一昔前なら「失敗から学ばせる」という教育方法が主流だったのですが
今どきの新人は失敗して少しでも怒られると長く引きずってしまい
なかなか立ち直ることができず結果職場に居ずらくなり、
退職という道を選んでしまう若者が増えてきていると思います。
今は昔ほど上下関係が厳しくなく叱られることがすくなくなってしまい、
仕事上のことで叱られていることを「怒られている」と感じてしまう新人が本当に多いです。
今回はそんな仕事のミスで落ち込んでいる新人への接し方や対処法をご紹介します。
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新入社員の失敗はあるある、落ち込む必要はない。
会社に入社したてのは失敗ばかりで
落ち込む日々を過ごしていることが多いと思います。
失敗して上司に怒られて落ち込むのはもちろん失敗したことで
周りの先輩や同僚に迷惑をかけてしまい陰でどんなことを言われているのだろう?
と想像すると今にも逃げ出したくなることでしょう。
しかし新入社員のミスなど会社では想定内なのです。
会社でしでかした失敗は自分が思っているより重大な失敗ではないのです。
新入社員は経験や知識がなく失敗を予測できないので失敗するのは当たり前。
むしろ新人の今だからこそ失敗も許されることもあるので
今のうちにたくさん失敗して経験を積んだ方がいいと思います。
そして失敗したら誤魔化すことなく上司や先輩に報告しましょうね。
失敗した後の行動がとても大事ですよ!!
新人のミスは上司の責任
人は失敗をしなければ何も学ぶことができません。
新人の頃はむしろ失敗することが仕事と思っていた方が気が楽になると思います。
新人はわからないことがわからないものなので
もし新人の頃に失敗したとしてもそれは上司の責任です。
とはいえ新人といえども社会人なので、許されないミスもあります。
けれど、わからないことがわからない新人に失敗を予測しろという方が
無理な話であってそれは新人の失敗を予測できない上司の責任になるでしょう。
「部下のミスは上司の責任」
よくテレビの謝罪会見などで謝罪している大手企業の人たちを目にしますが、
あのテレビに出ている方達はみな社長とか副社長ですよね?
新人がテレビの前に出て謝罪することはまずありません。
なので、もしあなたが新人で会社で失敗をして落ち込んでいても
それは上司の責任なので気にしすぎることはないですよ。
仕事のミスで生きた心地がしない時の気持ちの切り替え方
仕事でミスをしない人などいません。失敗は誰でもするものです。
そこで失敗をしても気持ちを切り替えて
すぐに立ち直って前に進める6つのコツをご紹介します。
・仕事でミスした時は、誰にでもあると思うこと
自分がミスをしてしまったとき
会社が倒産するほどの打撃を受けてましたか?
リストラに追い込まれるほどの脅威を感じましたか?
そんなことはなかったと思います。
あなたがしたミスは過去に誰かが経験したことがあるから
会社は何の打撃も受けないのです。
あなたが犯したミスは前代未聞の事ではなく
誰かほかの人も通ってきた道なのです。
そう思うと気が楽になってきませんか?
・仕事のミスは、そのうち資産になると思うこと
あなたの今の上司や先輩は過去に自分のミスを蓄え、
資産に変えて今の仕事に生かしています。
あなたがミスしたことは今は落ち込むことの原因になっているかもしれませんが、
長い目で見ていくとそれはあなたの資産になり、
近い将来必ずあなたを助けてくれる経験となるでしょう。
・ミスの次にどうするかを考えること
ミスをしてしまったらもちろん関係者にお詫びをしなくてはなりません。
しかしただ謝るだけでは次につながりません。
同じミスをしないために
・原因を突き止める
・経験者に聞く
・対処法を考える
これらをすることによって自分の自信にもなります。
「もう、二度と同じミスをするものか!!」と自分に言い聞かせることができます。
・怒られるだけマシだと思うこと
怒られるのが嫌という人はたくさんいると思います。
誰だって怒られるのは嫌です。
けれど「怒られるうちが華」という言葉があるように
怒られているうちはまだマシな方だと考えられます。
怒られるということは「言えばよくなる」と思われているのですから。
怒られもしないし何も言われなくなったら
その会社で透明人間のように扱われる日もそう遠くはないでしょう。
「怒られる」ということは、自分がまだチームの一員だと思われていて
気にかけられている証拠だと気づきましょう。
・成長ポイントだったと考えること
ミスをしてしまうとその時は仕事も止まってしまうし、
周囲に迷惑をかけてしまうのですが
そのあとかならず以前よりも成長しているでしょう。
人は仕事に慣れてくると一度そこで成長が止まります。
成長が止まった段階でミスをすると人は猛烈な勢いで
事態を解決しようと業務の流れをすべて見直し
問題点はないか、どうやったら次を防げるか考えます。
そうすることによって人はものすごい勢いで成長していくのです。
・周りはそれほど気にしてない、と思うこと
一緒に働く仲間はミスに対してマイナスの感情をもってはいるけど、
いつまでも根に持ってはいないということを覚えておいて下さい。
職場の仲間は皆、仕事をしているプロです。
ミスの原因を突き止めて対策をうつことに関心があっても
「お前のせいだ」と言って人を責めることに興味はないのです。
自分が気にしているほど周りは自分のミスを気にしていません。
新入社員のミスはいつまで許される?
新入社員は、入社後、社内業務に慣れるまでは時間がかかります。
一生懸命業務をこなそうとしたり
覚えようと努力したとしてもミスをしてしまうのが新入社員です。
しかし、新入社員と言われるのは一体いつまでなのでしょうか?
また、先輩や上司はいつまでミスを許してくれるのでしょうか?
一般的にミスしても仕方がないと大目に見てもらえるのは
1年までと捉える方がよいでしょう。
会社の業務にもよるとは思いますが一般的には1年です。
そして入社2年目にもなればあなたの下にも
新入社員が入ってきてあなたは先輩になるのですから
今度はミスを許す側にならなくてはなりません。
あなたが1年目に大目に見ていてもらったことを今度はあなたが大目にみてあげる番です。
そんな役割の人がいつまでもミスしているわけにいかないですよね?
入社1年である程度の仕事はできるようになっているのが望ましいですね。
新入社員が仕事のミスで落ち込んだ時の対処法
新人で慣れていなくてもミスが続くとメンタル的にやられてしまいます。
もしミスが続いてしまったら以下の方法を試してみるといいですよ。
・時間をかけてミスがないかチェックする。
自分の作業を焦らずに確認するだけでミスが大幅に改善できます。
もちろん確認だけで100%ミスはなくなりませんが
やらないよりは絶対にやった方がいいです。
またもし可能なら自分だけではなく
周りの人にダブルチェックしてもらうと一層効果的です。
・わからないところや失敗したとこ、不安なとこをメモする。
自分の改善点をノートなどに書き出すことで
自分が間違えやすい、ミスした状況が自己分析できますし
自分のミスしやすい箇所がわかるとその部分を慎重に作業できます。
結果としてミスが大幅になくなってきますよ。
・報告、連絡、相談をしっかりと行う
もしミスをしても誠意をもって謝罪をしたり改善を考えること。
上司や同僚などとしっかりと報連相を取ることで
ミスを防げるだけはなく仕事の質もあがってきます。
ミスが起きたときだけではなく、何かあったときは
積極的に相談をして周りとコミュニケーションをとりましょうね。
・自分が成長することを考える。
どんな人でも失敗をしたらやっぱり落ち込んでしまいますよね。
そんな時は気持ちを切り替えて、今後どうやったらできるようになるか?
どうやったら挽回できるか?考えてみてください。
過去のミスを後悔してもやり直せませんが
今後の仕事でそれは帳消しできますのでやってしまったミスよりも
今後自分が仕事が出来るようになることを考えてくださいね!
まとめ
入社したばかりの新人のあなたがミスをしてしまうのは
あなた自身が大きく成長で切るチャンスでもあります。
あなたのミスで周りに迷惑をかけてしまう時もあるかもしれませんが
周りの人も同じように失敗をしてフォローをしてもらい
成長していきますので必要以上に落ち込んだり、悩んでしまう必要はありません。
もし失敗をしても「もうこれ以上ミスはできない」と
弱気にならないで「ミスをしたらその分成長してやる」という
気持ちを持って仕事に取り組んでくださいね!