仕事をするのに適した格好というものがあります。
とび職の人ならニッカポッカ、看護師さんならナース服、
工場勤めの人ならその工場で支給される作業着などです。
働きやすい格好はその職業によって様々です。
しかし、世の中にはサラリーマンの作業服であるスーツが嫌いという人がいます。
どうしてスーツが嫌いになっていまうのでしょうか?
今回はビジネススーツが嫌いになってしまう理由や
スーツを着なくてもできる仕事をご紹介しますね。
目次 関連
ビジネススーツが嫌い、スーツを着る意味が分からない
海外の方からすると日本人は眼鏡をかけて
スーツを着ている真面目なイメージがあるみたいです。
「日本人と言えばスーツ」と言っていいほど
日本人にはスーツはお馴染みのものなのですね。
しかし、近年では気候変動の影響で夏はクールビズといって
カジュアルな着こなしをしたスーツで出社する企業も増えだしました。
カジュアルにスーツを着こなしてもいいのなら
スーツを着ること自体に疑問を感じる人が出てきてもおかしくありません。
スーツにもお金が掛かります。
一着そろえればいいものでもなく夏と冬用でもわけなければいけません。
着心地も決していいものではありません。
結婚式や大事な商談の場面ではスーツは必要不可欠なものだと思いますが、
普段の仕事でスーツを着ている必要はあるのでしょうか?
ビジネススーツを着るのが嫌になってしまう理由
どうしてスーツを着るのが嫌になってしまう人がいるのでしょうか?
スーツが嫌いになってしまう理由に迫ります。
①世間からの押し付けを感じてしまうから
スーツは世間からの押し付けを感じる人がいるのです。
スーツは一般的に私服として選ばれる服ではなく周りの人が着るから合わせて
自分も着るという感覚なのです。
同調圧力を感じているということですね。
周りから浮かないためスーツを着ているのです。
自分が着たいから来ているのではないのでスーツを嫌いになってしまうのです。
②スーツを着なくても営業はできるから
営業や商談がある時はスーツを着ているのが普通というイメージがあります。
スーツは誰が見ても不快感を持たれない格好だからです。
しかし、スーツでなくても不快感を持たれない格好はできます。
わざわざスーツで爽やか感を出さなくても私服でいいのでは?と感じている人はスーツを嫌がります。
たしかに、さわやかなコーディネートを意識すれば不快感を持たれません。
しかし、私服というのは個人のセンスが出てしまい、
自分は爽やかだと思っていても相手はそう受け取ってくれないこともあります。
センスが問われる私服での仕事は難易度が高いのです。
スーツで働くメリットはある?
こんなにスーツを着て働いている人がいるのですから、
スーツを着ることのメリットがあるはずなのです。
ここではスーツを着ることのメリットをご紹介したいと思います。
①信頼感を与えられる
スーツを着ることの最大のメリットは信頼感を与えられることではないでしょうか?
信頼感を得られるのに必要なのは第一印象です。第一印象で大事なのは「見た目」なのです。
「見た目で判断するな」と教えられてきましたが、
「人は見た目が9割」という言葉があるように見た目で人を判断する人は多いのです。
スーツを着ていれば悪い印象は第一印象では持たれないでしょう。
②毎朝コーディネートを考えなくていい
朝の忙しい時間にコーディネートに悩まなくてもいいのがスーツの魅力です。
セットアップされたものを着ればいいのですから、悩む必要がありません。
これが私服だとそうはいきません。
私服は色の組み合わせ、靴の選択、つける小物の選択
さまざまなことを考えて毎朝コーディネートをしなければならないのです。
しかし、スーツならば何も考えないで購入したままの状態で着ればいいのでとても楽です。
③スイッチを切り替えられる
人は常に仕事モードで生きることはできません。
休日には仕事モードから休日モードに切り替えなければなりません。
出ないとストレスが溜まってしまい充実した毎日を過ごすことができないからです。
そのスイッチの切り替えを助けてくれるのがスーツなのです。
スーツを着ることで仕事モードがONになるのです。
そして家に帰り部屋着に着替えることで仕事モードはOFFになります。
スーツをスイッチの切り替えにできれば、
普段の生活にメリハリができて充実した毎日が過ごせるでしょう。
スーツを着たくない人の対処法、スーツを着ない仕事はたくさんあります
社会人になればスーツを着て仕事をしなければならないものだと思っていた人も多いと思います。
しかし、業界や職種によってはスーツを着なくてもいい仕事はあります。
もちろんドレスコードやパーティーなどの場ではスーツは必須アイテムですが、
毎日スーツやネクタイに縛られるのは嫌だという方は
これから紹介する業界に飛び込んでみるのもいいのではないでしょうか。
①IT業界
IT企業はスーツとは縁がほど遠い職種です。
システムエンジニアの人だけでなく、事務の人も私服であることが多いので
スーツが嫌だなと思う人はIT企業を目指してみてはいかがでしょうか?
②デザイン業界
デザイン業界はどのような服装をするかで仕事の質も見られやすいです。
私服でも気が抜くことができない業界です。
スーツでは自分のセンスが出せないから嫌だというおしゃれな人に向いている業界です。
③工場等の現場勤務
工場の現場勤務は作業服が多いです。
工場の作業服はゆったりとした服が多いので
いつも首元を閉められるスーツを苦痛に感じる人はいいかもしれませんね。
しかし、気を付けなければいけないのが現場勤務ではなく
本社勤務になってしまうと間違いなくスーツになるので
仕事が出来過ぎてしまう人は気を付けましょう。
スーツを着ない仕事だからって底辺じゃありません
世の中には「スーツ=エリート」「作業着=底辺」と決めつけている人が多いです。
スーツ勤務だからといてみんながみんなエリートなわけではないですし、
作業着だから底辺というのもおかしな話です。
スーツを着ている人がみんなエリートだったら
日本はもっと経済成長を遂げているはずです。
むしろスーツを着ている人達の能力がないから
日本の経済は低迷しているのではないでしょうか?
スーツ=エリートと思い込んでいる人は
仕事をファッションショーとでも思っているのではないでしょうか?
今の時代、もはやスーツを着ないで仕事をする方が生産性が上がり
無駄なお金や時間を掛けなくて済むので
スーツを着ない人の方がエリートなのではないでしょうか?
まとめ
スーツを着ることで生活にメリハリが出る人もいるでしょう。
しかし、コロナ渦を経て、私たちはスーツを着なくても
仕事はできるということを知ってしまいました。
仕事にかなずしもスーツは必須な時代ではなくなってしまったのです。
「働くパパのスーツ姿がかっこいい」と作文に書いていた
小学生がいた時代はすでに昔のことになりつつあります。
今は「スーツ姿じゃなくてもかっこいいパパ」が作文になる時代なのです。
時と場合によってスーツを着用すればいい時代はすぐそこです。