上司になる人は誰でも管理能力があるのだろうと思っている人は少ないはずです。
管理能力がなければ部下を動かし、会社に利益をもたらすことはできません。
しかし、どこの会社にもいるというわけではないのですが、
管理能力が無いのに上司になっている人がいます。
どうして能力がないのに上司になることができたのでしょうか?
今回は上司なのに管理能力が無い人の末路や
自分より能力の低い上司の対応方法をご紹介します。
興味がある人はぜひ見てみてください。
目次 関連
職場の上司が管理職の器じゃなく困っている・・
「世の中にはどうしてこの人が上司になれたのだろう?」と
思う人が管理職になることがざらにあるのです。
人間的にも能力的にもぜったいに向いていない人なのに
そんな人が自分の上司だった時、絶望で目の前が真っ暗になってしまいます。
管理能力のな上司によって引き起こされる問題はいろいろあります。
管理能力が無い人は判断力、決断力がありません。
誰がどう考えてもこっちだろ、と思うような選択肢でも
みんなとは真逆の選択をして周りを驚かすなんてことはしょっちゅうです。
そのくせ、自分が決断したことなのに、
何か不測の事態がおこると部下のせいにしたりして責任逃れをかましてくるのです。
本人は真面目にやっているつもりかもしれませんが、
無能な上司の下で働く部下はたまったものではありません。
上司になる人は人より優れていないといけないのに、
ただの年功序列で上司になったりする人は
何も考えない上司なのでこのようにまわりの人を困らせるのです。
部下の仕事を把握していない上司が周りに与える悪影響
上司はマネジメント能力も必要です。
マネジメントするに部下の仕事の内容や量を把握していないといけません。
ですが、部下の仕事を把握していない上司は割と多いのです。
そんな上司が周りに与える悪影響はどのようなものがあるのでしょうか?
まず、部下の仕事を把握していない上司は、
部下の仕事の実態を知らないのではなく知ろうとしていないのです。
自分にマネジメント能力が無いことがわかっているからです。
そうすると、完全に部下任せに仕事をさせているので
重要な判断や管理も部下にさせることになります。
自分で判断させておいて部下がミスをするとものすごい勢いで怒りつけてきます。
このような上司を放置してしまうと、
部下も上司に相談しても無駄だと感じてモチベーション低下、
コミュニケーションを取ろうとしないという問題が次から次へと発生してきます。
そしてその部下のチームは業績も最下位になって行くのです。
管理職に向いてない人の特徴
管理職に向いているのか向いていないのか見極めるには
向いていない人の特徴を覚えておかなくてはなりません。
部下をまとめていくのに管理能力がなければ立派上司にはなれません。
ここでは管理職に向いていない人の特徴をご紹介していきたいと思います。
①業績が悪く、よくミスする
一般社員時代の時に業績が悪く、よくミスをしていた人を管理職にしてはいけません。
仕事で細かいミスが多い人は管理職に就いたとしても仕事や部下を上手に扱えません。
このような社員は研修の時点で見極めることができます。
②コミュニケーション能力がない
たとえ業績がよくてもコミュケーション能力が無い人は管理職には向いていません。
一匹狼のように個人プレーで仕事をする人はチームを目標にむかって導いたり、
人材育成をしたりすることができないからです。
管理職になるにはコミュニケーション能力がとても大事なのです。
③感情的になりやすい
自分の感情をストレートに出してしまう人も管理職には向いていないでしょう。
部下の小さなミスも許すことができず、不満を表情や行動で表す人に
部下は萎縮してしまいこの上司の顔色を伺いながら仕事をしてしまうからです。
仕事は上司のためにするべきものではありません。
管理能力のない上司の末路
管理能力がないまま上司でいた場合はどうなってしまうのでしょうか?
きっと明るい結末ではないことは容易に想像できます。
ここでは管理能力のない上司の末路を3つご紹介していきたいと思います。
①部下の信頼を失う
管理能力がないまま上司の座に居座り続けると部下の信頼を失っていくでしょう。
「あの上司の言うことが理解できない」「あの上司は指示ができない」など
部下の不満はドンドン溜まり、最後には会社の上層部まで
管理能力のない上司の無能さが知れ渡ることになります。
②自分の仕事に影響が出てしまう
管理能力が無いことが上層部にバレだすと自分の仕事にも影響が出始めます。
上司になると仕事の難易度も上がるのに、部下の信頼も失い手伝ってくれる人もいない・・
これでは自分の仕事がどんどん溜まるだけです。
管理能力がないことで残業や休日出勤が増え最終的に仕事が回らなくなります。
③ストレスで働けなくなる
部下の信頼も失い、自分の仕事もどんどん増えていく・・
このような状況がずっと続くと次第に体調を崩したり、メンタルが崩壊したりします。
仕事に行こうとすると吐き気がとまらなくなって、欠勤が続くこともしばしば、
そうなると信用もだんだんと失ってしまいます。
自分より能力の低い上司の付き合い方・対応方法
上司の能力が自分より低い場合は
あなたの人間スキルをあげるチャンスだと思うようにしましょう。
困った人とうまく人間関係を持つスキルは、
面倒なクライアントや部下を持った時にとても役に立つスキルだからです。
なので、「この上司、自分より無能だな・・」と感じたら
「よーし、人間力を高めるためにこの上司を使いこなしてやる!!」と意気込みましょう。
まず、最初にあなたがすることはその上司がなぜあなたの上司になれたのか?
これを分析することです。分析するにはよく観察する必要があります。
観察するということは興味を持たなければなりません。
興味を持てば自ずと上司に自分から話しかけ、コミュニケーションが生まれるはずです。
すると、上司のことを少しづつ知っていくことができ、無能だと思っていた上司でも
優れたところがあるということに気が付くことができるのではないでしょうか?
自分より能力の低い上司とうまく付き合っていくには上司をよく知ることが大切です。
まとめ
管理能力がない、能力が低い、このような上司はたくさん、たくさんいます。
「どう考えても自分の方が能力があるし、仕事もうまく回していくことができるのに
どうしてこの人が上司なのだろう?」このような思いがずっと頭を巡っていることでしょう。
わかります。しかし、その上司も恐らく能力は低いけど
評価されるところがあるので上司になれたのではないでしょうか?
中にはただの年功序列で・・というパターンもあるかもしれませんが。
その上司の評価されたところを探してみるとあなたが上司になる時に役に立つとおもいますよ。