もし後輩を見切ってしまったら後輩はやる気を失い
テンションが低い状態で毎日仕事に来ることになります。
そんな後輩を見ながら仕事をするあなたのテンションも下がるだろうし、
二人の関係が良くないことに気が付きだした周りの社員にも悪影響を及ぼしてくるでしょう。
後輩は見切るのではなく、あなたと後輩の信頼関係を
しっかり結んだうえで後輩に難易度の高い仕事一人をやらせてみましょう。
後輩の仕事はおそらくさんざんな結果になるでしょう。
一回痛い目を見てもらうことで自分がいかに仕事が出来ないのかを実感させるのです。
この経験が自分の力量を知るいい経験になります。
部下は見捨てるのではなく自分の力量を分からせたうえで
再度信頼関係を築き自分の指示に従ってもらえるようにしましょう。
しかし部下がもう退職を決めてしまい、
なにもする手立てがなければ見捨ててもいいと思います。
この会社でがんばる気はないようなので何とかしようとするだけ無駄です。
後輩の指導でノイローゼ、疲れた時の対処法
後輩の指導で疲れてしまったときのおすすめの対処法をご紹介します。
①仕事が出来るようになると期待しない
仕事ができない後輩に「いつかは絶対仕事ができるようになる!!」と
期待するのは辞めましょう。
「できるようになるはず」はこちらの決めつけです。
「できるるようになる」と期待してしまうので
裏切られた時にがっかりしてしまうのです。
最初から期待をしていなければがっかりすることもありません。
②仕事をあまり振らない
後輩の指導に疲れてきたら、後輩に
「なにかやることありますか?」と聞かれても量が少なく、
重要度の低い仕事を振るようにしましょう。
仕事ができない人の仕事の量を減らすことは
仕事ができる人の量が増えることになってしまうので、
何回もやると仕事ができる人が疲れてしまうので多用はできないのですが、
仕事が出来ない後輩には仕事をあまり振らないようにしましょう。
③対応に差をつけない
仕事ができない後輩にあからさまに敵意を
むき出しにしたり、あしらったりすることはさけましょう。
なぜなら先輩から冷たくされた後輩はやる気をなくしてしまいます。
「もう、仕事なんてどうでもいいや」となってしまい、
余計に指導がしづらくなってしまうからです。
仕事ができるる後輩・できない後輩あまり対応に差をつけないようにしましょう。
後輩の指導で大切な事
人を指導した経験がないと後輩にどのように接していいのかわかりません。
分からなくていいのです。後輩を指導することでこちら側も成長していけます。
ここではその成長を手助けできる後輩の指導で大切なことをご紹介していきます。
①なんでも自分でやらせてみる
仕事は実際に体験することで多くのことを学べます。
最初はデモンストレーションしてみせ、
その後は後輩に実際に体験してもらうことで学ばせます。
もちろん失敗もしますが、失敗も体験することが必要です。
その失敗を教訓として、二度と繰り返さないようするれば成長に繋がります。
②いつでも必ず相談に乗ってあげる
仕事に慣れない後輩は悩み事や、相談がたくさんあるはずです。
その後輩に「いつでも相談に乗って上げれるような姿勢」を見せることが大切です。
悩み事ができたらすぐに相談できる雰囲気を作ってあげることで
後輩は余裕をもって仕事に取り組むことができるでしょう。
③困っていたら方向性を決めてあげる
後輩が困っていたら何かしら方向性を決めてあげることが重要です。
後輩が困っているのは方向性が決まっていないからです。
もしも後輩から相談されたら「どうしようか?」や
「どうすればいいと思う?」などの答えのない回答は辞めてあげましょう。
後輩が困っていたら間違っていてもいいの「こうした方がいい」
という意思決定を表示しましょう。
後輩は意思決定して貰えると安心するのです。
④ひとりぼっちにさせない
仕事をする上で後輩を一人にさせてはいけません。
後輩ができたら、日ごろから後輩の状態を観察するようにしましょう。
仕事面だけでなくメンタル面でも
落ち込んでいれば早めに気づいてあげることが重要です。
⑤いい点と悪い点を言葉で伝えてあげる
人は褒めて伸びるタイプと叱って伸びるタイプがいます。
後輩を成長させたいと思うなら、
良い点と悪い点の両方を指摘してあげることが大切です。
いい点はどんどん褒めてあげましょう。
後輩のいい点がどのように仕事に
生かされているか具体的に褒めてあげるといいでしょう。
悪い点を指摘する時はかならず1:1で指摘するようにしましょう。
皆の前で指摘するのではなく、二人きりになったときなどに指摘してあげましょう。
まとめ
後輩の指導はとても難しいです。
素直でなんでも「はい」と聞いてくれる子もいれば、
態度が悪く教えた順番通りに仕事をしない後輩もいます。
しかし、教育を任されたからには
どんな子であっても成長させなければならないのです。
時にはイライラして教育を投げ出してしまいたくなるときもあるでしょう。
しかし、後輩を育てなければその会社は成長できません。
新しい人材がこれからの会社を支えていくのです。
指導を任されたのなら会社の未来を
自分が握っていると思って後輩を成長させてみせましょう。
後輩を成長させれる人の評価は高いはずです。