仕事で「いい人」は損をする?仕事ができるいい人ほど損をしてしまう理由や仕事でいい人を辞めた結果どうなるのか?解説します。





職場で「とてもいい人」に出会うことが出来たけど

その「いい人」は少ししたらすぐに会社を退職してしまった。

「もっと一緒に働きたかったのに・・」

そんな経験をしたことがある人はいませんか?

職場で「いい人」と呼ばれてる人は実は

いろいろ苦労もして悩んでいるかもしれません。

今回は仕事ができるいい人ほど損をしてしまう理由や

職場でいい人をやめたらどうなるのか?ご紹介してますね。



真面目な人が損をする世の中ってつらい・・


真面目な人は損をしやすいとよく言われます。

その理由はどこからくるのでしょうか?

それは真面目な人は断れずに仕事を受けてしまうからです。

「頼まれたことはすべて引き受けなければ」と考えています。

自己犠牲の精神が強いのです。

また。少しミスをしただけで酷く落ち込んだり、

必要以上に周りに謝ったりするのも真面目過ぎるからなのでしょうね。

人として見ていてとても愛らしく思えてくるのですが、

社会人として働いて言うといつかどこかで壊れてしまいそうで危うく見えます。

真面目にやっているからこそ人に利用されやすく、

仕事を押し付けられたりして、損をしてしまうのです。

真面目にやっていない人の犠牲になって損をする世の中って辛いですよね。



仕事ができるいい人ほど職場で損をしてしまう理由


「自分はすごく頑張って仕事しているのになぜか評価されないな?」

そう感じている人はたくさんいると思います。

ここではそう感じたことのある人に仕事ができる人ほど

損してしまう理由をご紹介していきたいと思います。

①「飛ばされやすい」

仕事ができるひとは結果も残します。

結果を残すので実績を上げれる人だと証明されます。

そうすると、どうなるかというと実績の低い部署に飛ばされ立て直しを命じられるのです。

一生懸命頑張った結果が実績の低い部署の立て直しという

マイナススタートに立たされる仕事に就くことになるのです。

②教育した子は引き抜かれる

真面目な人は仕事ができるが故教育係になります。

ここでも真面目なので部下を一生懸命育て立派に部下を育て上げます。

しかし、育てた部下は自分を追い越して昇進し、

その部下が消えた穴埋めを真面目な人がすることになります。

昇進した部下を育てたのは真面目で

仕事が出来る人なのにそこに対して評価されることはありません。

③お給料が上がらない

会社というのは経費との戦いで成り立っています。

一生懸命頑張って仕事もできるからではお給料は上げてくれません。

成果に対する恩給はボーナスくらいです。

成果を上げた人にしっかりお給料が反映されるらなまだ報われるんですが・・



職場で「いい人」を辞めた結果どうなる?


職場でいい人をやめると驚くほど大きな効果が得られます。

ここでは、いい人をやめると起こる4つの効果をご紹介します。

①本音で話すことが出来るので人間関係が深くなる

人は本音で話すことが出来なければ上辺だけの関係で終わってしまいます。

「それでも構わない」と言う人はそれでいいのですが

意見の相違で相手とぶつかり合うことがあっても、

相手をよく知れることが出来れば、人間関係は好転します。

②見栄や嘘をつく必要がなくなる

いい人をやめることで見栄や嘘をつく必要がなくなります。

相手のことを考えていい人を演じている時は

自分が思ってもいないことを言わないといけないことが多々あります。

いい人を辞めありのままの自分を正直に表すことができれば

逆に相手があなたのことを認めてくれるでしょう。

③断ることができるようになるので自分に使える時間が増える

何でもかんでも頼みごとを聞いていると

自分に使える時間が無くなりプライベートが充実できなくなります。

嫌なことははっきりと断って自分の時間を増やせるようになれば、

自分の心に余裕が生まれるのではないでしょうか?

④周りの視線を気にする必要がなくなる

いい人をやめれば、他人の評価が気にならなくなります。

他人の評価を気にして生きていると本当に自分がしたいことがわからなくなってしまいます。

自分が本当にやりたいことだけを考え生きていくようにしましょう。



いい人すぎるのをやめるとみえてくるもの


社会で生き抜くためには時にはいい人になり

時には冷たい人にならないといけない時があります。

でもほとんどの人は「いい人でずっといたい」と思っているはずです。

いい人でずっと居れることができれば周りの人に嫌われることもないし

いい人でずっといれば周りからの評価も上がります。

しかしそれは仲間内だけのことだけであって、会社の評価は決して高くありません。

会社で生き抜いていくためには周りの人に好かれてばかりではダメなのです。

いい人でいようとすると言いたいことも言えなくなるので

仕事上の注意をしても

「あの人に怒られても怖くないから適当でいいや」

となめられてしまい言うことを聞いてくれなくなります。

そういった面でもいい人を辞め会社では言いたいこと言うスタンスをとっていれば

「あの人は適当なことをするとめちゃくちゃ言ってくるからちゃんとしよ」

となり後輩や部下が言うことを聞くようになり、

尊敬のまなざしを向けられることもあります。

いい人を辞めることで見えてくる景色はたくさんあります。

これを見ているあなたもぜひいい人を辞めてみて下さい。

なにが違った景色が見えるかもしれませんよ。



仕事では「いい人」すぎるのをやめて疲れない人間関係を築きましょう


みんなが嫌ががる仕事も引き受けてくれて、

疲れているのに愚痴一つ言わずに長々と働いてくれる、

そんないい人が会社には必ず存在します。

この記事を見ている人はもしかしたら

それが自分のことだったりするのではないですか?

いい人たちにはみなさんは共通して他人との間に線引きができていません。

この線引きをしっかり作ることができれば、

いい人から脱却でき互いに無理のない人間関係を築くことができます。

互いに無理のない距離感を作るには、自分の軸をしっかりと持ち、

相手の領域には踏み込み過ぎないように注意をはらっていれば

相手の境界線を越えることがないのでいい距離感を保つことができるのではないでしょうか?

お互いの距離感が掴めた人間関係をつくるのに必要なのは「脱いい人」です。



まとめ


誰だってずっといい人でいられるならいたいですよね?

しかし、会社でいい人でずっといようとすると、

部下からも上司からも信頼関係を築くことはできません。

だからといってずっと「嫌な人」になれと言っているわけではありません。

社会人はいい人と嫌な人を使い分けなければいけない場面がたくさんあるのです。

いつまでも「いい人」でいようとする人は会社でいい人間関係を築くことはできません。

時には「言うことは言いますよ」というスタンスをとらなければいけないのです。

勇気がいることですが、この社会を渡っていくには必要なことなのです。