会社にはバランスよくいろいろな年代の人がいるのが理想的なのではないでしょうか?
しかし、会社の運営や人事に問題があると職場にいる20代が
一人だけとか中堅社員がいないという状況が生まれてきてしまいます。
おじさん、おばさんしかいない職場はいったいどんな特徴があるのでしょうか?
今回は若手が辞めて行く会社の特徴やおじさんおばさんばかりの
会社のメリットやデメリットなどをご紹介していきたいと思います。
「自分が働いている会社もおじさんおばさんばかりだ」という方は参考にしてみてください。
目次 関連
職場で20代は自分だけ、若手が辞めていく会社の特徴
周りを見渡せば、20代は自分だけ・・そんな状況に陥っている人はいませか?
どうして若手がどんどん辞めて行ってしまう現象が起こってしまうのでしょうか?
ここでは若手が辞めて行く会社の特徴をご紹介したいと思います。
①賃金が年功序列
若手がどんどん辞めて行ってしまう背景には「給料に対する不満」があります。
明らかに自分より仕事をしていない人の方がお給料が多かったり、
誰よりも頑張って資格を取得したのにその努力をお給料に反映されていないと感じています。
若いからという理由だけでお給料が低い事に
不満を持っているのでどんどん会社から去ってしまうのです。
②周りに相談できる人がいない
入社したばかりの若手は、年代や価値観が違う様々な人たちと
関係を構築していかなくてはなりません。
そんな中誰一人と若手の相談に乗ってくれる社員がいなかったらどうなると思いますか?
恐らく若手は会社を居心地が悪い場所だと感じ早々に退職を考えるでしょう。
「何を甘い事を言っているんだ」と思う人もいるかもしれませんが、
今の時代の若者には仕事を続けていくことにとても重要なことなのです。
自分から相談できる子ならまだいいのですが、自分から相談できない子もいるのもまた事実なのです。
③労働環境が悪い
・休日出勤が多い
・時間外労働を強いられる
・残業手当がない
・労働に見合ったお給料が貰えない
このような理由は若者に退職を考えさせる大きな理由になります。
自分の時間が極端に少なくなるような会社に勤めようとは思わないのです。
少なくなってもお給料として反映されるのならまだいいのですが、
お給料にも反映されないとなると会社で働き続けるメリットがありません。
工場などの職場は若い人がいない?
工場などの製造業では人手不足が深刻です。
動労人口の減少や行進が育たないことなどを理由に、どんどん深刻さを増しています。
もし、人手不足が解消できたとしても若手がいなければその会社の未来は無いでしょう。
若い人が育ち、そのまた若い人が教育をされ育っていくというのが理想の会社の在り方ですが、
今や人手不足のせいで会社の存続の危機に立たされている所はたくさんあるのではないでしょうか?
特に工場などの製造業に関しては若い人が極端に少なくなっている印象があります。
なぜ?若い人は工場などの製造業で働こうとしないのでしょう?
それには高齢化が深刻化してきていることと、労働人口の減少が関係しています。
少子高齢化によって人口に占める高齢者の割合が増加し、
日本全体の労働力人口の減少が若者が少ないと感じさせているのです。
また、後進の教育不足も人材不足の要因とされています。
ベテランが退職したことで現場の技能人材不足が若者を工場から遠ざけているのです。
職場がおじさん、おばさんばかりの会社のメリット
職場に同世代の子がいないと「働き辛いな~」と
感じてしまう人はたくさんいることでしょう。
しかし、職場に同世代がいなくておじさんおばさんしかいない会社にもメリットがあります。
ここではそのメリットをご紹介したいと思います。
①妬み嫉妬で争わなくていい
同期の子が一人でも職場に居ると
「あの子の方が先に出世した」「あの子の方がみんなにチヤホヤされている」
などの嫉妬心を持たなくて済みます。
同世代がいることで安心する面もたくさんありますが、
それ以上にライバル視されたり、足を引っ張られたりすることもあるのです。
おじさんおばさんばかりならそんな嫉妬心も抱かなくて済むでしょう。
②同期と比較されない
同期がいないと仕事の出来や能力を比較されなくて済みます。
たとえば同期の子がものすごくできる子で自分といつも比較ばかりされたらどうですか?
絶対に耐えられないですよね?
また、社会とは残酷なもので同期と比較して職場の成長の遅れがみられると
本人の能力不足だと勝手に決めつけられ、
「あの子は同期と比べて仕事ができない」というレッテルを貼られてしまいます。
同期がいないとそんな劣等感を抱くこともないのです。
③経験豊富な先輩から仕事を教えてもらえる
周りがおじさん、おばさんばかりだった場合、
経験豊富なベテランの方に社会人1年目から教えてもらうことができます。
社会人1年目は先輩について仕事を学ぶことが多いのですが、
その先輩が指導に不慣れだったり、指導する人が若すぎるがため
ノリと勢いだけで仕事を進めてしまうような人だったら
あなたの成長はそこまで見込めないでしょう。
社会人1年目からベテランに教えてもらえるということはとてもラッキーなことなのです。
職場がおじさん、おばさんばかりの会社のデメリット
逆に職場におじさんおばさんしかいないことのデメリットはどんなことがあるのでしょう?
同期がいないことで感じるデメリットをここではご紹介していきたいと思います。
①ジェネレーションギャップを感じる
デメリットとしてまずあげられるのが、ジェネレーションギャップです。
昼休みの雑談の内容が分からない・・子供がいないから会話に入れない・・
パソコンの扱い方を知らないから自分が教えていいのかわからない・・
などのジェネレーションキャップを感じてしまいます。
仕事中だけだと思って我慢できればいいのですが、
同世代としゃべれないことでメンタルをやられてしまう子も中にはいるはずです。
②相談事をしにくい
職場のちょっとしたことを相談できないことがあります。
たとえば、
「ガムテープの場所どこだったっけ?」
「年賀状は職場の人で出し合うのかな?」
「指導してくれる○○さん足が悪そうだけど何か障害があったりするのかな?」
など、ちょっとしたことだけど聞きたいことがあるときに
気軽に聞ける人がいないことはかなりストレスになります。
③雑務ばかりやらされる
周りがいつまでもおじさんおばさんばかりだと、
普段からやっている雑務をいつまでも後任に引き継ぐことができません。
下手をすれば3年間も同じ雑務をやらされることもあります。
若いからという理由でなんでもかんでも
雑務を押し付けられるのはとても強いストレスになります。
職場で20代がいない、若い人がいないなら転職をしたほうが良い?
同世代がいない職場で働くのが苦痛だと感じたのなら転職をすることをおすすめします。
例えば以下のようなことを強く感じているのなら早急に転職の準備をしましょう。
①先輩たちがハラスメントをしてくる
モラハラ・パワハラ・セクハラなどを平気でしてくる先輩がいる
②古い社風で将来性が見えない
まったく意味のないルールがある、社長の後継ぎがいない
③尊敬できない先輩がたくさんいる
人間としてどうなの?と思う人がたくさんいる
このように感じているのなら今の職場を早急に離れた方がいいでしょう。
逆に今の職場に可もなく不可もなくで働けているのなら
同期がいないという理由で辞めるのはおすすめしません。
同期がいないことに慣れてしまっていると転職したときに
同期がいた場合とても働きにくさを感じてしまうことがあるからです。
自分は同期がいた方が働きやすいのか?それとも働きにくいのか?
そこを良く見極め転職するかどうかを選択しましょう。
まとめ
職場で若い人が自分だけという状況に陥ったときその環境を
メリットと感じるかデメリットと感じるかで働き方は大きく変わってきます。
若いのが自分だけしかいないという環境をメリットだと捉えることができる人は
その会社でずっと働き続けることができるでしょう。
しかしデメリットだと捉えてしまう人はいろいろなストレスに悩まされ
最終的には「退職」という道を選んでしまうのだと思います。
ですが、デメリットだと感じている部分を自分でいくらでも改善していけるのです。
同期がいないからすぐに「退職」を選択するのではなく
「自分も改善するところ」「会社に改善して欲しいところ」などを探し出し
改善していくことでメリットしかない職場にあなたの力でなるかもしれませんよ。